【質問次第で、思考が深まり、人生が変わる!?】人生を変える「質問力」の教え|谷原誠

人生を変える「質問力」の教え
  • どうしたら、よりよいコーチングが可能でしょうか!?
  • 実は、質問=問いがとても大切です。
  • なぜなら、質問次第で、思考の深堀りと自らを含む人が動くことを目指すことができるからです。
  • 本書は、質問力を通じて、生き方や活動を検討するための1冊です。
  • 本書を通じて、どのようなスタンスと質問がものごとを深ぼるヒントになるのかを体感できます。
谷原誠
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質問とは?

人の性を考えてみましょう。人は質問をされると、その制約条件の中で一生懸命に頭を働かせてしまう生き物です。

例えば、「成功するには、なぜ質問力が必要か?」と聞かれた場合について検討してみましょう。これは誘導質問と呼ばれるものです。成功するためには、必ずしも、質問力が必要とは自明のことではないのですが、このように聞かれると、質問力が必要な理由について考え始めて、前提を固定してしまうことに気づかずに思考を進めてしまうこともあるのです。

人は質問されると反射的に、その質問に答えようとして思考し、考えてしまう生き物なんだ

質問にはどんな力があるか?

誘導質問のように、質問には、人に一生懸命に考えさせる力があります。人は質問についつい答えてしまう生き物であるということをまず覚えておきましょう。テレビの番組や人を引き付けるセミナーテクニックでも、こうした質問のちからは度々使われますね。

質問には、次の4つの力があります。

1.質問は思考を発生させます。
2.質問は思考の方向性(ベクトル)を限定します。
3.質問は答えを強調します。
4.質問に対する答えは相手を縛ります。

人は質問されてしまうと、その質問に一生懸命答えようと頭を働かせてしまいますし、質問の内容で上述のように制約条件の中で考えてしまうものです。

さらに、質問されて黙っていたり、質問の答えが出ない状況は辛いでしょう。だから、人は質問されると一生懸命に答えを探します。だから、そして見出した答えに強い意識を持つようになります。また、こうして生み出した答えは相手を縛ります。「明日、どこに行く?」と質問して、「はい、ジムに行きます」と相手が答えた場合、ジム以外の選択肢が見えづらくなってしまいます。

質問に対して、答えることによって、自分で自分を縛ってしまうからだ。

質問が持つ4つの力

質問の力を正しく作ることができれば、ものごとに対して自らの意志や考え方を見出し、その答えを強調し、行動に移すための原動力にすることができるということです。

自分に質問を向けよう!?

質問力を得ることが、次のことが可能になります。

1)自分をコントロールすることができる。
2)思いのままに情報を得ることができる。
3)人に好かれる。
4)人をその気にさせられる。
5)人を育てられる。
6)議論に強くなることができる。

これらの中で、特によりよい人生のために必要なことは、「自分自身」に対して向けられる質問です。

他人に対しても、有効な質問ですが、自分に対しても特に有効です。そもそも考えるということは、自分自身に質問をするということです。「なぜ、早起きができないのだろうか?」「どうしたら、よりよい朝の時間をつかうことができるだろうか?」「いま、当社に不足している経営課題はなんだろうか?」などなど、自らに対するまるで独り言のような質問があれば、自分自身の考えを進めることが可能になります。

成功者に共通する行動法則がある。それは『目標を設定し、行動を起こし、成功するまでやり抜く』ということだ。

自分をコントロールする質問

基本的なことだ!と思われる方も少なくないでしょう。でも、実際にこれらを実践できる人は、限られています。

まずは、自分に対して「人生で実現したいことはなにか」を問い続けることです。そしてこの答えをノートに書いていきます。その言葉が自らの実行を支えてくれ続けます。ノートを肌見放さずに持ち、さらにアップデートし続けることで、自分でもおどろくような行動や考えが次々に湧いてくるようになります。

自分を振り返り、自分のための質問を設定してみましょう。

たとえば、こちらの1冊「【頭がいいは、視点で決まる!?】メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける|澤円」もあわせてご覧いただきながら、自分自身に対する見立てと思考をアップデートし続けることが大切です。ぜひちょっと立ち止まって自らについて検討して見るヒントを得てみましょう。

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質問によって知るべきは?

アップル創設者、スティーブ・ジョブズさんは、有名なスタンフォード大学の卒業のおいわいスピーチにおいて、次のように語ったと言います。

『もし今日が自分の人生最後との日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?』

「今日が人生最後の日だったら」――アップル創設者 スティーブ・ジョブズ

自分が何に価値を置いているかを、常に意識していれば、自分の軸を見失うこともないでしょう。そして、常に外の環境に流されずに、まず自分のことについて検討することもできるようになるはずです。本当に大切なのは、自らにとってどんな時間を過ごしているかが、幸せなのか?ということに向き合うことです。

幸せというのはいまここで感じることです。また、お金や人脈が大量にあればあるほど幸せを感じられるかということも違います。自分が本当に求めていることに正直になりましょう。そして、ぜひ相手に対してもそのように接することも大切であることを知りましょう。

相手(自分も含む)を知ること、すなわち、相手の根底にある価値観を知ることがとても重要です。相手(自分も含む)をコントロールしようとしてはなりません。相手の根底にある価値観にふれることです。そこからしか、よりよい関係性というのを見出すことは不可能です。

まずよく話を聞き、その理由を見出しましょう。その先に、なにかより良い世界観を見出すことは必ずできるはずです。聞くことについてはなかなか勉強をする機会がないのでは?こちらの1冊「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる|ケイト・マーフィ」やこちらの1冊「【自他尊重に突破口がある!?】アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法|平木典子」もぜひご覧ください。

心が通じ合えば、きっとより良い世界観を見出すヒントをたくさん作ることができます。相手を知ることです。

まとめ

  • 質問とは?――思考を深め、行動を作るものです。
  • 自分に質問を向けよう!?――自分の深層心理にふれ、よりよい人生の時間を作るヒントを得ます。
  • 質問によって知るべきは?――相手(自分を含む)の価値観にふれることです。
谷原誠
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