ただただ感謝。『人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」』田坂広志

人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」
  • なにごとにも感謝してみる気持ちが実は、大切かもしれません。
  • 感謝の心と言葉は、小さな厄介事を吹き飛ばし、強い自分を作ります。
  • 人生というのは、感謝によって作られていくのかもしれません。
  • 本書は、逆境を超えて、よりよく生きる人生を説く1冊です。
  • 本書を通じて、人生というのは大いなるなにかに導かれるものであるということの実感を作れます。
田坂広志
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エゴを見つめて?

前回の投稿「意義意味を見出せ!?『人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」』田坂広志」に続き今回もこちらの1冊『人生で起こること すべて良きこと』のレビューをさせていただきたいと思います。

田坂広志さんは、人生における逆境は避けられないものの、それをどのように解釈し、向き合うかが重要だと説きます。単に逆境を不安や苦悩の対象として捉えるのではなく、「成長の機会」として捉え直すことで、新たな道が開けると主張しています。

特に重要な概念として「正対」を挙げており、これは逆境に真正面から向き合うという姿勢を指します。「なぜこんなことになったのか」と嘆くのではなく、その状況から学べるメッセージを理解し、前進することの大切さを説いています。

また、人生において成功は約束されていないものの、努力を続ければ必ず「成長」は得られるという考えを示しています。この「成長」という確かな価値を信じることで、どのような逆境であっても乗り越える力が生まれるとしています。

逆境を超えるためには、状況をどのように解釈するかという「解釈力」が鍵となり、それが人生の分岐点において重要な役割を果たすのです。

今回については、「エゴ」について見つめるところからスタートしてみましょう。

人は、「エゴ」を捨てることはできません。

それは、生物的に、生存本能をベースにものごとを捉えることから、避けられるものではありません。仮にエゴが完全になくなっては、自分の生命を維持することすら難しくなっていくと考えられます。

「エゴ」はある前提で、それとどう付き合っていくか?が大切です。

「エゴ」は捨てられない
「エゴ」は、「大きなエゴ」へと育てていかなければらない

「エゴ」をいかに育てて向き合っていくか、それには、ただひたすらに「エゴ」を見つめてみるということが重要です。

否定も、肯定もせずに、ただ静かに心を見つめてみる。それだけです。

心のなかで自分の「エゴ」が叫ぶ様子を冷静に見つめてみます。

「なんで、あいつが!」「あいつより、自分の方が!」といったような思いが浮かんでくることがあれば、ただ静かに、「自分のエゴが、叫んでいるな・・・」と見つめてみるのです。

そうしていると、不思議なほど「エゴ」の蠢きが、静まっていきます。

決して消えることはありませんが、しかし、静まっていくのです。

内省日記の効用とは?

自分の「エゴ」と向き合いながら、そしてかつ、周りで起きていることを積極的に引き受けるということが、とても重要になります。なぜならそうした積極性こそが、「真の強さ」の秘訣だからです。

自分ごとという言葉がありますが、これは、単に自分の責任においてものごとを捉えるということだけではありません。

どのようなことが起こっても、それを自分の成長には欠かせないファクターであるとして、それを積極的に取り込むことによって、内発的に工夫したり、頑張ったりする気持ちが生まれてきます。

その内発的な気持ちによって、さらに、次々と周囲の状況を引き受けていくことが可能になり、落ち着きの中で、周囲との関係性に調和をもたらすことができるようになるのです。

すべては、ものごとの捉え方次第であるということを象徴的に理解することができます。

答えは、すべて「自分」の中にある。

そうした事実をもって、ものごとを積極的に解釈できるように進んでいきましょう。

積極的に引き受けていくことに加えて、自分の中に耳を傾けていくということも大切かもしれません。

そのためには、「内省日記」を田坂広志さんはおすすめします。

これは、次のような特徴を持つ日記です。

  • 誰にも読まれないことを前提とすること。
  • 心の中で生まれた感想や意見を書き出していくこと。
  • 特に、なまなましい感情も含めて書き出していくこと。

継続的に書いていくことによって、一度冷静になり、心を整えた状態で、周囲をよく観察することが可能になります。

「内省日記」は、誰にも語れない自分の塊になります。

田坂広志さんはこれを10年以上続けてこられたそうです。そうしているうちに、どこでも内省をすることができるマインドセットを手に入れたといいます。

「静かで賢明な自分」は、常に存在するのです。それを、呼び覚ますことができるかは、自分の習慣次第ということですね。

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感謝しよう?

自分のモヤモヤとした感想や気持ちをまず言葉にしてみること。そうしてみることで、自分を知ることができます。

さらに一方で、言葉にできない領域についても知ることになるかもしれません。哲学者であるウィトゲンシュタインが、『論理哲学論考』の中で以下のように述べています。

我々は、言葉にて語り得るものを語り尽くしたとき言葉にて語り得ぬものを、知ることがあるだろう。

例えば、ある人物に対するもやもやとした気持ち(嫌悪感)を、生々しくありのままに言葉にしていくと、ある段階で、その嫌悪感とは逆の感覚、その人物を嫌悪しきれない感覚が浮かび上がってくるのだといいます。

あるいは、ある人物に対する怒りを、そのまま言葉にしていくと、ある段階で、その怒りとは逆の感覚、その人物を怒りだけで切り捨てられない感覚が浮かび上がってくることもあります。

そうした感覚に行き当たるようにするには、まず、自分の心に向き合うことが不可欠です。

自分を愛せない人間は他人を愛せない

どんなときも、どんな人に対しても、「ありがとう」という気持ちを持ちながら、接していくと、そうした心は、鏡となり、あなたの感覚にまた別の作用をもたらすことがあるそうです。

事実、人間は、本当に強くならないと、感謝することができないのです。

そして感謝することができるということは、自分の中の「エゴ」(小さなエゴ)をまず言葉で吹き飛ばしてしまうような力を内在させるのです。

「ありがとう」と言って、何事にもまず感謝してしてします。そうした、しなやかな強さを持って、人生を切り開いていった先に、何がみえてくるのでしょうか。

まとめ

  • エゴを見つめて?――自分の心の動きを事細かに見つめてみる機会を作りましょう。
  • 内省日記の効用とは?――生々しい感情まで言葉にすることで、自分を知り、気持ちが整います。
  • 感謝しよう?――感謝は、強さの証拠。言葉でエゴを吹き飛ばそう。
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