- 100年時代と言われる中で、「学び」が大切だ!と思う人も少なくないでしょう。
- 実は、「人生そのものを学び」にするという考え方もアリなんです。
- なぜなら、学びとは感動がきっかけだからです。
- 本書は、教育学の教授である齋藤孝さんが、さまざまな角度から学びについて語ってくれます。
- 本書を通じて、「人生を学びにする」方策を知ることができます。
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ニーチェが語った「3様」とは!?
私たちは君たちに精神の三様の変化について語ろう。すなわち、どのようにして精神が駱駝となり、駱駝が獅子となり、獅子が小児となるかについて述べよう。
ニーチェの「三様の変化」
1)駱駝・・重荷を背負う時期です。
2)獅子・・「これはやりたくない」「自分がやりたいことはこれだ!」と闘う時期です。
3)小児・・「自由」と「創造」の時期です。
このような変遷を辿って、人は学んでいくそうです。
大切なのは、自由と創造の境地に達するには、下積みの駱駝期間が必要ということですね。
石の上にも三年!
努力して基礎体力を勝ち取った人ほど、自由を得られます。
「学ぶ」の語源は「まね」です。「まねぶ」という言葉もあります。「真似をする」こと、それは「学ぶ」ことなのです。
「学びたい」はどこからくるの?
駱駝の時期に大切なのが、真似でしょう。
まずは見様見真似で、繰り返してみる。
次第に気づきが生まれてくる。
もっと、こうしたらうまくいくんじゃないか、もっと、こうしたら楽しいんじゃないか。
気づきの感動が、人を学びへといざないます。
感動を起点にしてみる「手帳の使い方」とは!?
何を始めるにもまずは「感動」が必要です。感動した、ワクワクした、新しい発見をしたと思った日にニコニコマークをつけます。
手帳活用法
つけられる日がない、何をしたのか思い出せないなど、マークが一つもつけられない人は、残念ながら心が動いていない証拠です。つまり、魂が老化した一週間であったということです。
齋藤孝さんは、感動が学びのきっかけになるといいます。
感動に敏感になるために、手帳にニコニコマークをつけてみては!?という提案をしてくれています。
そういえば、感動がない日も、中にはあるかも。
これって、見方を変えれば気づきのきっかけにもなる方策だなぁと、思います。
福沢諭吉が語った「貴族の学び」とは!?
「目的なしの勉強」、それは、福沢諭吉にとっては「換金しない勉強」のことです。つまり、学歴や将来の収入などの見返りを一切考えることなく「学び」そのものに喜びを感じる。それは、精神の貴族です。学ぶ喜びを手にしたものは、魂が一生錆びない方法を手にしたと言えます。
福沢諭吉の「目的なしの勉強」
無心に、見返りを求めず、学ぶことの尊さを福沢諭吉は訴えたそうです。
そんな福沢諭吉は、再高額紙幣の額面になりながらも、学びとはなにか!?を究極的に訴えかけているのですね・・!
「精神の貴族」という言葉に、過去の投稿(「【パンだけでなく、バラのある生活?】暇と退屈の倫理学|國分功一郎」)で取り上げた、暇と退屈の4象限を思い出しました。
國分功一郎さんは、かつて貴族は「暇であり」×「退屈しない」象限を唯一生きていた、と語っていました。これこそ究極の生き方だと・・・。
究極を目指すに、「学び」にヒントがあるかもしれません。
パンだけではなく、バラのある生活に、感動を見出すこと、これも「学び」なのですね。
![](https://i0.wp.com/masudabooks.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_0132.jpg?fit=389%2C275&ssl=1)
まとめ
- ニーチェが語ったの「3様」とは!?――我慢、反発、その後、自由と創造の境地へ行けます。
- 感動を起点にしてみる「手帳の使い方」とは!?――感動が学びの起点です。感動した日は手帳にニコニコマークを書いてみましょう。
- 福沢諭吉が語った「貴族の学び」とは!?――金銭等の見返りを求めない純粋な学びを志してみましょう。
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