【ターゲットごとに訴求分けてる!?】ポチらせる文章術2|大橋一慶

ポチらせる文章術
  • ターゲット別の戦略が大事って言うけど、どうしたらいいの?って思うことありませんか?
  • 実は、商品カテゴリーの浸透度ごとに考えれば、シンプルに解決できるかも。
  • なぜなら、商品カテゴリーの浸透度も大別すれば4レイヤーくらいに収まるからです。
  • 本書では、コンサルタントとして広告を活用し多大な売上を上げた経験をお持ちの大橋一慶さんが、なんと専門書50冊以上の内容を極めてコンパクトに、そしてチャーミングに、まとめてくれています。
  • 本書を通じて、お客様に読んでいただけるコピーのアプローチを理解できるでしょう。

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大橋一慶
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今回の書籍は、2回に分けて投稿したいと思います。こちらが2回目です。1回目の投稿「【セールスコピー本の決定版かも!】ポチらせる文章術1|大橋一慶」は、こちらのリンクからご覧ください。

4つの段階でターゲットを捉えましょう!

商品の認知ステージの4段階
①その商品が欲しい。めっちゃ興味を持っている。
②その商品を少し知っているけど、まだ欲しくはない。
③ベネフィットには興味があるけど、その商品を知らない。
④まったくの無関心。

第6章 1%の人しか知らない どのネット媒体にも効く3大ポイント

わたしは、広告代理店のマーケティング・プランナーとして10年以上勤務していますが、案外、こうしたターゲット基礎論みたいなことって、暗黙知になっていて、まとめられていなかったりします。個人個人の知見の中に埋もれていて、メソッド化していないののかもしれませんね。大橋一慶さんのシンプルなとりまとめに、なるほどなぁと思っています。

4つに大別して、まず①については、必ず商品名とオファー(値引きとか、そういう特典)を入れることで惹きになると言います。

一方で④はターゲットにしないということです。ニーズをもってもらうのって、超難しいですからね。

「②その商品を少し知っているけど、まだ欲しくはない。」への訴求方法

商品認知度ステージ②のコピー要素
・商品名を入れる。
・ベネフィットを具体的に入れる
・社会的証明、または権威を入れる。
・以前よりも優れているところを語る。
・これまでにない新しさを語る。
・超強烈なオファーがあるなら、それを語るのも有効。

第6章 1%の人しか知らない どのネット媒体にも効く3大ポイント

すでに、商品のことを知ってくれているので、ベネフィットのリマインドが中心になりますね。

これは前回の投稿(「【セールスコピー本の決定版かも!】ポチらせる文章術1|大橋一慶」)で触れた、5000円の上下防寒着を売るときの作戦とリンクします。釣り人は防寒着というカテゴリーをすでに知っているので、他の防寒着との優位性を標榜すれば、興味を持ってもらえます。

「③ベネフィットには興味があるけど、その商品を知らない。」への訴求方法

商品認知度ステージ③に響くコピーの流れ
・ベネフィットを語る。
・悩みや欲求をはっきり提示し、その意外な原因を教える。
・ベストな解決法として、商品を伝える。

第6章 1%の人しか知らない どのネット媒体にも効く3大ポイント

このアプローチは、前回の投稿(「【セールスコピー本の決定版かも!】ポチらせる文章術1|大橋一慶」)で触れた、ハイスペックな外壁塗料を販売するときの手法に沿っています。顧客のニーズや要望の解像度を上げ、それを叶えるのが商品であるという方法ですね。

ここまで読んでいくと、実は、本書の内容が、同じことを繰り返し語っていることに気づきます。

前半部分では、とくに認知度レベル②と③のコピーの着眼点の見つけ方を、商品サイド/顧客サイドからの探索で明らかにしています。一方、後半部分では、認知度レベル1~4を俯瞰的に提示して、その取組方法に触れています。

おそらく、著者の大橋一慶さんは、理解のしやすさ、導入のもちこみやすさを考えて、あえてこのような繰り返しの内容を取ったのだと思います。

こうした工夫も含めて、セールスコピーの考え方を飲み込みやすくしてくれている本なのだ、と改めて思います。

まとめ

  • 4つの段階でターゲットを捉えましょう!――商品カテゴリーとの関わり別に4つの段階でターゲットを捉えることで、より効果的な訴求が考えられます。
  • 「②その商品を少し知っているけど、まだ欲しくはない。」への訴求方法――商品を主語に、「他」との差別化を、メインに考えましょう。
  • 「③ベネフィットには興味があるけど、その商品を知らない。」への訴求方法――顧客を主語に、ニーズをメインに考えましょう。
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