【みんなもっと成長できる!?】成長マインドセットー心のブレーキの外し方|吉田行宏

成長マインドセットー心のブレーキの外し方
  • 人が成長するには、何が必要でしょうか!?
  • 実は、アクセルに加えて、ブレーキの外し方も大切です。
  • なぜなら、知らず知らず「心のブレーキ」で成長を阻害してしまっているから。
  • 本書は、そんな「心のブレーキ」の外し方を説きます。
  • 本書を通じて、自分の成長の機会を存分に活かすことができるでしょう。

成長のレイヤーとは!?

成長にはレイヤーがあります。何も、結果だけが、成長ではないことをまず知りましょう。本書ではアイスバーグ(氷山)として、表面からは見えづらい1+3つの層を説明しています。

1)成果:結果として見えてくる層です。(結果として残る層です)
2)能力・スキル:成果を発揮する土台をなします。(ここから以下は、結果を支える下積みです)
3)ふるまい・習慣・行動:仕事には直結しない行動も含まれます。
4)意識・想い・人生哲学:人間の根底を作るものです。

アイスバーグを大きく成長させるためには、アイスバーグの3つの層のバランスが大変重要だとおもいます

第1章 成長とは何か

このアイスバーグは、バランスと大きさがとても大切です。下が大きく、上が小さい。下の下積みがなければ、上が成長することは難しいのです。

だから、アイスバーグをバランスよくおおきくしていくことを考えてみましょう。

実は、このアイスバーグで人をみる発想、こちらの投稿「【人を裁けば、愛せなくなる!?】経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術|小野壮彦」の1冊でも詳しく説かれていました。ぜひあわせてご覧ください。

以下のような4階層ですね。

地上1階――経験・知識・スキル
とても見やすく、わかりやすく、そして変わりやすいものです。多くの場合、この点だけで、その人をわかった気になっているケースが多くあります。

地下1階――コンピテンシー
コンピテンシーとは、どんなシチュエーションでその人がどういうアクションをとりがちか?という行動のパターンとして現れます。その人を時間軸で観察しないと発見しづらい特徴です。

地下2階――ポテンシャル
ポテンシャルとは、伸びしろです。ポテンシャル・モデルの4つのファクターで定義できます。それぞれのファクターに照らした具体的なエピソードを引き出すことがポイントです。

地下3階――ソース・オブ・エナジー
最下層は、その人の「使命感」であり、「劣等感」が生み出す、力の源泉です。

本書のアイスバーグともリンクするところが大きいです。

「心のブレーキ」とは!?

成長にむけて、アクセル全開!と行きたいところですが、実は、知らず知らずのうちに心のブレーキを踏んでしまっているかもしれません。

理屈と感情は別物ですから。理屈ではブレーキを踏まないほうがいいと分かっていたとしても、感情でブレーキを踏んでしまうことは多々ありますよね。

第2章 成長を阻害する1つ目のブレーキ

成長を思いもよらないセルフブレーキで、阻害してはなりません。

「心のブレーキ」の外し方とは!?

「心のブレーキ」の外し方は5つのステップを実施することにあります。

1)ブレーキの存在を知る
これは、言い換えれば、「悩み」です。例えば、給料が上がらない、今の環境だと身体にも良くない、仕事が忙しすぎてプライベートの時間がとれない、いろいろな悩みが複合的になっている可能性があります。解決できるできない、どうやって解決できるかの前に、そういった「悩み」が存在することを認識する必要があります。

2)ブレーキを踏まない覚悟
人生は選択の連続です。この道か、それともこちらの道か。そんなときには、選択した道を全力で行く覚悟が必要です。ひとつの道を選んだら、たとえば2年間は、ブレーキを踏まずに(あれこれ悩まずにひたすらに)がんばってみることを試してみましょう。

完璧な理解より実践が大事

第2章 成長を阻害する1つ目のブレーキ

3)他責にしないは100%
すべて自分で引き受けることが大切です。相手や環境のせいにしていたら、キリがありません。すべては自分の行いの結果、巡り巡って自分に返ってくるものだというマインドセットで、ものごとに向き合ってみましょう。何か行動するときや意思決定するときは、最も良いと思う方を選択しましょう。しかし、1度選択したら、結果は選択できないものだと思って、一生懸命にとりくんでみましょう。選択のときには、結果を想定してもいいですが、選択後は、結果にとらわれてはいけません。だれも結果をコントロールできないのですから。

捉え方次第で気持ちは変わる

第2章 成長を阻害する1つ目のブレーキ

4)結果は選択できないが、行動は選択できる
ものごとの捉え方をかえれば、行動がかわります。行動が変われば、結果が変わる可能性も見えてきます。

5)関心の輪と影響の輪
関心の輪とは、自分がコントロールできない領域だけど、気になってしまうこと。影響の輪とは、自分がコントロールできること。自分がコントロールできることを変数にしましょう。「悩み」を分類して整理してみることがポイントです。

分類・分析にあたっては、こちらの投稿「【いかに効率的に考えるためのスキルを身につけるか!?】小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考|菅原健一」もたいへんおすすめです。ぜひご覧ください。

まとめ

  • 成長のレイヤーとは!?――4つのレイヤーを意識して、バランス良く大きくしていきましょう。
  • 「心のブレーキ」とは!?――知らず知らずの「悩み」がブレーキになっています。
  • 「心のブレーキ」の外し方とは!?――選択と選択後の結果の捉え方を意識して、全力を尽くしましょう。
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