【How to Why型思考!?】「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」|細谷功

「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」
  • ものごとを本質的に考えるWhy思考ですが、どうしたら身につくでしょうか!?
  • 実は、「天邪鬼(あまのじゃく)」がポイントかも。
  • なぜなら、なぜなぜを考えるアプローチなので。
  • 本書は、What優勢の世の中に、Why思考をもたらす1冊です。
  • 本書を通じて、考えるクセを身につけることができます。

Why型思考のアプローチとは!?

Why型思考について詳細は前回の投稿「【考えるとは!?】「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」|細谷功」をぜひご覧ください。

Why型を目指すためには、どのようなスタンスが必要でしょうか!?

Why型思考を身につけるためには、What型思考とは全く異なる考え方で勉強にも取り組む必要がある。

第7章 Why型思考を鍛えるために

ポイントは、次のアプローチを試し続けることです。

  • 「天邪鬼(あまのじゃく)」になってみる!
  • 全て自分の責任と考えてみる!
  • 無精者であることをいとわないでみる!
  • 答えがない状態と考える孤独に耐える!

アプローチ実践に向けて!?

Why型思考を実践していくためには、常識や大勢にながされないことが大切です。そのためには、自分の肌で感じた素直な気持ちを元に、自分の頭で考えるスタイルを身につける必要があります。

まずは、「天邪鬼(あまのじゃく)」になってみましょう。

実は私はこの性質がWhy型人間の持っている性質の中で一番特徴的なものではないかと思っています。

第7章 Why型思考を鍛えるために

つまり、人と同じことをすることを潔しとせずにあえて反対のことをするという態度です。言い方をかえれば、すべての物事を疑ってみることと、言えるかもしれません。

口ぐせは、「それは本当か?」です。言われたことをやるだけでは、それは何も考えていないのと一緒です。本当に大切なことや本当の意図とは何なのかを明らかにしながら、考えるクセを付けていきましょう。

また、全力で考えるためには、自分で全てを引き受けるスタンスも大切です。どこか他人事(ひとごと)だと、真剣に考えられないのはみな一緒です。だから、積極的に引き受けに行くスタンスを忘れないようにしましょう。あるいは、引き受けに行けない物事なら、今回はご縁がなかったと見ることも大切かもしれません。

全て自分の責任にするから、思考回路が起動する

第7章 Why型思考を鍛えるために

一定のストレスエネルギーを、「考える力」に変換しましょう。

全力で全てを行えばいいかと言うとそういうことでもありません。「無精者」であることをいとわない姿勢も大切です。What型思考の人は、与えられた問題に100点を取ることを真面目に目指します。しかし、Why型思考の人は、その問題自体を疑い、自分で真の問題を発見しにいきます。その姿勢が時には、サボっているとWhat型思考の人には映ることもあるかもしれません。でも、一方でWhy型思考の人は、真剣に自分の問題を探すことに時間を割いているのです。

言い方を変えてみれば「いかに楽をするか」を肯定してもいいのです。「やらずに済むこと」は何なのかを考え、スラック(余剰資産)を作り、自分の問題を探し、その解答に取り組むことが大切です。

結果、サボることではなく、「それ本当に必要なのか?」の視点を持つことが可能になります。

こうしたアプローチは、孤独をもたらします。人と違うことをやっているので、それは当然です。また、答えがないことに対して考え続けることの苦労を覚えます。

こうしたスタンスや状態に慣れていくことが、Why型思考を身につけ、それを元に行動することに直結していくのです。

Why型思考は反面上司が鍛える!?

人との関係の中で、What型思考やWhy型思考がどのように育まれるのか、考えてみましょう。

What型思考の人は、「模範上司」を求めます。
 一方で、
Why型思考の人は、「反面上司」を求めます。

What型で必要なのは、「模範解答を真似すること」です。それに対して、Why型思考の人が求めるのは、一見模範解答に見えるものを打ち破って、自分なりのさらによりよい問題と解答を見出しに行くことです。

つまり企業内での環境で言えば、What型人材育成に必要なのは、「模範上司」であり、Why型人材育成に必要なのはむしろ「反面上司」ということになります。

第6章 「そのままくん」の原点はWhat型教育にあり

ロールモデルも人生においては大切です。「あの人だったらどう考えるだろうか」と思い出す心の師、とても大切な存在です。ただ、一方で、自分の頭で考え社会に価値を積極的に提供していくためには、自分の頭で考え、自ら先に立つ人材として自らを育成してく視点も欠かすことはできないでしょう。

師匠を追いかけ続ければ、師匠は超えられない。

独自の視点で、新たな境地を見出しましょう。守破離を促すのは、「反面上司」です。「この人の言動は(よくもわるくも)おかしい」と思えるぐらいの人が回りにいると、「なぜそれはおかしいと思えるのか」「自分だったらどうするのか」「反対意見をどうすればうまく伝えられ、相手を説得できるか」などを考えることができます。

「同じやり方」というのは一通りですが、「違うやり方」というのは無限に選択肢があるということです。

第6章 「そのままくん」の原点はWhat型教育にあり

「違うやり方」を目指すとき自分ならどうするかを考え、自然とWhy型思考を実践することが可能になります。

まとめ

  • Why型思考のアプローチとは!?――まず、天邪鬼になってみましょう。
  • アプローチ実践に向けて!?――口ぐせから見直すことです。
  • Why型思考は反面上司が鍛える!?――なぜなぜにより、自分の問題を探します。
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