【感謝の力を信じよう!?】小さな感謝 人生を好転させる一番簡単な方法|鹿島しのぶ

小さな感謝 人生を好転させる一番簡単な方法
  • どうしたら、より良い人生の方向を見つけることができるでしょうか!?
  • 実は、感謝が大切かもしれません。
  • なぜなら、感謝は、ものごとのより良い方向に焦点を当ててくれるからです。
  • 本書は、感謝の大切さを教えてくれる1冊です。
  • 本書を通じて、当たり前だと思っていることに対して、感謝する大切さを知ることができます。
鹿島しのぶ
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人はどう生きているのか!?

人は、周りの人と支え合って生きているものです。ついつい一人で生きている気がしてしまう瞬間もあるものですが、でも、人は人と一緒に生きています。一緒に生きていくために、社会を形成ししますし、一緒に事業を行っていくために、会社という仕組みを作ります。

支え合い、助け合っているからこそ、互いに、「感謝」の気持ちと言葉を忘れてはなりません。人間が感謝の気持ちを持てるようになったのは、一緒に生きていくためかもしれません。

人に感謝をできない人は、他罰的になってしまいます。なにかあるたびに、私が失敗したのはあの人のせいだ・・とか、あんな人たちがいるからだめなんだ・・とか、そんな気持ちを持ってしまいがちです。でもそれでは、ひとつのコミュニティの輪を乱し、全体としてより良い方向へと向かうことが困難になってしまいます。

他責と自責という言葉があるように、他責ではなく、自責としてものごとを常に引き受けていく考え方と言動が大切なのです。

自責の心があれば、ものごとに前向きに取り組むことができます。よいことも・わるいことも、自分の心次第ということにも気がつくことができます。理由は、そこに積極的に自分が介在するという気持ちがあるためです。

例えば、雨が降ってきたとしましょう。そのときに傘を持っていなかった・・そんなとき他責な人は、天気予報のせいにして、イライラする気持ちを抑えられないかもしれません。しかし、自責の人は、傘がなくて少し雨宿りをした際に生まれたアイデアに感謝できるかもしれません。

ものごとは、誰に対しても平等におこります。その中から、自らのフィルターをどのように持つかによって、人生の色は決まります。カラフルで、豊かな人生を見つめていきたいのであれば、感謝のフィルターを通じて、社会を見ていくことが大切なのだと思います。

感謝は一日を豊かにし、人生を変えることさえあります。必要なのは、それを言葉にしようとするあなたの意欲だけです。

アイルランド生まれの教育学者 マーガレット・カズンズ

自責については、こちらの1冊「【ものごとの二面性に気づけ!?】REAPPRAISAL|内田舞」もぜひご拝読いただければと思います。ものごとには、2面性があり、そのどちらかを見つめるのかは、自分次第ということが詳しく説かれています。

感謝の効用とは!?

感謝をすれば、心も体も人間関係さえも変わります。

カルフォルニア大学のロバート・エモンズ教授は感謝の効果を次のように上げています。

心理的効果

  • ポジティブな感情が高まり、肯定力が増す
  • より注意深くなり、いきいきとしてくる
  • より楽しさやうれしさを感じるようになる
  • 楽天的になり、幸福感が高まる

身体的効果

  • 免疫力のアップ
  • 痛みの軽減
  • 血圧の低下
  • より運動し、健康管理に努めるようになる
  • よく眠り、目覚めがよくなる

社会的効果

  • より親切になり、他者を助け、慈悲深くなる
  • より他者の過ちに寛大になる
  • より外交的になる
  • 孤立感や孤独感が軽減される

このように感謝は、さまざまなよりよい人生を目指すための力を養ってくれます。

なぜ、このような効用を得られるのでしょうか!?

それには、理由があります。

理由1)感謝することで、“いま”得られる喜びが最大化します。
理由2)感謝が、有害でネガティブな感情を排除します。
理由3)感謝する人はストレスに強いから。
理由4)感謝する人は自尊心が高いから。

感謝の気持ちを感じたのにそれを伝えないことは、プレゼントを包んだのにそれを渡さないようなものだ。

アメリカの作家 ウィリアム・アーサー・ウォード

ある人が感謝をするとき、それは、ものごとの良い面・ポジティブな面に気持ちをフォーカスさせています。ここがとても重要なポイントです。ものごとの2面性を上手にとらえていくための方法論が、感謝とも捉えることができます。

脳が「いいもの」や「ポジティブな側面」を見つけると、それが感謝の気持ちとなり、さらに、ものごとの「良い面」をフォーカスさせてくれる力になり、より良いスパイラルが回ります。ますます幸福感が高まる起点に、感謝があります。

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すみませんではなく、ありがとう!?

私たち、日本人は、日常生活の中で、ついつい「すみません」を多用してしまいます。例えば、席を譲られたときや、エレベーターで「どうぞお先に」と声をかけていただいたときなど、たくさんの感謝の機会があるものですが、「すみません」と声をかけてしまっていませんか?

すみませんには、たしかに、ありがとうの気持ちが込められているのですが、それでしたら、素直に、感謝の気持ちを「ありがとうございます」で伝えてみるのがいいかもしれません。それのほうが、ストレートですし、なにより、相手にポジティブな気持ちが生まれやすく、互いによりよい時間を過ごすことができますね。

口癖をかえて、感謝の言葉にしてみましょう。

運が良かったという人は、周りの人に助けられてきたという『感謝』の気持ちのある人で、たとえ逆境に陥っても前向きに取り組める人物だ

松下電器産業(現パナソニック)創業者 松下幸之助

感謝の気持ち・言葉があれば、ものごとを前向きに捉えられて、よりよい運を呼び込むための活動をし続けることができます。運については、自らの心と活動が決めます。その時、感謝の気持ちをヒントによりよい方向へと自分を導けるように心持ちを点検し続けてみましょう。

減点主義の発想よりも、加点主義の発想で、世の中を見て自らをみましょう。

運と活動については、こちらの1冊「【幸運は引き寄せられる!?】その幸運は偶然ではないんです!――夢の仕事をつかむ心の練習問題|J・D・クランボルツ,A・S・レヴィン」もぜひご覧ください。

本書『小さな感謝 人生を好転させる一番簡単な方法』の著者鹿島しのぶさんも、アダム・グラント教授の「ギバー(与える人)」を取り上げています。ギバーについては、こちらの投稿「【正しく、“ギバー(Giver)”になるには!?】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代|アダム・グラント,楠木建」もご覧ください。

ギバー(他人に利益を与える人)、テイカー(自分の利益を優先する人)、マッチャー(損得を均等にしてバランスを取る人)の3つに分けて、そのうち最も危険な人はテイカーとしています。それは、他人も不幸にするからです。

それに対して無難にバランスを取ろうとするマッチャーは、一番成功しそうなものですが、グラント教授は、実は単なる成功者ではなく、幸せな成功者になりたければ、「ギバー」を目指すべきだと説きます。

ただし、条件があります。
それは「自分も幸せにするんだ」という強い意志を持たなくてはならないということです。

お金を「人のために使う」人は幸せになる

自分もある意味他者であると客観的に捉えていく、スタンスがポイントなのかもしれません。自分を俯瞰するには、こちらの1冊「【頭がいいは、視点で決まる!?】メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける|澤円」もぜひご覧ください。

まとめ

  • 人はどう生きているのか!?――支え合いの中で生きていきます。
  • 感謝の効用とは!?――心理的、身体的、社会的効用があります。
  • すみませんではなく、ありがとう!?――口癖を変えて、運を呼ぶ活動を広げましょう。
鹿島しのぶ
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