- どうしたら、仕事を効率的に推進し、自由を手に入れることができるでしょうか!?
- 実は、見える化がポイントかもしれません。
- なぜなら、仕事は目に見えないタスクでできあがっていくから・・
- 本書は、見える化をキーにどうしたらムリムダを排除できるかを説いた1冊です。
- 本書を通じて、見える化のノウハウを身につけることができるでしょう。

バックキャスティングアプローチが重要!?
先に完成形をイメージしてから逆算してスタートする。それを習慣にしてください。
第1章 「見える化」の共通点
タスクやスケジュールの管理、そういった基本的なスキルセットが揃っていないと、仕事を効率的に処理していくことが難しいです。ホワイトカラーの仕事は、知的生産と言われるように、情報を仕入れて、それを一定のルールで加工して、そしてアウトプットしていくことが志向されます。まさに、これは、生産と呼ばれるように、ものづくりと正確が変わりません。つまり、基本的なことは、生産管理・運営管理であるのです。
ただ、情報加工は、肯定も内容も、見えづらいために、どうしても、あやふやな管理がされてしまうきらいがあります。だからこそ、見える化が重要なのです。
また、もっと重要なことは、ゴールイメージをしっかり持って、そこから逆算する思考です。フォアキャスティング(予測)に対して、バックキャスティング(逆算)と言われるそのアプローチを身に着けましょう。
タスク見える化のステップ!?
タスクを見える化する際には、次のステップを意識してみましょう。
ステップ1:すべて書き出す
ステップ2:次のアクションは複数あるか?
ステップ3:細切れにする
ステップ4:所要時間を設定する
ステップ5:期限を設定する
ステップ6:タスク/TODOリストに記入する
上記ステップにおける、「ステップ2:次のアクションは複数あるか?」とは、そのタスクが1回のアクションで完了するのか、それとも、1回では終わらずに、複数のタスクや作業が発生するのか!?を見極めるものです。
タスクには、解像度があります。解像度を細かくして、見極めることで、どれだけの工数が必要かを判断することができ、適切な資源投入をすることが可能になります。
プロジェクトを小さく分解することで行動しやすくなるからです。
第2章 タスクとTODOを見える化する
たとえば、「企画書を作る」といわれても、いったい何をすればいいのか分かりづらいですが、「情報収集をする」「仮説を考える」「コアアイデアを複数案検討する」「(これらの思考ステップを共有するための)企画書を作る」と分解することで、次のアクションへと進む力となります。
ものごとを分解してとらえる大切さは、こちらの投稿「【いかに効率的に考えるためのスキルを身につけるか!?】小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考|菅原健一」もぜひご覧ください。
いきなり大きなものごとに向き合うのではなく、細かく分解して、整理してから取り組んでみましょう。


毎日の振り返りの見える化!?
細かく分けて考える・・その積み重ねこそが、1日、人生を形作っていく・・そういうマインドセットで、ものごとに一生懸命に向き合ってみましょう。眼の前の、タスクを一生懸命に取り組むことが大切です。そのためには、「分けて考え見える化する」・・これを基本にしましょう。
あなたの1日がどんな1日だったのかを振り返る習慣も、次の1日をより良くするためには重要かもしれません。
たとえば、次のような8項目をもとに1日を振り返ってみるのはいかがでしょうか。
- 今日の大きな出来事は?
- 今日の学び/気づきは?
- 今日やったことで誇れること/自分を褒めたくなることは?
- 今日やったことで楽しかったことは?
- 今日やったことで特筆すべきこと/未来を楽にする仕事は?
- 今日の出来事で感情的にあったことは?
- 今日のKPWAS
- 総括
KPWASとは、
- K( Keep)は、今日やったことのうち、今後も継続して行いたいことです。
- P( Problem)は、今日の出来事で問題になったことです。
- W( Why)は、なぜ問題が起きたのか、何が原因なのか、ということです。「なぜ?」を考えると自然と次の〝どうすればいいのか?〟まで考えるようになります。
- A( Ajust)は、今日起きた問題を解決するために、どのような改善をするのか、ということです。
- S( Stop)は、今日やったことのうち、やめたいこと、減らしたいことです。
Sには、やめたいこと、減らしたいことだけを記入すれば問題ありません。
KPWASというフレームワークを使って、今日1日を振り返ってみましょう。
まとめ
- バックキャスティングアプローチが重要!?――落とし所から逆算しましょう。
- タスク見える化のステップ!?――見えない情報を見極めるために見える化しましょう。
- 毎日の振り返りの見える化!?――1日という単位でのフィードバックも大切です。
