【限界は、思い込み!?】限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法|為末大

限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法
  • どうしたら、幸福を目指して行動を続けることができるでしょうか!?
  • 実は、限界に対する向き合いが大切かもしれません。
  • なぜなら、限界は単なる思い込みかもしれないから。
  • 本書は、為末大さんによる挑戦を続けるための1冊です。
  • 本書を通じて、先入観を排し、勇気をもらえます。

限界とはなにか!?

「限界とは、人間のつくり出した思い込みである」

はじめに

限界はあってないようなものです。なぜなら、人は自分でつくり出した思い込みの檻に、自ら入ってしまっているのです。たとえば、陸上競技で、記録が破られると次々と記録が塗り替えられていく力がはたらきます。これは、「誰かができれば、自分にもできる」と思えるからだと言われています。それまで、人類は*秒で走ることが難しいとされてきた。でも、誰かがそれを突破すれば、次々とその限界を突破する人が出てくる・・。それはもはや限界ではなくなります。

限界を超える経験をした人は、「このあたりが限界かな」と思った先に、本当の限界があることを知っています。だから、簡単には諦めず、限界を超える努力をするのです。

限界の檻から抜け出すには!?

限界の檻から抜け出すためには、自分の習慣と先入観との闘いになります。大切なポイントは2つ。

1)まず、積み重ねていく。
2)そして、変化し続けていく。

この2つです。

積み重ねとは、今までやってきたことの量を増やすことで、限界を突破する考え方です。積み重ねと同じか、それ以上に大切なこととして、「変化」があります。

今までとは違うことを取り入れ、自分に揺さぶりをかけることで突破を図る。

うまくいかないのは、能力のせいじゃない

自分の認識や常識を上手に書き換え、まだ見ぬ力との出会いを求めるスタンスを持つのです。「変化」を有効に取り入れることで、限界に挑みやすくなります。

変化を肯定的に受け止めてみる意味でも、次の2つの考え方が有効です。

①あえて、目標を設定しない。
目標があってそこに対して努力をし続けているけど、どうしても限界の檻に入ったしまうのであれば、「そもそも目指す目標がなければ、限界を感じない」とも捉えられるかもしれません。努力が即、限界に繋がりやすいからです。努力とは違う、夢中状態であれば人は、やすやすと限界を突破することができるのです。だから、何かを行うときに「努力」し続けなくてはならない・・と感じてしまうことに対して、本当にそれはやりたいことなのか、自分にあっていることなのか、自分にとって自然なことなのか・・を注意深く観察してみることも大切なのです。

②自分の役割を演じることを辞めてみる。
周囲の期待や社会の常識などから自分自身にレッテルを貼ってしまうと、努力をしなければならない状態に陥ってしまいます。行動や考え方が固定的になり、限界の檻に入りやすくなることも考えられます。マイペースでもいいから、多少わがままになって、自分の夢中になれることと向き合うことが大切かもしれません。

挑戦をし続けるには!?

子どもとの関係性の中に、挑戦を続ける秘密を探ってみましょう。為末大さんは、例えばハードル競技でころんだ子どもをすぐに手助けしないと言います。

大人が子どもたちの失敗をケアしすぎると、子どもたちは挑戦しなくなってしまうということです。

あえて失敗して、プライドを捨てる

子どもが転んでも大事にせずに、大人がさも見ていないようにすると、子どもは、自分で立ち上がり、すぐに練習に戻れるといいます。大切なのは、「ハードルで転ぶことはよくあることなんだということ」、そして、「恥ずかしい失敗でも何でもないということ」を暗につたえることです。恥をかいたという感覚が残らなければ、子どもの心が傷つきません。子どもが恥を感じるのは、もしかしたら「大人の過保護」が原因なのかもしれませんね。

では、私たち大人はどうしたらいいか・・子どものように恥を気にせず、ハードルを跳び続けられれうようになるにはどうしたらいいか・・。

それは、高すぎるプライドを捨てて、挑戦を続け、小さな失敗を繰り返しながら、成長し続けるよりほかありません。

限界の檻から抜け出したいなら、全力を尽くすことです。

おわりに

量を積み上げ、思考をめぐらせ、戦略を立てて、本気になって、夢中な時間を過ごしてみましょう。きっと、楽しい時間が待っているに違いありません。

限界についてはこちらの1冊「【限界は、誰が決めているのか!?】新自分を磨く方法|スティービー・クレオ・ダービック」もぜひご覧ください。結局、限界というのは自分自身だけが決めているということ、同じ論調ですね。

まとめ

  • 限界とはなにか!?――自分で設定している先入観です。
  • 限界の檻から抜け出すには!?――目標から解き放たれて、夢中を目指しましょう。
  • 挑戦をし続けるには!?――小さな失敗を積み重ねて、夢中を目指しましょう。
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