- 天才アインシュタインは、生涯において何を語ったのでしょうか。
- 実は、研究に関することだけではなく、人生観においても素晴らしい言葉を残しています。
- なぜなら、研究生活だけではなく、私生活含め、激動の生涯を送ったためです。
- 本書は、そんなアインシュタインの言葉をまとめ、その生涯をたどった1冊です。
- 本書を通じて、アインシュタインの導いた生き方に関する考え方に触れることができるでしょう。
幸せな人生に必要なこととは!?
幸せな人生を送りたいなら、目標を目指しなさい。人や物に頼ってはいけない。
アルベルト・アインシュタイン
幸福は自発的な目標を目指すことで得られるとアインシュタインは、たびたび言っています。また、没頭することで、世の中の煩わしさからも解放されてると説いています。
彼にとって、幸福は、満ち足りた私生活や富を築くことではなく、研究に邁進することだったのです。
とはいえ、多くの方に共通することとして、いかに生きる目的を持つか?ということではないでしょうか。
過去の投稿「【”問い”で未来の社会をつくるには!?】思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント|山口周」においても、山口周さんと北野唯我さんの対談において、モチベーションの持ち方が大切だということが説かれていました。
アイデアに必要なこととは!?
また、アイデアについて、アインシュタインはどんなことを語るでしょうか。
新しいアイデアは突然に、直感のような形で訪れます。しかし直感とは、それ以前の知的体験による産物以外の何者でもないのです。
アルベルト・アインシュタイン
アインシュタインも、毎日の習慣における努力を大切にした人です。そして、彼が研究に没頭できたのも、「自然の真理を明らかにする」というテーマ(ビジョン)に忠実に生きたからでしょう。
目的を定めて、毎日怠ることなく、努力をしていく、その姿勢が大切なのだと思います。
日々の思考、知的経験の蓄積が、直感となり、それが斬新なアイデアを生んでいきます。
これからの人生を生き抜くためには!?
ビジョンと、毎日の努力の習慣が大切だということです。そのうえで、アインシュタインが彼の子どもに語った言葉が沁みます。
人生は自転車に乗るようなものだ。バランスを保つためには、漕ぎ続けなくければならない
アルベルト・アインシュタイン
そう。終わりはないのです。永く、長く、私たちの人生は続くのです。これに意味を見出すことが、もしかしたら認知能力を一定以上に高められた私たち人間の宿命なのかもしれません。動物と違って、その認知能力のおかげで、さまざまな発明やさまざまな発見が可能になった私たちですが、同じように苦しみも得ることとなりました。
人との比較や、富への執着、定量的な指標へのバイアス、などなど、さまざまな苦も、感じてしまいます。
大切なことは、それに客観的になって、そして、目指す方向性を見出し、不断の努力を続けていくために、「言葉」を活用して、自分の習慣(毎日)を作っていく姿勢なのだと思います。
まとめ
- 幸せな人生に必要なこととは!?――生きる目標(目的)です。
- アイデアに必要なこととは!?――不断の努力と感じ続けることです。
- これからの人生を生き抜くためには!?――苦だけではなく、人生の目的を自ら見出すという意識のもと、不断の努力を楽しみながら続けていくことです。そのために「言葉」を活用しましょう。