【行動が窮地を救う!?】「九回二死からの逆転」 赤字家業の再生物語|河村厚志

「九回二死からの逆転」 赤字家業の再生物語
  • 何が、よりよい経営者の大切な要素になるでしょうか!?
  • 実は、行動かも知れません。
  • なぜなら、行動がなければ、会社によい機会を提供することができないからです。
  • 本書は、行動を通じて倒産の危機を回避した小さな会社の物語です。
  • 本書を通じて、経営者として大切な心と日々の行動について考えを巡らせることができます。
河村厚志
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行動がものごと推進のヒント!?

著者河村厚志は、父親の会社を継ぎます。しかし、その会社は、縫製工場で、業界の変化の中で、収益率が低下し、借り入れを運転資金に回すほどの状況でした。仕事の内容も、やり方も、従業員も、経営者も、ずっと変わっておらず、過去の成功体験を引きずっている状況でした。産業や業界は大きく変化し続けているというのに・・。

そんな赤字企業を継いで、当社代表となった河村厚志が、行ったことは、新しい人のつながりを求めることです。異業種交流会に参加したり、得意先企業を積極的に訪問したりします。そんな中から、新たな事業のヒントを見つけ、実行に移し小さな成功体験を積み重ねていきます。

詳しくは、本書をお手に取っていただきたいのですが、見事な逆転劇を繰り広げます。業界の慣習や過去からの惰性で変化を嫌う会社に新しい風を吹き込むことに成功したのです。もちろん、確かな縫製技術や関連するノウハウが当社には培われていたことがV字回復のための基盤になったことはいうまでもありませんが、新代表の理想を目指す気持ちと、それを実現するための行動が、なければそれは達成し得ないものでした。

計画的偶発性のクランボルツも、次のように指摘します。(「【幸運は引き寄せられる!?】その幸運は偶然ではないんです!――夢の仕事をつかむ心の練習問題|J・D・クランボルツ,A・S・レヴィン」)

  1. 予期せぬ出来事がキャリアを左右する 
  2. 偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる 
  3. 何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える 

常に出会いは、予期せぬできごとの中に潜んでいます。そして、予期できないということから、人はセレンディピティに対してどのようにマインドを作っておけばいいのか、見失いがちです。確定的でないことに対してなかなか一生懸命になれないのが人情だからです。

でも、そこをぐっと踏みとどまり、行動を続けてみよう!と、提要するのが、クランボルツの計画的偶発性です。計画的偶発性を引き起こす行動特性は、次の5つで分解できます。

  1. 好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける 
  2. 持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する 
  3. 楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える 
  4. 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる 
  5. 冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する 

河村厚志の行動はどうだったのか、見てみましょう。

1.好奇心・・業界や従業員に対して積極的に関わりを持ったり、業界外のことでも積極的に興味関心を持って、接触を続けました。
2.持続性・・取締役である母親との決裂など失敗したこともありましたが、それでも、活動を続けました。(後に、失敗ではなく、機会となったことを河村厚志も指摘しています。また、「損をしなければ失敗ではない」とも、語っています)
3.楽観性・・苦しい状況の中でも、ネガティブにならずに常に新しいことをや未来に向けた視線を忘れませんでした。
4.柔軟性・・これまでつくってきた、衣服だけではなく、パンツ、マスクや医療ガウンなど新しい取り組みを柔軟に取り入れています。
5.冒険心・・異業種交流や得意先企業など、積極的に外に飛び出していきました。そもそも河村厚志が、これまでの自分の事業をたたみ、父親の会社に挑戦をしてきたことも、大変な冒険心あってのことと思います。

このように、当社代表の河村厚志の行動は、まさに計画的偶発性の要素にあてはまるものになっています。運気を呼ぶためには、確立された行動原則があるのです。

どんな赤字会社も、窮地に追い詰められている経営者本人も、代わりたいという強い思いと、その思いに紐づく行動によって変われる

はじめに

自己効力感を高めよ!?

なにもないところから、力が無限に湧き出す人はいません。自分はできるのだという自信があれば、人は行動をやめない生き物です。そのための、自己効力感を見つけてみましょう。

自己効力感はスタンフォード大学のアルバート・バンデューラ博士が定義したもので、自分には成果を出す力があると認知することを指します。

自分の心が変わっていることを自覚

この自己効力感は、効力予期と結果予期が高い状態の時に高まることがわかっています。

効力予期とは、自分にはできる!と思う感覚のことです。
一方で、結果予期とは、自分の判断や行動による結果が予期できることを示します。

自分の行動を変化させていくにも、これらの予期が十分にできる状態にあるのかを見極めることが大切でしょう。

効力予期が見えないのであれば、何が不足しているのかを検討する。
結果予期が見えないのであれば、どこを目指すべきか、あるいは、そのための行動との紐づけが弱くないのかを検討する。

そんなふうにして、自分の行動とビジョンを両睨みで、調整していくことが、自己効力感を高めていくことになっていくと感が手も良いでしょう。

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変化を起こしていくには!?

計画的偶発性も、自己効力感も、変化を起こしていくためには、とても大切なマインドセットです。いずれにしても大切なのは、発想を続け、そしてそれを形にし続けるということです。

発想を豊かにすることも、実は、行動が必要です。つまりこれらは正のスパイラルを描きます。

行動→発想→行動→発想→・・・

常に続けていくには、自分の中に目指す姿をおぼろげながらも見出すことが大切です。河村厚志は、会社を立て直し、より良い状態を思い描きながら、そこに邁進することができました。

私たち一人ひとりが、自分のそして、会社のビジョンを思い描き、共有しながら、変化を起こす原動力となっていくことが、社会全体をより良くしていく力に繋がっていくのかも知れません。

自分の過去を振り返ってみても、うまくいっていないときは利己的になっていたり視野が狭くなっていたりすることが多く、自分だけのためだけではなく、誰かのため、社会のためになる大きな目標をもって経営することが大事だと思うのです。

せこい経営からの脱却

まとめ

  • 行動がものごと推進のヒント!?――すべては、行動から始まります。
  • 自己効力感を高めよ!?――効力予期と結果予期を感じ、自己効力感を高め行動を続けましょう。
  • 変化を起こしていくには!?――計画的偶発性と自己効力感を味方につけましょう。
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