- どうしたら清く正しく、豊かになることができるでしょうか。
- 実は、お金にまつわる人の心理を知ることが重要かもしれません。
- なぜなら、経済的な成功のカギは、「人間心理」に影響されるためです。
- 本書は、お金の真実を知るための1冊です。
- 本書を通じて、豊かになるためのヒントを得て、今の自分を振り返る機会を作れることでしょう。
経済的成功は何によってもたらされるか?
本書では、経済的成功には、「ソフトスキル」の重要性を説きます。
「ソフトスキル」というのは、何を知っているかということではなく、実際にどう振る舞うかを決めるスキルセットのことです。
「ソフトスキル」を「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」と呼び、本書の中では、充実した事例を元に、お金と心理について、知り、考える機会を得ることができます。
お金との賢いつき合い方は、「人間心理」から学べる
例えば、人はなぜ無謀な借金をするのでしょうか。
たとえ、金利の専門知識を学んでも答えを出すことはできないのではないでしょうか。
大切なのは、人間の欲望や不安、楽観主義といった、心理的な側面の影響を考慮することです。
「人は、お金を扱うときにおかしなことをする。だが、おかしな人は誰もいない」ということだ。
私たちは、豊かになりたい!と願って、周りを見渡して、成功している人や事例を見つめることがあると思います。あの人はこれだけ稼いでいる!とか、あの事業は、こんなに成功している!とか。
でも、冷静になりましょう。成功というのは確率分布しているということです。
つまり、標準偏差の中でトップラインを見つめれば、成功事例ばかり目につくわけで、同様にボトムラインの存在も忘れてはならないということです。
お金や富については、その成否というのに大きく「運」というファクターも関わってきます。まるでコインの裏表のように訪れる気まぐれにあまり心を奪われることは得策ではありません。
本質的なものごとをよく注目することが重要かもしれません。
「あの成功者がしたのと同じことをしよう」とか「あの失敗者がしたことは避けよう」という発想も時に、自分を奮い立たせるきっけになるかもしれませんが、そのくらいの効用に留めておくことです。
結果と原因のうち、何が再現性あることなのかを見極めるということが、本質的であるかどうかに関わってきます。
大切なのは、特定の個人や事例ではなく、もっと大きなパターンに注目することなのだ。
この世の中で、生きていくうえで、なにごとも、見かけほど、良くも悪くもないという事実を受け入れて、他者と自分を過剰に比べるのではなく、冷静にいまここの自分と向き合ってみることです。
知足がキー!?
富の比較ゲームに参加しないようにしましょう。
唯一、勝てる方法は、最初から戦わないことである。
たとえ周りの人よりも収入が少なくても、「自分はこれで十分だ」と満足することが大切です。
禅の言葉でも「知足」というものがあります。まさに、足りることを知っているということ。
遅速については、こちらの1冊「【質素と簡素は大違い!?】人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法|枡野俊明」もぜひどうぞ!

それが、自分の心の平静を取り戻す機会を提供し、ものごとの本当に大切なことを見つめる機会を提供してくれます。
「十分」という感覚を持つことは、チャンスや可能性を捨てる保守的な考えにも見えるかもしれない。だが、私はそうは思わない。「十分」の反対の概念である「貪欲さ」に突き動かされれば、後悔の念に駆られるからだ。 自分がどれだけたくさん食べられるかの限界を知るには、吐くまで食べるしかない。だが、吐くまで食べればどんな食事も台無しになってしまうから、誰もそんな無茶はしない。
知足のマインドセットを持つためには、いまここがいかに充実しているか、そしてかけがえのないものかを実感することも重要でしょう。
確かに、私たちは生きているのです。
どこかでブレーキをかけなくては、人間の欲は無限大に膨れ上がっていきます。膨れ上がった欲に対応していくためには、それ相応の力や無理が必要になり、それが破滅の道へと通じることもあるでしょう。
私たちの幸福には、お金や富だけではないファクターが関わっている、そしてそれらのほうがより大きな相関を持っているかもしれないということに、気づくのです。
複利の力とは!?
また、「複利の力」を知るということは基本になるでしょう。
何かが「複利的」に作用すれば——つまりわずかな成長が将来の成長のための燃料となれば——小さな変化が、常識的には考えられないほど驚異的な変化をもたらすことがあるという事実だ。
この変化はあまりにも巨大なので、人はその可能性や、変化が起きた理由に向き合うべき時に、正しく把握することを困難にします。
世界的に有名な資産家ウォーレン・バフェットさんの資産の大半は、60代以降に構築されたものであるとのことです。
彼の純資産は、845億ドルを超えます(!?)が、そのうち842億ドルは、彼が50歳の誕生日を迎えたあとに増えたものであり、さらにそのうち815億ドルは、社会保障の受給資格を得た60代半ばにできたものです。
投資の最重要アドバイスは「黙ってじっと待て」
ということにほかならないのですね。
ウォーレン・バフェットさんは、ただひたすらに待ちました。より良い銘柄を目利きで当てたという論点もあるかもしれませんが、「75年にわたり一貫して投資し、そして待った」ということが、富の本質をついているのかもしれません。
それだけ複利の効果を直感的に理解することは難しいということです。人知が及ばぬ感性の世界に作用する方法であるとも言えるかもしれません。
そして、同時に、お金(経済資本)だけでなく、人的資本(スキルセット&マインドセット)、社会資本(人との御縁)についてもこれらのことは当てはまるのだと思います。
投資については、こちらの1冊「【時間を、信頼の貯蓄に変える!?】投資思考|野原秀介」もぜひ合わせてご覧ください。

次回の投稿においても引き続き、本書『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』を取り上げさせていただきたいと思います。投資の心理、その本質とはどこにあるでしょうか。一生の価値ある学びをご一緒しましょう。
まとめ
- 経済的成功は何によってもたらされるか?――お金に関する心理によるものです。
- 知足がキー!?――富に関する幸せについては、キャップを持つことが欠かせません。
- 複利の力とは!?――感覚的には、知り得ない力を可能な限り想像するべきです。
