- いま、より良く生きられていますか?
- 実は、「もしあと1年で人生が終わるとしたら」という問いに向き合うことはより良く生きるヒントになります。
- なぜなら、死という最大の不自由を前に、今の自由を感じることができるからです。
- 本書では、何人もの死に立ち会ってきたホスピス医、小澤竹俊さんが、一生の向き合い方を語ってくれます。
- 本書を通じて、日頃、曖昧にしていた人生の意味に向き合う機会を得られるでしょう。
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人生の〆切を考えてみよう
なぜこのような問いかけをしたかというと、人生に締め切りを設けることで、何がやりたいか、何が大切かが明確になるからです。
CHAPTER1 もしあと1年で人生が終わるとしたら?
仕事をしていて、締め切りを設定すると、過ごし方がかわった!という体験をした人、少なくないのでは?
すぐに手がつけられたり、余裕が生まれて内容を充実させられたり、しますよね。
人生もそうなのかもしれません。
これまで何千人もの死と対面してきたホスピス医の小澤竹俊さんは、
表題の問いをもつことで、よりよい人生を見つけるヒントを得られると言います。
死はさまざまです。
穏やかになくなる方もいらっしゃれば、「早く死にたい」と心を閉ざしたままなくなる方もあるそうです。
さまざまな死に対して、ホスピス医は、「反復、沈黙、問いかけ」をもって接するといいます。
反復、沈黙で、信頼関係を患者との間に築き、問いかけを通じて、患者が気づきを得られるきっかけを提供します。
よりよい人生のための4つの視点
人生の最後に「より航海がない人生だった」「より良い人生だった」と思えるために必要な条件を挙げるならば、次の4つになるでしょう。
CHAPTER1 もしあと1年で人生が終わるとしたら?
そんなホスピス医の小澤竹俊さんが、人生をより良いものにするための4つのポイント(心がけ)をまとめてくれています。
1)自分で自分を否定しないこと
2)いくつになっても新しい一歩を踏み出すこと
3)家族や大切な人に、心からの愛情を示すこと
4)今日一日を大切に過ごすこと
これを読みながら、過去の投稿「【人生を学びにする方法とは!?】学びのわざ|齋藤孝」を思い出しました。齋藤孝さんの視点から「学び」について書かれた書籍です。
齋藤孝さんは、学びの原点には「感動」があるといいます。
感動を1日に1つでもいいから、得て、それを記録してみることから、学びの習慣が始まるともおっしゃっています。
小澤竹俊さんがあげられた4つのポイントも、「人生を学びにできているか?」という視点で見つめることができるかもしれないと思うのです。
「一人称の幸せ」を卒業しよう
これまで出会った患者さんの中にも、「一人称の幸せ」を卒業することで、本当の幸せや心の穏やかさを手に入れた方はたくさんいます。
CHAPTER3 仕事や夢、目標について
私が本書の中で、すてきな言葉だと思ったのが、「一人称の幸せを卒業しよう」です。
人は、一人では生きていない。
あらゆる関係性の中で、生かされていると気づく。
そうすると、本当のOPENマインドを得て、自由になれる。
そう説くのは、過去の投稿「【ラクがいちばん!】考えすぎない生き方1|藤田一照」での禅宗僧侶 藤田一照さんです。
人は関係性の中で生かされていると、思い出しながら、ありがたみを感じながらやっていきたいものです。
また、同じ藤田一照さんの書籍の中で、
メメントモリ、日々死を想って(恐れてではなく)与えられた貴重な時間を全力で暮らしているうちに、そこはかとなく死に照らされて陰影を増す生の姿が感じられてくると思います。
考えすぎない生き方1|藤田一照
彼は、こんなことも、語っていらっしゃいました。
まさに、今回の投稿で小澤竹俊さんが、提示されている「1年で死を迎えるとしたら」に呼応するものだと、思いました。
まとめ
- 人生の〆切を考えてみよう――死を感じ、受け入れることで、反対に自由を得られるはずです。
- よりよい人生のための4つの視点――つねに、感動を大切にして、学びをもって生きられていますか?
- 「一人称の幸せ」を卒業しよう――人は世界のあらゆる関係性の中で生かされているものです。このことに気づき感謝しましょう。
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