【富の作り方とは！？】シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント｜エリック・ジョーゲンソン，櫻井祐子

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ナヴァル・ラヴィカントとは！？

ナヴァル・ラヴィカントはシリコンバレーと世界中のスタートアップ文化を象徴する存在である。

エリックの前書き

１９９９年頃から、ナヴァル・ラヴィカントさんは、シリアル起業家として多くの会社を成功に導いてきました。自身で立ち上げたベンチャーファンドでも、最初期にツイッターやウーバーなどへの投資も行っていました。同じ時期に立ち上げたブログで、投資家向けに資金調達の方法を指南するなど、彼の周りにはベンチャー企業があつまる土壌が耕されていきました。そして、２０１０年、エンジェル投資家とベンチャー企業とをマッチングするシステムを開発、これが「エンジェルリスト」です。常に、ツイッターなどで、人生、投資、ビジネスに関する金言を語り、スタートアップ界隈にかぎらず多くの方に、影響を与え続けています。

そんなナヴァル・ラヴィカントさんですが、実はもともとインドからの移住者で、生きていくのにも必死な家庭で育ったとのことです。高校進学から彼の人生の進路が変わっていくのですが、まさにアメリカン・ドリームをつかんだかたなのです。

富とは！？

そんなナヴァル・ラヴィカントさんが、成功のために大切にするべきだとするのが、「富」です。

富を生み出すことは私が身につけたスキルセット［知識や能力］であり、だれでもそれを身につけられるのだから。

「努力量」は勝負を決めない――「方向」を探り、定めよ

リッチになるには、この「富」を高めることを中心にすえ、考え方を転換することだといいます。つまり、時間をお金に変えることを辞めること。レバレッジを効かせられる、ものごとを持つこと。そして、「何をするか」「誰とするか」「いつするか」を理解した上で、取り組むことです。

富の生み出し方とは！？

「特殊知識」「説明責任」「レバレッジ」を武器にせよ。

「努力量」は勝負を決めない――「方向」を探り、定めよ

• 「特殊知識」とは、訓練では身に着けられない知識のことです。あなたが、熱中し没頭できることでしか得られない知識で、他の人が見ればあなたがその知識を遊びながら習得しているのに、仕事をしているように見えるようなことです。
• 「説明責任」とは、事業を引き受け、社会に対しての責任を持つということです。リスクを取れば、社会はその見返りとして、責任、エクイティ、レバレッジを与えてくれます。
• 「レバレッジ」とは、資本、人、そして限界費用ゼロで複製できるプロダクト（コードとメディア）です。プロダクトはいわば、ソフトウェアとも言えるかも知れません。あなたが寝ている間にも、働いてくれるものです。

これらを総動員することで、「富」を持続的に得ることができます。

一言にすれば、「資産」を持て、ということになるでしょう。時間を労働に変え、それで対価を得るのではなく、資産を働かせて、富を得ることをナヴァル・ラヴィカントさんは説いています。

もし君が「富を得る」という目的を長期的に目指すなら、「今やっていることは自分らしいか？自分らしさを発揮しているか？」と考えなくてはならない。それから、「プロダクト化しているか？スケール［規模を拡大］しているか？プロダクト化の手段はヒトか、カネか、コードか、メディアか？」と考えなくてはならない。

「努力量」は勝負を決めない――「方向」を探り、定めよ

大変刺激的な１冊です。基本的には、ナヴァル・ラヴィカントさんがツイッターで発信した内容に、編集を効かせて、深い理解を補助させてくれる構成になっています。１冊の本として完成させてくださったことに感謝ですし、日本語で親しめるようにしてくださった出版社さんと、訳者さんにも感謝！

自分が熱中できることを見つけるのが、やはり、起点になるのかな、と思います。「特殊知識」を習得することが、独自性、オリジナリティになりますし、何より、楽しいことを見つけるので続けられる活動になります。そんなものごとを見つける時に参考になるのが、過去の投稿「【人生のコンパス持ってますか！？】Dark Horse｜Ｔ・ローズ他」です。ナヴァル・ラヴィカントさんもダークホースなのかも・・！！ぜひ、本書とあわせて手にとってみてください！

まとめ

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