- 超忙しいのに、何かものたりないと、ふと思うことはありませんか。
- 実は、「人生の戦略」が必要かも。
- なぜなら、私たちは、よりよい人生を目指すのであって、多忙がほしいわけではないのです。
- 本書は、そんな人生の本質を見通すための実践書です。
- 本書を通じて、自分が本当に目指したいことを見つめ、そのために毎日の時間をどのように使っていけばよいのか、超長期の人生戦略の視点を得ることができるでしょう。
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成功とは、どれだけたくさんのことをしたかではない。何を達成したかでさえ関係ない。成功とは、人生の目的を知ること、自分の可能性を最大限に発揮する方向に進むことだ。
――エリン・メイヤー『異文化理解力』(英治出版)著者、『NO RULES:世界一「自由」な会社、NETFLIX』(日本経済新聞出版)共著者、INSEAD教授
「ロング・ゲーム」とは!?
目先の仕事に追われるのではなく、自分の本当にしたいことを見つけ、それに向けて自分のペースで生きること
監修者あとがき
あまりの忙しさに目が回る、本当に自分の時間を生きている気がしない・・そんなふうに感じることはありませんか。あなたの忙しさは、あなたの使命に基づくものでしょうか。あるいは、誰か他の人の使命に基づくものでしょうか。
このジャッジさえする時間を持てない!というのが、本音なのでは!?あるいは、そんなことを考えている時間があったら、まずは行動!仕事!という方もいらっしゃるかも知れません。
でも、人生というロングスパンで考えた時、その馬車馬アクションはいつまでつづけられるでしょう・・今だけ、と思ってやっていても、それはあくまで短期的な部分最適的なこと。本当にやりたいこと、本当に達成したいことを念頭に、自分の人生の「ロング・ゲーム」と向き合うことが、いま求められているのではないでしょうか。
大前提!「余白」の必要性とは!?
あまりに時間がない状態では、ものごとをじっくり考えられません。
あまりにも多くの人がゆとりを失っている。つねに何かに急かされて、追い詰められ、焦っている。
はじめに
大切なのは、自分のやりたいこと、自分で設定したやるべきことを、やるのです。
本当に大切なことを中心にスケジュールを組む。
第1章で学んだこと
行動を始めると、人からのオファーが来ます。会いたい、やってもらいたい、任せたい、相談したい・・などなど、駆け出しの頃は、きっとチャンスを逃すまい!と、いろんなオファーを無理にでも入れ込んでしまうかも知れません。
成功するにつれ、増えていくチャンスのすべてに「イエス」と答えるのは、短期的に見れば一番簡単な方法だ。
第2章 魅力的なことに対しても「ノー」と言う
でも大切なのは、自分のゆとりの時間を確保することです。だから、すべてを受けるのではなく、時には「ノー」と言わなければなりません。でもここが難しい・・。「ノー」ということは・・・と、いろいろな思いを巡らせることでしょう。そんな時に簡単なのは、次に引用するドリー・クラークさんの友人の補助線です。
何かをするかどうか決めるときは、『すごい!最高!絶対やる!何があってもやる!』と感じないのであれば、やらないのが正しい」と友人は言ったという。
「すごい!最高!絶対やる!」と感じないなら「ノー」と言う
ゆとりの時間を確保していくと、いよいよ「ロング・ゲーム」をプレイする準備が整います。
How to play 「ロング・ゲーム」?
「自分はどんな人間になりたいのだろう?」と、自らに問いかける質問だ。
どんな人間になりたいか
大切なのは、指針を持つことです。人生のベクトルがなければ、「ロング・ゲーム」をプレイする羅針盤を見つけることができません。あなたが、はまってしまうことはなんですか?あなたが、とても好きなことはなんでしょう?そして、そんな気になるテーマに共通するパターンはありますか?
自分の偏愛を探しましょう。偏愛探しが、「ロング・ゲーム」でとても重要なポイントとなります。
偏愛探しについては、過去の投稿「【人生のコンパス持ってますか!?】Dark Horse|T・ローズ他」も、おすすめです。自分の大好きなことを追い求めて、結果的に、成功を手にする人を「ダークホース」と呼び、彼らのキャリアを紐解いてくれています。とても刺激的な1冊です。
自分の目指したい北極星を探すことから始めてみましょう。

Google社には、20%ルールという本業以外のことに挑戦する時間が設定されています。ここから、Gmailなどの素敵なサービスが登場しています。これをドリー・クラークさんも採用することをおすすめしています。
20%ルールに価値があるもう一つの理由は、「新しい挑戦が安定した収入につながるまでにはそれなりの時間がかかる」からだ。
チャンスのための時間をつくる
案外成功するまでには、途方もない、何もリアクションのない、時期を黙々と過ごさなくてはなりません。こんな時、20%の投資時間が、バランスをもたらします。また、同時に必要なのが、「戦略的忍耐」です。戦略的忍耐とは、成功するまでには無風状態が続くことを認識し、そして、そこから抜け出せることを信じて、今やるべきことを粛々とやり続けるために必要な力です。
人生のほとんどの時間は、「欺きの段階」だといいます。これは、長期停滞期間のことです。あまりに成果が伴わないため、「自分には才能がない」とか「この筋では成功できない」と諦めを誘う期間です。でも、成功には時間がかかるもの、そして、努力は指数関数的にドライブをかけてくるものです。これを信じて、一定期間、続ける努力が肝心なのです。
一方で、あまりにも芽が出ないことに一生懸命になっていても、それはそれで盲目的です。そうではなくて、ここにもバランス感覚が求められます。ドリー・クラークさんは、これを「探すモード」と「集中モード」で説明しています。
探すモードは、自分の北極星に沿ったTO DOを発見すること、そして、集中モードは、そのテーマを掘ってみること。だいたい、3ヶ月~6ヶ月で、モードを入れ替えていくといいます。
探すモードと集中モードで人生にメリハリをつけると、集中力を効果的に活用することができる。さらに視点を広げれば、この考え方は、私が提唱する「キャリアを波で考える」というコンセプトの根拠にもなっている。
「探すモード」と「集中モード」
ドリー・クラークさんのいうように、キャリアには4つの波があります。
- 1)学ぶ・・まずは、「知識をつけること」。知識のない人をだれも信用してくれない。
- 2)創造する・・自分にしかできないことを人に知ってもらうためには、創造するしかない。
- 3)つながる・・正しい人とつながればサポートしてもらえる。自分の声をもっとたくさんの人に届けられる。
- 4)収穫する・・積み重ねた努力から豊かな実りを収穫する。
あなたは、今熱中しているテーマがありますか?北極星は見えていますか?何か実行に移していても、まだ、目が出ずに苦しい思いをしていませんか?そんな時、本書をぜひ手にとってみてください。新しいことを挑戦する一歩、その勇気をくれます。人と違ったことをするには、勇気が必要です。でも、その一歩の先に成功はあるのです。
キャリア戦略を見出すには、自分をWHYで深ぼることもよい機会になるかも!過去の投稿「【キャリア・アンカーを活用した内省の仕方とは!?】自分らしい働き方はWHYがすべて教えてくれる|粟野智子」もおすすめです。

まとめ
- 「ロング・ゲーム」とは!?――目先の仕事に追われるのではなく、自分の本当にしたいことを見つけ、それに向けて自分のペースで生きることです。
- 大前提!「余白」の必要性とは!?――余白がなければ、自分と向き合えません。何をやるにも内発的な意図に基づくものなのかを考えられる余裕を持ちましょう。
- How to play 「ロング・ゲーム」?――自分の人生ビジョンを持ち、4つの波をとらえていきましょう!
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