- 読書体験をより良いものにするにはどうしたらいいでしょうか!?
- 実は、自分と相手のためになる意識が大切かも。
- なぜなら、本の内容の「説明」を考えることで、問いと答えが明確化するからです。
- 本書は、トヨタの1枚企画書の本で有名な浅田すぐるさんが、同じく1枚アウトプットの読書法に触れてくれます。
- 本書を通じて、自分も相手も幸せにする読書法の考え方に触れられるでしょう。
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パーパス・リクエストを活用せよ!?
読書してますか?私は、なんとか継続できています。みなさんのご声援のおかげです。いつも本当にありがとうございます。
読書をするにあたって、こんなお悩みありませんか?「全部読んでたら、時間がなくなる!」「著者が本当に言いたいことがつかめない」「細かく読み込んでいたら、全体像を見失っちゃった」などなど。これって、過去の勉強の悪い名残かもしれません。
読書は正解を求めるためのものではありません。むしろ、浅田すぐるさんが言うように、自分の求める答えを拾う作業としてとらえてみるといいかもしれません。
読者である「あなた」が、「本や作者」に、「自分が知りたい、学びたいと思っていることを教えて」とリクエストする「記述内容や作者の意図を正確に読み取る」よりも、「自信の目的達成に繋がりそうな記述を拾う」ことにフォーカスする。これが、この読書法の最大のポイントです。
目的を最速で達成する読書法:「パーパス・リクエスト」とは?
これを、パーパス・リクエストといいます。パーパス・リクエストの手順はこんな感じです。
ステップ1:「目的」を明確にする
ステップ2:本を読み、「目的」達成に関係しそうな記述を拾う
ステップ3:自分なりの考えをまとめ、「目的」達成に活用する
「目的意識」を明確にすることで、すべての書籍を良書に変えることができます。
そして、パーパス・リクエストは、自分軸だけに求めないほうがよいです。
読書(READ)でLEADしましょう!
読者は、著者のためにあるのではありません。読書は、自分のため、ひいては、自分と他者のためにあるのです。
・まずは、「著者のため」ではなく「自分のために」読む
エピローグ LEAD TO “SKY DIVE”
・それができたら、今度は「他者のため」に読む
・その読みは、結果的には早晩、「自分のため」に再度返ってくる
まずは、自分を群衆から抜きん出るようにする。LEAD。
他者に引き上げてもらう。LEAD。
そして、他者を導き、引き上げる。LEAD。
こうして、ウィンウィンな読書体験として、読むことがさらに有意義になります。まさに、読書もコミュニケーションなのです。自分と本という限られた関係ではなく、本を通して社会とつながる体験を志向しましょう。
ここで、過去の投稿「【そんな先入観、楽しくぶっ壊せ!!】アート思考のドリル|若宮和男」で、中動態という概念をご紹介しました。
芸術家は自分が思うとおりに作品をつくるのではなく、つくる過程の中でさまざまな刺激を受けて変化しながら、作品を生み出していくのです。そして作者は作品の制作によって変化し、作品によって改めて作者としての「自分」に出会い直します。このような相互作用的なあり方が「中動態」です。
アート思考のドリル|若宮和男
アート制作も中動態ならば、読書も中動態なのかもしれません。本は、自分と他者、そして社会へとつながる媒体(メディア)なのです。
3つの視点でパーパス・リクエストに応えてみましょう
では、読書を自分のため、相手のため、ひいては、自分のためにする方法とは、具体的にどんなものでしょうか。
・なにが良かったか?・・・What?
ステップ3:3つの質問に答える
・なぜ良いと感じたか?・・・Why?
・どう活用したか?(活用するか?)・・・How?
この3つの視点を通じて、パーパス・リクエストのQに答えていきましょう。さらにこれらの情報を1枚のメモとして蓄積していくことで、日常生活の中で引き出しやすくなります。本書は、浅田すぐるさんのおすすめ本も数多く掲載されており、それも含めて大変刺激的なものです。ぜひ、ご一読を!
まとめ
- パーパス・リクエストを活用せよ!?――正解を探すのではなく、目的意識を持って、自分に本を引き寄せましょう。
- 読書(READ)でLEADしましょう!――自分のため、相手のため、ひいては、自分のためを意識した読み方をしてみましょう!
- 3つの視点でパーパス・リクエストに応えてみましょう――パーパスリクエストを、What、Why、Howで答えを導き、1枚メモをまとめてみましょう。
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