自分と他者を大切にする!?『ムダがなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術』望月俊孝

ムダがなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術
  • どうしたら限りある時間という資源をうまく使うことができるでしょうか。
  • 実は、大切なのは、何のために生きていくのかという問いかもしれません。
  • なぜなら、それは、時間に意味をもたらすから。
  • 本書は、そんな本当の時間術を身につけるためのヒントを描く1冊です。
  • 本書を通じて、自分という存在をいかに大切にするか、という論点を再発見することができるでしょう。
望月俊孝
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時間は究極の資源!?

著者の望月俊孝(もちづき・としたか)さんは、昭和32年山梨県生まれ。上智大学卒業後、自らも時間管理に大きく悩んだ経験から、10年以上にわたり「時間術」を研究。行動科学や心理学を応用し、成果に直結する時間管理を「本当の時間術」として体系化しました。

ヴォルテックス代表として活動しながら、1冊15分で読めてリターンを最大化させる「4C読書法」、夢実現を加速する「宝地図」、世界に広がる癒し「レイキ」、セルフ・イメージを90分で書き換える「エネルギー・マスター」などを提唱。国際レイキ普及協会を主宰し、自己変革のメソッドを広く発信しています。

著書は『心のお金持ちになる教科書』(ポプラ社)、『今すぐ夢がみつかり、叶う「宝地図」完全版』(主婦と生活社)、『未来へ導く 1%の人だけが知っている魔法の読書法』(イースト・プレス)、『人生の優先順位を明確にする1分マインドフルネス』(KADOKAWA)、『何歳からでも結果が出る本当の勉強法』(すばる舎)など43冊、累計100万部以上。7ヶ国語に翻訳されています。

36歳で借金6000万円を抱え、さらにリストラという逆境を経験するも、わずか1年でV字回復。以来、億単位を自己投資に費やし、67歳を超えた今もなお、新しい知識の吸収と自己成長を生きがいとしています。

「1時間の浪費をなんとも思わない人は、人生の価値をまだ発見してはいない。」
これは、進化論で知られる自然科学者チャールズ・ダーウィンの言葉です。時間を軽んじることは、人生そのものの価値を見過ごすことにつながる――その厳しさを突きつけています。

さらに、約2000年前のローマ帝国の政治家・哲学者セネカもこう言いました。
「目的を持たない人生は、ただの時の浪費である」。
目的がないまま進むことは、最速で目的地から遠ざかることだ、と。

ちなみにセネカの言葉については、こちらの1冊「【多忙は人生を損している!?】人生の短さについて|セネカ」もぜひご覧ください。おすすめです。

ダーウィンもセネカも、時代も分野も異なりますが、共通して伝えているのは「時間は意味と結びついてこそ輝く」という事実です。だからこそ、そもそも自分は何のために生きるのか――この問いに向き合うことから、本当の時間術は始まります。

著者は、「創造性は模写から生まれる」と述べます。
人は他者の作品や行動を模倣するとき、自然とその背後にある意図や考えを推測しようとします。その過程で、いつの間にか自分の中にある固まったパターンや思考のクセを浮かび上がらせることができるのです。

「模倣は、自分ではたどりつけない知識や視界を手に入れる社会的学習の王道なのです。」

この一文が示す通り、模倣とは単なるコピーではなく、他者の生き方や選択を“学びの素材”として活用する方法です。

ときに、直接観察するよりも、他者の思考をたどり、意識的に模倣するほうが学習効果が高まることさえあります。なぜなら、この方法は「自分の課題にぴったり合う答え」を見つけやすく、さらにその実践が成果につながる確信をもたらすからです。そして、この確信こそが行動へのコミットメントを高め、時間の使い方そのものを変えていく力になります。

つまり、「他者の生き方に学ぶ」という姿勢は、時間術の本質と深くつながっています。自分一人で模索するよりも、先人や身近な人の軌跡をたどりながら、自分なりの意味と方法を組み合わせていく――そこから生まれる時間の質の変化こそが、本書の目指す“本当の時間術”の一部なのです。

CAN・WANT・NEEDの3つをアップデートせよ!?

模倣が創造性につながるのは、それが単なるコピーではなく、自分の可能性を広げる“練習場”になるからです。しかし、才能を本当に活かしていくためには、それだけでは不十分です。重要なのは、「できること」「やりたいこと」「求められていること」の交点を絶えず見つけ出し、状況や自分の成長に応じてアップデートしていくことです。

この交点が見つかれば、時間はただ消費されるものではなく、意味を持つ投資へと変わります。逆に、この交点が見つからないまま日々を過ごすと、どれだけスケジュールを整えても空虚さは拭えません。

ここで著者は、才能の発揮には「徹底的な集中」が不可欠だと強調します。私たちの目の前には、誘惑や割り込み、雑務など、あらゆる“時間泥棒”が現れます。それらに対して必要なのは、「NOと言える勇気」です。メリットが少なそうな誘いには、断る決断を持たなければ、貴重な時間は奪われ続けます。

