- よりよい人生のために何が必要でしょうか!?
- それは、人生の見立てかも。
- なぜなら、道を見つけるのは、視野の問題だから。
- 本書は、ブッダの言葉の現代語訳です。
- 本書を通じて、2500年以上の歴史ある仏教の真理を通じて自分の人生を振り返ることができます。
2つの道とは!?
人生には2つの道があります。
ひとつの道は、みみっちい利益と名声を追い求める寂しい道。
036 二つの道
もうひとつの道は、心の安らぎに至る真理の道。
ブッダの言葉に触れるのであれば、2つ目の道を目指したいもの・・。
世間の評判や名声など放っておいて、孤独の中に自分の内面を探究するように。
足るを知るとは!?
欠乏感を増幅させていると、幸せを感じる余裕がなくなります。名声、お金、贅沢・・全部求めすぎてはいけません。
君の手に与えられたものがたとえどんなにわずかでも、君がそこに幸せを見つけるなら、「足るを知る」充足感で心はきれいに澄んでいく。
047 自分に与えられているものに幸せを見る
インドの詩人タゴールの詩の一節を思い出します。
危険から守り給えと祈るのではなく、 危険と勇敢に立ち向かえますように。 痛みが鎮まることを乞うのではなく、 痛みに打ち克つ心を乞えますように。 人生という戦場で味方をさがすのではなく、 自分自身の力を見いだせますように。 不安と怖れの下で救済を切望するのではなく、 自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。 成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような 卑怯者ではなく、失意のときにこそ、 あなたの御手に握られていることに気づけますように。
ラビンドラナート・タゴール『果物採集』より 石川拓治訳
「ある」と「ない」に動じず、手放すことに執着しない。喜んで捨てていくことで、見える世界もあるのかもしれません。
行動と言葉と思考のカルマとは!?
仏教では、行動と言葉と思考はすべて一体であると捉えます。死んで残るのは、自業自得の「業」だけ。私たちの行動・言葉・思考のことです。その蓄積があなたになる。
君という存在は、過去に「何を考えたか」によって、その考えたり感じたりした内容が、ひとつひとつ心に蓄積されミックスされた結果のつぎはぎとして、今、ここに立っている。
050 君は、これまで君の心が思ったことの集合体
ネガティブなことを思えば、ネガティブになるし、その反対もしかり。なるべくならば、ポジティブなことを思い、ポジティブを志向したいものです。
ネガティブなことを言ったり考えたりすれば、あなたに必ず還ってくる。それが「業」というもの。だから、ポジティブな行動、言葉、思考を目指したいわけです。
ブッダの言葉にさらに触れていくには、こちらの投稿「【毎日が楽しい修行!?】ブッダが教える愉快な生き方|藤田一照」もおすすめです。
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まとめ
- 2つの道とは!?――みみっちい執着の道か、安心安寧な真理の道か。
- 足るを知るとは!?――いま手にあるものをありがたいと思う気持ちです。それすなわち幸せ。
- 行動と言葉と思考のカルマとは!?――全ては自分に還ってきます。