【学校で教えてくれない考える技術!?】「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術|高松智史

「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術
  • みなさんが、気づいていること。
  • 実は、社会では「答えのないゲーム」をプレーしないといけない。
  • でも、その術は、自分で手に入れるしかない・・
  • 本書は、そんな方向けに最高の1冊です。
  • 著者である高松智史さんが、ご自身の仕事の中で、大切にされている思考とクチグセを伝授してくれます。
高松智史
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答えのないゲームとは!?考える力はスキルである!?

社会での仕事は、あらかじめ答えが想定されているわけではありません。プライベートを生きるときも、答えはありません。問題さえ、所与でない可能性だってあるんです。反

対に捉えてみれば、何でもありなんです。自由なんです。その自由は、自らの意志でそう想う!が前提となっている自由なんです。ここを見誤っては楽しい人生から遠ざかってしまう。積極的なかかわり合いの中からしか、逆説的ではありますが、本来の自由というのは手にはいらないのです。

自由の意味を考える過去の投稿は、こちら「【禅とは生活そのものである!?】はじめての大拙 鈴木大拙 自然のままに生きていく一〇八の言葉|鈴木大拙,大熊玄」ぜひご拝読ください。

自由を得るために思考しましょう。答えのないゲームを以下に闘うかを考えていきましょう。

著者の高松智史さんは答えのないゲームを闘う術を次の3つで指摘してくれています。

  • 1)「プロセスがセクシー」→セクシーなプロセスから出てきた答えは、セクシー。
  • 2)「2つ以上の選択肢を作り、選ぶ」→選択肢の比較感で、”より良い”ものを選ぶ。
  • 3)「炎上、議論が付き物」→議論することが大前提。時には炎上しないと終われない。

この3つを意識すれば、「答えのないゲーム」を健やかに、セクシーに戦えます。

1-2 「答えのないゲーム」の戦い方――「答えがない」のだから、こうするしかない。

ファクト→示唆がポイント!?

さらに、ファクトだけでは、よろしくなく、「示唆」が付属することで強くなれると言います。

まずは、「示唆」。
みなさんは知らぬ間に「ファクト=事実」をベースに行動しています。
それはある意味、誰もがそう思う!=「答えのある」ファクトの世界。
しかし、それだけでは「答えのないゲーム」には勝てません。

第2章 示唆――ファクトから「示唆=メッセージ」を抽出する思考技術

「ファクト」だけで考える世界を抜け出して、「ファクト→示唆」で考える答えのないゲームへと飛び出ていきましょう。

クチグセは、こちらです!!

「見たままですが」・・いったんファクトを見たたまま描写してみて、その次を促す。
「何が言えるっけ?」・・示唆を促す言葉。

これらは、コンサルティング会社の「So What?」(で、何?)に相当します。

ファクト(社会)の見立てがポイントなのです。

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そして、「示唆」とセットで「対比」も重要といいます。こちらのクチグセを見ていただくと「対比」の感覚がつかめるかも。

「○○にもかかわらず、××ということは△△にちがいない」

対比がなければ単なる感想です。示唆には必ず対比が必要です。

「○○にもかかわらず」に気づくためには、一般論、教養が求められるところなのかもしれません。いずれにしても、多くの経験がなくては、この前提としての対比対象を思いつくことが出来ないのではないかな?と、なんとなく思いました。

議論、炎上を「B○条件」で切り抜けよ!?

「答えのないゲーム」は、そのプロセスの中で、対立構造を生み出しがちです。たとえば、ミュージシャン志望の若者と結婚したい娘 vs 公務員などおかたい仕事の青年と結婚してほしい父親。のような構図もそれです。

こんな時、頭ごなしに相手を否定しても仕方ありません。溝が深まるばかりです。

大切な着眼点は、「条件」設定です。

相手方の主張の「条件」を設定すると、○の場合と×の場合の両方を描写できます。

たとえば、父親:「君がバリキャリを目指しているなら(条件)、ミュージシャン志望の彼と結婚するのもいいね」という感じです。これは反語であって、バリキャリを目指していないので、そうではないという否定になるのです。

相手の主張を支える前提条件を見極めて、論拠を見出すようにしていきましょう。

もし「○○という条件で××」なら賛成。だけど、そうじゃなければ反対かな。それで実際どうなの?

3-7 「B○条件」のマスター方法は1つしかない――反射神経を「考える」

まとめ

  • 答えのないゲームとは!?考える力はスキルである!?――3つの前提を知り、このゲームに臨みましょう!
  • ファクト→示唆がポイント!?――答えのないゲームに臨む武器になります。
  • 議論、炎上を「B○条件」で切り抜けよ!?――もうひとつの武器は相手の主張の条件に触れることです。
高松智史
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