【意志に頼るな!環境を変えろ!!】FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略|ベンジャミン・ハーディ,松丸さとみ

FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略
  • 人は、どうしたら成長するのか?
  • 実は、内発的な意志は、結果論かも。
  • なぜなら、人は環境に合わせて自分を変えていくからです。
  • 本書は、超端的に自分を変える方法を語ってくれます。
  • 本書を通じて、一度、自分の周辺を見渡してみるいいきっかけを与えてくれるでしょう。

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ベンジャミン・ハーディ,松丸さとみ
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環境を変えろ!?

しばしば、内発的動機、意志のチカラがフォーカスされることがありますが、実は、変革の根本には、環境が最も影響しているという趣旨です。過去の投稿「【THE POWER OF JUST DO IT!!】セルフコントロール大全|堀田秀吾,木島豪」においても、人はやる気からスタートするのではなく、行動が先立ち、やる気がついてくるということを紹介しましたが、本書はさらに、その行動の起こし方に触れていると言えるでしょう。

人生に変化を起こしたいなら、意志力を発揮するのではなく、ただ環境を変え、自分が演じている役割を変えればいい。これをうまくやるには、次のことを理解している必要がある。
・自分に何ができるかは、意志力ではなく「状況」による
・あらゆる環境には「ルール」がある
・あらゆる環境には「上限」がある
・人の価値観は絶対的ではなく「相対的」である
・人は常に「役割」を演じている

デイヴィッド・ホーキンス博士の提言

実は、動物の進化も環境が影響しているのでした。環境があるからこそ、「突然な変異」が生きる力として、結果的に選ばれるのです。そして、現代に生きるわたしたちは、幸運なことに、環境を変えることはできませんが、環境を選ぶことはできます。

過去の偉人のたまたまを紹介した過去の投稿「【歴史はなぜあなたを悩みから解放するのか?】歴史思考|深井龍之介」を思い出します。イエス・キリストやブッダなどなど、歴史的人物はたまたま周りの環境がそうであったがばっかりに、特に注目されるようになったともいえます。事実、その当時、同じような考え方や修行をしていた人は、いたわけで、有名無名も実は本人の能力ではなく、環境のあり方が大きく寄与していると考えても良いのかもしれません。

なぜ環境が、あなたを変えるのか?

自分の求めるものを手に入れるにはまず、どんな状態でいるかが重要だ。そこから行動に移すのだ。「ある状態でいる(be)」→「行動する(do)」→「手に入れる(have)」。この逆はあり得ない。

なぜ「朝がいい」のか

まず、どんな状況でいられるのかがポイントです。この逆でもないし、順番が違っても、それは長続きしないでしょうし、根本的な変革をもたらしてくれません。でも、実は仕事や社会では、往々にしてこの順番を間違うケースがあります。特に分業化が進んでいる中で、自分の立ち位置がよく見えないことって結構あります。ちょっと立ち止まって、全体を見てみる習慣が大切だと、著者のベンジャミン・ハーディは語ります。特に、朝を活用するべきだといい、瞑想やマインドフルネスも良いが、「ジャーナリング」をおすすめしています。

「ジャーナリング」の効用は、過去の投稿「書く瞑想――1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される|古川武士」でも触れていますので、ぜひご覧ください。目標は文字として書き出したほうが、頭の中においておくよりもずっと実現しやすくなる。第一、書くという「行動」に移せていることがポイントでしょう。やる気は、行動から生まれます。

よい環境の条件とは?また、日常環境の作り方とは?!

環境の条件は、実はある一定のストレスだといいます。ストレスがないところでなんて、人は成長しません。きっとものごとの共通していることだと思いますが、成長する、あるいは変わるということには、莫大なチカラが作用します。エントロピーが増大するのでそのままの姿でいる事自体が、不可能なのに、さらに、そこから成長や変容を遂げようとするなんて、それは、困難を極めることが容易に想定されます。

人間は、鍵となる2種類の環境を必要としながら進化してきた。「強力なストレス」と「リカバリー」だ。どちらの環境においても、そこにいると人は完全に”自分がいる状況”に集中できる。ストレスに満ちた環境では、完全に100%、スイッチが入った状態になる。リカバリーに向けた環境では、完全にオフになる。

「とんでもないレベル」で切り替えをする

一定のストレスに賭けましょう。「いい環境」の条件とは次のようなものです。

  • 「多く」をつぎ込む(お金、時間、気持ち・・)
  • 「社会的なプレッシャー」がある
  • 低いパフォーマンスには「高い代償」を求める
  • 「逆境」が存在する
  • 「目新しさ」がある

習慣のチカラも絶大なものです。毎日のことになれば、チリツモを期待できます。ベンジャミン・ハーディは次のようなポイントをおすすめしています。

1)ガジェットと距離をとる
2)仕事から「完全に離れる」時間を持つ
3)「奴隷」をやめる(自分の意志で行動してみる)
4)人間関係を構築する

また、結局のところ人間関係が最も重要だと、彼は語ります。新しい出会いを通じて、自分を変革させるきっかけをどれだけつくれるか、挑戦をしていきましょう!

まとめ

  • 環境を変えろ!?――人が変わるには、意志ではななく、環境のチカラが不可欠です。
  • なぜ環境が、あなたを変えるのか?――行動の原点である、どうあるか(be)に作用するからです。
  • よい環境の条件とは?また、日常環境の作り方とは?!――強いストレスと、リカバリーのバランスです。

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