【日常生活はマインドフルネスにあふれている!?】「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方|川野泰周

「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方
  • 集中力が続かない、やる気が低下している、夜ぐっすり眠れないなど、慢性的な疲れ、ありませんか?!
  • 実は、これって、身体的な疲れだけが原因じゃないかも。
  • なんと、脳の疲れによる諸症状かもしれません。
  • 本書は、禅僧でもありながら、精神科医でもある川野泰周さんが、脳の疲れを癒やす方法を説きます。
  • 本書を通じて、現代人が抱える不調とその原因、解決策について触れることができるでしょう。

不調の原因はどこにある!?

疲れとどうやって向き合っていますか!?実は、疲れを放置しておくと大変なことになります。特に、「身体の疲れ」ではなく、「脳の疲れ」は、心を蝕む可能性があります。

一言で「疲れ」といっても、実はいくつかの種類があります。まず、大きく、「身体の疲れ」と「脳の疲れ」の2つに分かれます。

理論編 序章 「疲れの種類」によって、正しい「休み方」がある

疲れと一言でいっても、その原因はさまざまで、身体と脳に分かれます。さらに、脳は2つに分かれて、次の場合分けで捉えることが大切です。

  • 「心の疲れ」・・悩みやストレスなどのネガティブな感情によって引き起こされる。
  • 「マルチタスクによる疲れ」・・いくつもの作業、思考を同時に行うことで脳にかかる負担。

いずれも、現代人が普通に仕事をしていたり、家庭で働く中で、避けづらいものです。注意の資源も枯渇するのです。いろんなところに、注意を振りまいていれば、疲弊するに決まっています。

その上、現代人が生きる都市は、ノイズが少ないのも特徴です。里山や自然のように、いい意味での変化が乏しいため、ふとリラックスできるような「気付き」を得ること自体が希少なのです。

だから、私たちは、意識的に、自分を癒す工夫が求められます。

大切なのは、マインドフルネス!?

マインドフルネスによって、「シングルタスク」に集中する

理論編 序章 「疲れの種類」によって、正しい「休み方」がある

マインドフルネスは、いま・ここに集中することで、自分を取り戻します。

「いま・ここ」というシングルタスクに全神経を注ぐことで、マルチタスク地獄から、自分を解放してあげることができます。

マインドフルネスの方法とは!?意外な方法までご紹介!

たった1分の深呼吸でも、自分をコントロールできる

理論編 序章 「疲れの種類」によって、正しい「休み方」がある

たとえば、呼吸。深呼吸を1分するだけでも、それは立派な瞑想になります。その時、大切のなことは、他のことに注意を削がれない環境で行うこと。しっかり目を閉じて、自分の呼吸に集中してみましょう。

また、川野泰周さんは、「ラーメン」も瞑想になるといいます。携帯電話のスイッチを切って、しっかり麺と向き合う。その時、五感を駆使して、全身でラーメンを味わい尽くすこと、この数分間も瞑想になると言います。

そういえば、私たちは、どれだけ携帯電話をいじらない時間がないでしょうか・・10分、いや5分・・はたまた1分だって、携帯電話から離れることがない暮らしをしているかもしれません。

携帯電話が悪者なのではなく、それとうまい距離感を図ることができていないことが問題なのかもしれません。常に、何かを同時並行で考えなくてはならない状況から1歩踏み出して、自分で自分の時間をコントロールできるように、意識を定めることが重要なんですね。

本書の中では、日常生活で実践できる数多くのマインドフルネスが紹介されていました。おすすめです!

また、禅の日常生活へのポジティブアプローチについては、過去の投稿「【私の中の仏を探そう!?】[禅的]持たない生き方|金嶽宗信」の本も大変おすすめです!!すてきな禅の考えかたに触れる機会を持ってみてはいかがでしょうか!?

まとめ

  • 不調の原因はどこにある!?――身体の不調だけではなく、脳の疲れ(マルチタスクのやりすぎ)にも原因があるかも。
  • 大切なのは、マインドフルネス!?――いま・ここに集中できるマインドフルネスを取り入れてみましょう。
  • マインドフルネスの方法とは!?意外な方法までご紹介!――ラーメンを食べるシーンさえマインドフルネス化できます!日常生活の中のさまざまなシーンでシングルタスクの機会を見つけてみましょう。
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