一方で、多くの人が経験する「サラリーマン的働き方」には注意が必要です。与えられる業務や指示だけに従い続けると、やがて“時間感覚”が麻痺し、主体性が失われます。これは、せっかくの才能や経験を埋もれさせる大きな要因です。

しかし、サラリーマンであっても、自分の仕事を「与えられた枠の中でどう活かすか」と考えるアントレプレナーシップを持てば状況は一変します。主体的に挑戦し、環境を自らの成長の場に変えていく人は、時間の質を格段に高めていけるのです。

著者はさらに、自由な時間の質についても警鐘を鳴らします。いざ「何もしていい」と言われても、それを充実させられる人は多くありません。2021年の調査では、自由時間を最も楽しめるピークは「2時間」であり、それ以上は幸福度がむしろ低下するという結果も出ています。

真の充実には、(1)自分で行動を決められること、(2)社会的な活動でつながること、(3)自分の強みを発揮できること、が欠かせないのです。

「責任感」と「役割」は、生きる力を2倍にする。

責任を担うことで、心と身体がそれ以前よりずっとタフになり、結果的に時間の使い方もより意義深いものになります。

結局のところ、才能を活かす時間術とは、「主体性」と「集中」と「交点の更新」の3つを日々まわし続けることです。それができれば、職種や立場にかかわらず、時間は自分の人生を前進させる最高の資源になっていきます。

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人のことを大切にすることが重要!?

行動を促し、やりがいを高めてくれるのは、大きな報酬や昇進ではありません。著者が紹介する研究でも明らかになっているように、最も力を与えてくれるのは「積み重ね(進捗)」です。毎日少しずつでも前に進んでいる感覚こそが、働きがいや行動力を持続させます。

「そんな何気ない『積み重ね』体験が、働きがいの正体だったのです。」

この積み重ねは、何も仕事の成果だけを指すものではありません。自分のための時間をつくる工夫や、小さな習慣の改善も同じです。たとえば、朝10分だけ読書をする、週に一度だけスマホを見ない時間をつくる──こうした日々の蓄積が、時間の質を大きく変えていきます。

また、この習慣化には「世の中の当たり前から少し距離をおく」ことも有効です。仕事の常識や周囲のペースに完全に合わせ続けていると、自分の時間はすぐに他人に飲み込まれてしまいます。あえて立ち止まり、「これは本当に自分の時間の使い方として望ましいか?」と問うことが、自分のための時間を取り戻す第一歩です。

ここで参考になるのが、心理学者クラウディア・ハモンドが提唱した「ホリデーパラドックス」です。

これは、時間の感じ方が状況によって大きく変わる現象を指します。たとえば旅行など楽しい1日は、その場ではあっという間に過ぎたように感じますが、あとから振り返ると、たくさんの出来事や思い出がよみがえり、「長い1日だった」と感じることがあります。逆に、病気で寝ていたり、単調な作業をしているときは、その場では時間がなかなか進まないように感じますが、振り返ると何の記憶もなく、「一瞬で終わった」と感じることが多いのです。

この違いは、時間の濃さ=体験の密度にあります。楽しい時間を持続させるには、日常の中に小さな変化や新しい挑戦を積み重ね、振り返ったときに思い出せる“豊かな記憶”を増やすことが鍵になります。

結局、時間を豊かにするのは、特別な出来事ではなく、日々の小さな積み重ねと、自分のための時間を守る意識。これを続けられるかどうかが、長期的な幸福感と充実感を左右します。

本書を読み進めると、「時間術」という言葉が、単なる効率化やスケジュール管理を超えたものとして立ち現れてきます。模倣を通じて学び、主体的に交点を見つけ、日々の小さな積み重ねを続ける。それらはすべて、自分の人生を充実させるための方法です。

しかし、著者があとがきで語るのは、さらにその先です。

「あなたにとって大切なことを、大切にする」
「自分以外の大切な人のために使う」

本当の時間術は、自分のためだけに閉じたものではありません。むしろ、自分が得た時間や力を、誰かのために差し出すことで、時間はより豊かに、価値あるものとして輝きます。

他者のために使う時間は、不思議と自分の人生をも満たします。それは、短期的な効率や成果よりも、長く心に残る“意味”を生み出すからです。だからこそ、本当の時間術とは「自分を生かしながら、他者にも光を届けるための術」と言えるでしょう。

まとめ

  • 時間は究極の資源!?――最も貴重な資源であり、活用が難しい資源でもあります。
  • CAN・WANT・NEEDの3つをアップデートせよ!?――それが自分の時間を充実させていくための要件となります。
  • 人のことを大切にすることが重要!?――自分のことも、他者のことも、ないがしろにせずに、大切にすることから、人生の充実がひらいていきます。
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