【人はそもそも何も持たない!?】比べず、とらわれず、生きる|枡野俊明

比べず、とらわれず、生きる
  • 自分の人生を生きていくには、何が大切でしょうか!?
  • それは、誰とも、何とも比べないことかも。
  • そもそも、人は何も持っていません。
  • 本書は、禅の思考から、生き様を深ぼる1冊です。
  • 本書を通じて、自分なりの社会との関わり方の視点を見つけることができるでしょう。
枡野俊明
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そもそもなぜ比べたがるのか!?

人はなぜ、そもそも比べるのが好きなのでしょうか。自分にないもの、人にあるものを、おいかけて、いつも枯渇しているように感じています・・。

それはきっと、他人と比較することで、自分の位置を確認したいからだと思います。

06 比べることの愚かさに気づいて

つまり、自分の姿を確認するために、人は人と比べているのかもしれません。自分のことはよく見ることができません。まず身体を全部見られませんし、自分の心も客観的に見ることは残念ながらありません。

また、仏教や禅の「縁起」という教えからすると、やはり自分は見えなくて仕方のないものと解釈されます。「縁起」とは、すべてのものごとはつながっていて、その結果、ものごとが状態として成り立っているという世界観です。確固たる自分は存在せず、つねに他人との関わりの中に自分が存在している状態です。父・母・子ども・孫・祖父母・社長・部長・課長などなど、そういう言葉にも関わりを定義するヒントがあります。

そして、関わりの中でしか自分が見えないことをどこか、感じるため、他人との関係に興味を持ち、ついぞ比較に意識が向いてしまうのかもしれません。

人はそもそも何も持たない!?

人は、大人になるにつれさまざまなものを持ちます。モノや財産、地位、お金、学歴などもそうかも知れません。それらをまるで生まれた時から持っていた、あるいは、持つ権利を持っていたように感じてしまう生き物です。

本来ならば無一物なのですが、すっかりそのことを忘れています。

02 誰も、何も、もってはいない

一旦手に入れた(ように感じたもの)を手放すことを、人はとても嫌います。そして、持ち物をさらに増やしていってしまう。物欲はとどまることを知らず、いつしかまわりはもので溢れてしまい、そのことがさらなる執着が増えていきます。

でも、人は本来何も持ちえません。生き死にの中で、たまたま縁がある程度で、それは本来所有ではないはずです。そのことに気づいて、身軽に生きてみることがタイミングかもしれません。

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人や社会との関係性を変えるには!?

人とくらべて、何がない・あるというのは、受け身優位の感覚です。

そうではなくて、自分から積極的にご縁を活かすような考えを持つことが、比べる感覚にとらわれないポイントかもしれません。

人と人との関係は、もちろんお互いに心によって生じるものです。

12 人から慕われたいなら、人を慕うこと

囚われの心を解放するには、自分から積極的に関わることです。自分のほうから行動を起こすこと。相手が行動を起こしているのを待っているだけでは、望んでいる関係は築くことができません。

愛をもって、一歩踏み出して、自分にできることを一生懸命探し、やり続けることが、不安をなくし、安心に過ごす秘訣なのかもしれません。

枡野俊明さんは多くの著書を書かれています。こちらの投稿「【よりよい人生のために必要なこととは!?】仕事も人生もうまくいく整える力――禅が教えてくれる98の養生訓|枡野俊明」もぜひご覧ください。

まとめ

  • そもそもなぜ比べたがるのか!?――自分を認識したいからです。
  • 人はそもそも何も持たない!?――何も持たないから、比べる必要なんてないのです。
  • 人や社会との関係性を変えるには!?――自ら行動すること、そしてご縁を活かすことです。
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