【どんな未来に備えますか!?】ビジネスモデルの未来予報図51|齊田興哉

ビジネスモデルの未来予報図51
  • 最近、未来予測に関する本をよく見て、「あー、どんなふうなビジョンを持っていたらいいのかな・・このまま知らないでもいいのかな」って思うことありませんか?
  • 実は、そんな方のためのぴったりな本を、この投稿でご紹介!
  • なぜなら、宇宙開発でご活躍した齊田興哉さんが、2020年~2050年までの未来を51にビジネスモデルで語ってくれるんです。
  • 本書では、デザインのちからも借りて、ビジネスモデルのイメージをとてもチャーミングに表現してくれています。51のテーマを、技術→ビジネス→ビジネスモデルという型で理解しやすいように整理してくださっているのもGood。
  • 本書を通して、未来の技術や社会の可能性について触れられます。

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齊田興哉
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今回の投稿では、51のビジネスモデルの内、3つをとりあげてみたいと思います。

8 デジタルツイン技術が、未来を正確に予想する

デジタルツインとは「リアル空間にある情報を収集し、仮想空間にリアル空間を再現する技術」のこと。つまり、現実世界のデータをもとに、仮想空間で現実世界を再現するということだ。

8 デジタルツイン技術が、未来を正確に予想する

こちらの内容は、メタバースの書籍を扱った過去の投稿「【新たなフロンティアとチャンスとは!?】世界2.0 メタバースの歩き方と創り方|佐藤航陽」でも触れられていました。

仮想空間を現実とそっくりにつくれたら、あらゆるシミュレーションを事前に行うことができます。

あれ待てよ・・そうなると、仏教における「縁起」という概念はどうなるんだ、とふと思いましたが、仏教では、おそらくこの仮想空間も含めて「縁」なのでしょう・・。

縁起については「【ラクがいちばん!】考えすぎない生き方1|藤田一照」もおすすめ。

日本のベンチャー企業SpaceData社は、衛星画像とAIと3DCG技術を組み合わせて、地球規模の仮想空間を作ることに挑戦していたり、米国ベンチャーSymmertry Dimensionsは、都市の人流、交通、IoTなどのデータをプラットフォームで統合することで、仮想空間を作っているそうです。

技術の組み合わせにより、コンバージェンス、つまり指数関数的な、社会変化をもたらしていきます。

過去の投稿「【本当に起きるか?ではなく、起きた時どうするか?】BCGが読む経営の論点2022|ボストン・コンサルティング・グループ」では、こんな言葉がありました。

確実に訪れる未来が起きるかどうかよりも、起きた時どうするかという心構えが大切です。

BCGが読む経営の論点2022|ボストン・コンサルティング・グループ

未来予測関連の本は、たくさんでています。これらを読んで、本当にそうなるかどうかは、最大公約数的に情報を拾えばいいと思います。

でも、本当に大切なことは、そこではなくて、その未来が来てしまうときに、うちの会社だったら、こうする!うちの事業だったら、こうする!という意志を今のうちから考えておくことなのかなと、わたしも思います。

12 「フードテック」で、健康に長生きしよう

フードテックによって、完全に食事を管理し、病気を遠ざける。さまざまな医療の進歩もあいまって、2050年までには平均寿命が90歳を超えるかもしれない。

12 「フードテック」で、健康に長生きしよう

ミートテック、完全栄養食、分子ガストロノミーなどの技術が進歩し、すでに市場に流通している食品もあります。

ここでわたしが大切だなぁと思うのが、食を「体の栄養補給」と「心の栄養補給」で、分割して考えてみることかもと思いました。

食は唯一、その全てを得られるものだと聞いたことがあります。例えば、お金や家や名声は食べられないけど、食は食べて自分にできます。もっとも根源的な欲求を満たす行為なのかもしれません。

そうしたときに、食の位置づけ次第では、さらにウェルビーイングを目指せるヒントを得ることもできるし、あるいは、もっとディストピアをつくってしまうことの引き金にもなるのかもしれないと思いました。

SFの映画をよく思い出します。「マトリックス」とか「ブレードランナー」とか、人間が想像しうることはは避けることも可能かもしれないと信じつつ、意志をもって、社会を作ることが大切でしょう。

15 「スリープテック」で睡眠に悩まない未来へ

良い睡眠のためのテクノロジー「スリープテック」のプロダクトが、リーズナブルな価格となって普及し、寝具の一部として当たり前に使われるようになる未来は、それほど遠くないと考えられる。

15 「スリープテック」で睡眠に悩まない未来へ

東大発ベンチャーZenoma(ぜのま)は、快眠パジャマを開発しています。このパジャマは、身につけることで心拍、呼吸などを計測して、眠りの深さなどを計測してくれるそうです。あるいは、フィリップス社の「SmartSleepヘッドバンド」は、快眠音楽を流してくれるだけではなく、脳波までも測定してくれるそうです。

今後、身体に装着する、あるいは身体に埋め込まれるデバイスによって、睡眠を測る制度は格段に向上することや、あるいは、1日中身体活動を計測できることから、睡眠の質を向上させるための生活習慣までフィードバックできるようなサービスが登場してくることでしょう。

まとめ

  • 8 デジタルツイン技術が、未来を正確に予想する――仮想空間技術で、高精度なシミュレーションが可能となり、現実空間へフィードバックできるようになります。
  • 12 「フードテック」で、健康に長生きしよう――ミートテック、完全栄養食、分子ガストロノミーなどの組み合わせにより、ひとりひとりにとって健康的な理想の食事を得られる時代がくるでしょう。
  • 15 「スリープテック」で睡眠に悩まない未来へ――睡眠計測技術が向上して、睡眠の質をより高めるサービスが登場しています。

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