【頭がよいとはどんなことか!?】頭がよくなる思考術 頭がよくなるシリーズ|白取春彦

  • 頭がいいって、本質的にはどういうことでしょうか!?
  • 実は、より多くの視点を持ち、ものごとをさまざまな角度から見立てる力を持つかどうかかも。
  • なぜなら、ものごとは多面性を常に持ち、自分自信だってその一部だからです。
  • 本書は、そんな頭がいいことについての視点を多く得て、思考するための1冊です。
  • 本書を通じて、頭が良くなることの解像度を高められるでしょう。
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思考とは!?

思考とは、6つのカテゴリーがあるといいます。

1.利己的選択の思考
どういう手段や方法が自分にとってもっとも多い利益をもたらすかを考えることです。

2.経験の反省にもとづいた思考
次に何が起きたら事態がどうなるかを自分のこれまでの経験や現在の状況からシミュレーション的に考えること。

3.感情的混乱の妄想
怒り、悲しみ、などのために感情が乱れているときの妄想的な考えのこと。

4.知識の連絡による思考
読書をして内容を理解しようとしているときの思考のことです。

5.本質把握のための思考
何が本質なのか、何がもっとも重要なことなのかを資料を基礎に洞察して抽出する思考のことです。

6.論理的思考
論理のみによる思考のことです。もっぱら数学や論理学の範疇における抽象的思考であり、現実の人間関係や状況判断に用いられることはありません。

このうち、3の感情的混乱の妄想は、極力減らすことが望ましいでしょう。

心配は悪と心得よ

19 心配は悪と心得よ

心配クセのある人は、他人を本質的に信用していません。あの人は、きっとうまくやらないはずだとか、起こり得る悪いシナリオをたくさんあつめて、眺めることが好きだからです。

本当に人に信頼をおいている人は、安心して待っているだけのはず。まずは、負の感情をただの妄想であると割り切ってみることから思考の研鑽をスタートさせましょう。

1,2,4,5,6の思考を組み合わせたり、視点を変えたりしながら、頭を使っていきましょう。

「なぜ、どうして」と問え!?

自分の頭で考えることが大切です。さまざまなことを自分の頭で考えることは、面倒なことでしょうか!?

いやな勉強だと思うなら面倒くさいことだろう。しかし、愛があれば少しもわずらわしくはないだろう。

16 自分の頭を使え

思考と愛は遠いようですが、もしかしたら隣接しているのかもしれません。

言い換えれば、ものごとへの好奇心かもしれませんね。愛をもった眼差しでものごとを見つめれば、きっといい思考の道筋が生まれてくるかもしれません。

愛については、こちらの投稿「【私たちが生きる意味とは?】愛するということ|エーリッヒ・フロム」もぜひご参照ください。

また、「なぜ、どうして」と問い続けることも大切です。

「なぜ、どうして」と問い、そのつどできるだけ誠実に答えるようにすれば、日本の精神風土は良質なものになるだろう。

11 「なぜ、どうして」と問え

つねに問いを持ちましょう。常識をつねにうたがいましょう。

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知識を増やし続けよ!?

思考する上で、大切なのが「知識量」です。

頭をよくするためには知識が必要となる。知識こそが頭を働かせるからである。

14 知識を増やせ

知識はただ興味の連鎖によって得られます。つまり、もっと深く知りたいという強い興味がひと繋がりの多くの知識を呼び込みます。だから、興味関心と好奇心を発揮して、さまざまなことを探索していきましょう。

知識を蓄えるための読書については、山口周さんのこちらの投稿「【読んだあとで決まる!?】外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術|山口周」でご紹介させていただいている1冊もたいへんおすすめです。

まとめ

  • 思考とは!?――6つに大別しています。これを知り自分の頭のコンディションを客観視しましょう。
  • 「なぜ、どうして」と問え!?――常識を疑う問いのマインドを常に持ってみましょう。
  • 知識を増やし続けよ!?――頭を使うには、知識量も重要です。
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