【経営は、幸せのギフト!?】13歳からの経営の教科書 |岩尾俊兵

13歳からの経営の教科書
  • 経営とは、何でしょうか!?
  • 解像度を上げていくと、企業運営のヒントが見つかるかもしれません。
  • 実は、経営は、日常の至る所に、溢れているものなのです。
  • 本書は、岩尾俊兵さんによる経営の根本を考える1冊です。
  • 本書を通じて、「経営」をさらに身近に感じられるでしょう。

世の中は経営であふれている!?

世の中は、実は、経営で溢れています。経営とは、何も会社だけのものではありません。

私の父は「目の前の人を幸せにするのが経営だ」「人間は誰しも自分の人生の経営者だ」というメッセージをワタシに繰り返し伝えた。

あとがき

ひとりひとりにだって経営はあるのです。なぜなら、目の前の人を幸せにし、幸せを分かち合うことが経営であるからです。

もっというと、自分が人のために、思いついたことをやって見るにも、経営は必ず必要になります。経営が上手になれば、お金を稼ぐこともできるようになります。お金があれば、また、幸せの輪を広げていくための取り組みに投資することができ、好循環を生むことができます。

経営を特別視しないようにしてみましょう。何も、天才的な経営者だけが経営をしているわけではないのです。誰か一人の天才ではなく、「組織」や「会社」によってものごとは動いています。たくさんの人と、たくさんのモノと、たくさんのお金と、たくさんの情報、たくさんの知識が集められて、アウトプットが生まれているという事実に気づきましょう。

会社とはなにか!?

会社とは、人の集まりです。同じ目的を持った人が集まり、互いに協力し合いながら、社会に対して価値を提供する集団、それが会社です。当初の目的が達成されれば、それは解散したっていい、そういう存在です。常にゴーイング・コンサーンだけを目指すべきかというと、実はそうでもないのです。

会社や組織は人間がなにかのために作るものだ。だから何のために作るのか、明らかにする必要がある。

【第5章】ワタシたち「ゴミ買います!」放課後株式会社の奇策

大切なのは、何を目的に集合している組織なのか、ということを忘れないことです。日頃の運営では、もっと細かな情報やものごとを取り扱っています。だから、気づいたときに意識しないと、会社の目的を忘れてしまいます。でも、いちばん大切なのは、目的なのです。

どんな目的をもって集まっているのか、という意識があれば、新しい仲間を迎えることだってできるでしょうし、新しいソリューションを開発してさらに社会を豊かにすることだってできるでしょう。あるいは、その結果として、適切に利益を残すことも可能になります。

大切なのは、自分たちのパーパスやミッション、そしてこれからに続くビジョンを明確に意識する工夫を施すことです。

パーパスについては、こちらの1冊「【あなたのパーパスは、なんですか?】パーパス・ドリブンな組織のつくり方|永井恒男,後藤照典」をご覧ください。また、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)については、こちらの1冊「【MVV理解の解像度上げられる!?】理念経営2.0 ── 会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ|佐宗邦威」が言葉の定義と作り方まで含めて、とても深い視点を提供してくれます。

ビジネスとはなにか!?

経営とビジネスは、とても近いところにあります。

「ビジネスとは、目の前の人を一人ずつ幸せにすること」とある。

【第7章】伝説の経営者登場

経営やビジネスを考えるとき、まず大切なのは、「相手に何かを与える」という行為です。その上で、あなたらしい素晴らしい夢を語り続けていくことが、何よりも先立つべきものになります。

GIVEの精神と、それだけではなく、自分もGIVEによって幸せになるという信念を持ちづけていくことで、よりよいムーブメントを起こすことができます。その中で、自分が成功し、かつ、幸せになれるヒントを得られます。

GIVEについては、こちらの1冊「【正しく、“ギバー(Giver)”になるには!?】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代|アダム・グラント,楠木建」もぜひご覧ください。アダム・グラントさんは、いつも新しい視点を提供してくれます。

経営について視点をえられる1冊としてこちら「【幸せのための経営とは!?】リストラなしの「年輪経営」~いい会社は「遠きをはかり」ゆっくり成長~|塚越寛」も大変おすすめです。利益は、うんち。だとおっしゃる塚越寛さんの考えにぜひ触れてみてください。

まとめ

  • 世の中は経営であふれている!?――自分自身にも経営が必要です。
  • 会社とはなにか!?――同じ目的を持って集まった集団です。
  • ビジネスとはなにか!?――相手を幸せにし続ける仕組みを作ることです。
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