【人や組織に投資するべき理由とは!?】モチベーション・ドリブン 働き方改革で組織が壊れる前に|小笹芳央

モチベーション・ドリブン 働き方改革で組織が壊れる前に
  • 何が、人の本質的な原動力となるでしょうか!?
  • 実は、「金銭報酬」「地位報酬」よりも、「感情報酬」に注目することがポイントかも。
  • なぜなら、感情こそが、人が社会的な動物として根源的に深く求めているものだからです。
  • 本書は、リンクアンドモチベーションの社長小笹芳央さんによる、感情=モチベーションによる組織駆動のヒントにまつわる1冊です。
  • 本書を通して、働き方改革の前に、必要なモチベーションの起点のヒントを得られるでしょう。

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組織の正しい捉え方とは!?

組織を捉える時に人数で把握していませんか?5名のチームとか、40名が所属する部門とか・・。でも、本質を捉えるには、ネットワーク的発想が必要であると著者の小笹芳央さんはいいます。

私は、組織を「要素還元できない協働システム」ととらえている。

人数ではなく「関係性の数」を見る

一人ひとりが一人ひとりと繋がってネットワーク的組織を構築します。この考え方でいくと、人数ではなく、つながりで表現されるべきものが組織なのです。(所属する人数)×{(所属する人数)-1}÷2が、つながりの数になります。だから6人であれば「15」、10人であれば「45」のネットワークが想定されます。人が増えれば、関数的にネットワークが増えていきます。だから、組織は複雑なのです。

個が起点時代の落とし穴とは!?

いま、働き方を取り巻く環境が大きく変わってきています。価値の源泉も、業界→企業→個人へとシフトしているのです。こうして新しい働き方や副業を機に、フラット型の組織が注目されています。でも、本当にフラット型組織は落とし穴があるといいます。

組織がフラット化する中で、(所属する人数)×{(所属する人数)-1}÷2の計算結果のように、ネットワークが膨大に増えていきます。でも、それでは、あまりに複雑化しすぎてしまい、管理やモチベーション向上などについても、ハードルとなってしまうのです。

なぜなら、人のモチベーションを高める要素は、「所属」「直属上司」「職場状況」に依存するからです。あまりにフラットな組織だと、特に「所属」と「直属上司」での要素の下支えを失うことになります。

企業には必ずといっていいほど組織図がある。なぜ組織図をつくるかといえば、それが権限の配分図であり、コミュニケーションチャネル図だからだ。

組織図のない組織に組織力はない

企業が「人」や「組織」に投資するべき理由とは!?

モチベーションの源泉には、「所属」「直属上司」「職場状況」があり、かつ、これを自在に達成していくためには、「One for All, All for One」の発想が大切です。一人と組織を大切にして、様々な課題に対してこのバランス感覚で応えていくのです。

OSとしての「One for All, All for One」

OSとしての「One for All, All for One」

まさに、このバランス感覚こそが、組織によって、時代によって、あるいは状況によって使い分ける発想が、働き方を考える上で重要なのでしょう。

組織から与えられる喜びは、何ものにも変えられないほど大きい。

答えは、モチベーション・ドリブンしかない

過去の投稿「【2年後の働き方考えてる?】組織にいながら、自由に働く。|仲山進也」では、個を生かして、組織で働くことが説かれていました。本書と一緒に読み進めることで、個人と組織の関係、「One for All, All for One」のバランス感覚に刺激を得られると思います。

アイデアやホスピタリティ、モチベーションといった、ハードではなくソフトの部分に価値の源泉が移ってきている。これが「ソフト化」だ。

企業が「人」や「組織」に投資するべき理由

モノが飽和する時代において、モノ単体での価値提供が厳しい時代になってきています。アフターフォローやマッチング、コンサルティングなどの顧客タッチの領域がこれから特に注目されると考えます。そんな時、組織価値の源泉は、よりいっそう人や組織、チームに求められているのです。また、常に人材不足の日本において、いかに自社とよりよい関係を築いていけそうな人材を確保できるか!?も課題になっています。

ますます、「人」や「組織」への投資が効果を発揮する時代です。

まとめ

  • 組織の正しい捉え方とは!?――所属人数ではなく、ネットワークで捉えましょう。
  • 個が起点時代の落とし穴とは!?――フラット型組織が賛美されていますが、これではモチベーションの源泉を持つことが難しいのです。
  • 企業が「人」や「組織」に投資するべき理由とは!?――「ソフト化」する時代において価値の源泉が人やチームにあるからです。

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