【まず動くこと!?】考える前に動く習慣―――始める、進める、続ける 禅の活かし方|枡野俊明

考える前に動く習慣―――始める、進める、続ける 禅の活かし方
  • どのようにしたら、よりよい人生の時間を過ごすことができるでしょうか!?
  • 実は、活動することが大切かもしれません。
  • なぜなら、心は身体つ密接に繋がっているから。そして、経験が自分を成長させるから。
  • 本書は、禅僧でもあり庭園家でもある枡野俊明さんによる活動することのすゝめです。
  • 本書を通じて、悩むのではなく動く重要性を実感することができるでしょう。

動くこと、よいこと!?

まず動く。そうすれば、何かが変わる。何かが始まる。

はじめに

考えを巡らせていても、堂々巡りになって、何も変わらないかも。思考することも大切ですが、現状を打破するためには、まず動くことが大切です。

禅では、何より「行動」することを重んじます。「禅即行動」という言葉があります。これは、修行の基本は、同じことを理屈抜きで繰り返すことにあることを説いたものです。

まず、動きましょう。そして、次に、続けてみましょう。

いい人生の土台となる習慣をつくる柱となります。

はじめに

比較をしないこと!?

動きながら、自分自身と向き合ってみましょう。自分の中にある内発的な力を信じて、次の動きを見つけていきましょう。

その時、人と比較する視点は不在になります。自分の行動に夢中になっていれば、それ自体が目的化するので、人と比べて悩んだり、苦しんだりそういう、視点が払拭されていきます。

別の考え方をすれば、比較をしても、自分はなんら変わらないということです。これは、誰にとっても自明の理。だから、比べても意味がいないのです。

「脚下照顧」
――その意味は、自分の足下を見つめなさい、ということです。足下をしっかり見つめて、そこでやるべきことをやる。大事なのはそこです。

昨日の自分より、「半歩」でも先に進む

他人と比べて、上だ・下だと一喜一憂するのは、自分の足下から目をそらして、よそ見をしていることです。

ただ、ひたすらに行動する、その先に、没頭があり、結果的に自分の個性が形作られていくスパイラルが待っているのです。

「他人の期待には応えるな。自分の期待に応えるんだ」

タイガー・ウッズ――プロゴルファー

自分のことを本当に心の底から期待しているのは、自分自身であり、その期待に応えようとすることができるのも、また、自分自身なのですね。

枡野俊明さんのこちらの著書に関する投稿「【人はそもそも何も持たない!?】比べず、とらわれず、生きる|枡野俊明」も大変おすすめです。ぜひご覧ください。

口癖を見直す!?

ご縁という「世界とのつながり」が、あなたを取り巻いています。あなたは、あなただからあなたなのではなく、あなたは、社会とのつながりの中において、見出されるものです。

だから、口ぐせに気をつけましょう。

「疲れた」という言葉があります。なぜ、疲れるのでしょう。それは、「やらされているから」ではないでしょうか。自ら進んでやったこと、自らの意志に動かされて行ったことであれば、本当は「疲れない」はずです。

主体的に動いていないから疲れるのです。

いい「口ぐせ」は、いい人間関係をつくる

次のような禅語があります。

「随処作主 立処皆真(ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)」

どんな場所にあっても、なにごとに対しても、主となって懸命に取り組めば、そこには自分の真の姿がある。という意味です。

主となるということは、自分のすべてを投入していくということになります。

「やらされて」いたら、すべてを投じることはできませんし、真実の姿をそこに見いだせるわけでもありません。充実感とも無縁になってしまいます。

だから、疲れてしまうのです。

自分の口から「疲れたー」と言葉が出そうになったら、自分が主として動くことができているか、見つめても良いかもしれません。

自らが、主となって、動く。そこに、あなたの本当の姿を見出しましょう。

まとめ

  • 動くこと、よいこと!?――「動く」ことでのみ、自分が成り立っていきます。
  • 比較をしないこと!?――自分に与えられたことに対してひたすら「動く」ことです。
  • 口癖を見直す!?――「つかれた」という口ぐせは要注意。自分が主になっていないかも。
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