【メタ認知の練習！？】動物キャラナビ 決定版：隠された本質もわかる人間のトリセツ｜弦本將裕

自分の本質を理解する！？

自分という存在を理解していると言えるでしょうか。なぜ、自分はこういう考え方なのか、なぜ、自分はこういう言動をしがちなのか、そんな点について、ふと気になることもあるかもしれません。そんなときには、少し立ち止まって、自分という存在を客観的に見てみることが大切かもしれません。

時代は移ろいで、社会は変化し続けていきます。社会に合わせていくこともとても大切なことですが、それだけでは、自分も大切にすることが難しくなります。自分も大切にできない人が、他者も大切にすることは困難ではないでしょうか。

自分らしく生きていくために大切なのは、まず自分自身を理解すること。

これからの新しい時代に自分らしく生きていく方法

自分の本質を見つめてみましょう。本質とは、個性のことです。また、本書の中では、自分を形作るものは、本質だけではなく、表面（演じている自分）、意志（考える自分）、希望（将来像）と細かく分けて、見ていくことをおすすめしています。このなかでも、本質こそが、自分自身の本来の姿と言えるでしょう。

自分の本質を知ることは、自分を受け入れることにつながります。

これからの新しい時代に自分らしく生きていく方法

個性を認め、発揮する！？

「本当の自分＝本質」を知ることは、自己肯定感を高めることにつながります。

「どうせ私なんて……」をなくす自己肯定感の高め方

あるがままの自分を素直に認めることが、まず大切です。学校や会社の中で、知らず知らずのうちに抑圧してきてしまっているかもしれない思いや、感情があると思います。それらに向き合わないことは、自分を否定しているのと同じです。

思いや感情というのは、自然と湧き上がるものであって、それを抑えることはできません。だから、それをなかったことしてしまうのでは、自分に嘘をつくことになります。これが積み重なっていってしまうと、幸せを感じる力が衰えてしまうでしょう。

感情を大切にすることについては、こちらの１冊「【ものごとの二面性に気づけ！？】ＲＥＡＰＰＲＡＩＳＡＬ｜内田舞」もぜひご覧ください。

まずは、自分の素直な気持ちや思いを思い出しながら、自分の本質と照らしながら、本当の自分のあり方について検討をしてみましょう。何か違和感を持っていたり、それを放置することなく、適切に向き合ってみることも大切ですね。

自分の本質こそが、個性であるとも捉えられます。かけがえのない個性を発揮することが、幸せをよりよく感じるための秘訣です。

自分の居場所は自分で作る！？

個性を力として発揮して、自分だけではなく、他者をもより良くしていくために、大切なのは環境を選ぶことです。個性を魅力として輝かせるためには、適切な環境が不可欠だからです。

魚は陸地にいては、その素晴らしい身体を使って泳ぐことだって、あるいは生きながらえることだって難しいのです。反対に「水を得た魚」という言葉がある通り、適切な場所に身を置けば、本来の力がイキイキと発揮されます。

環境の重要なファクターとして「人間関係」があげられます。人はひとりで生きていくことはできません。かならず他者とのつながりの中で、人生を作っていきます。自分を知り、そして、自分の置かれている環境を知ること、さらにはその環境を構成している人間同士の関係に注目することが、よりよい時間を積み重ねていくためにヒントになります。

「自分に出会えない人生は、他者とも出会えない」

伊丹十三監督

自分のことを理解するには、メタ認知という視点が大切です。占いもある種のメタ認知と言えるでしょう。本書が提示してくれるのは、人間の本質を端的に捉える一つのアイデアです。占いとは、たしかに誰にでも当てはまりそうなことを運命と感じられる自分に固有の情報（生年月日など）に紐づけて語ることで、信憑性を感じさせていると指摘される側面もあります。

ただ、占いという視点をもって、自己を客観視することの大切さ、あるいは、他者を理解する視点を持つことの大切さを知ることに、学びがあるのではないかとも考えられます。

メタ認知を鍛えていくために、占いは一つの体験を提供してくれます。自分を俯瞰して見るためにはこちらの１冊「【頭がいいは、視点で決まる！？】メタ思考～「頭のいい人」の思考法を身につける｜澤円」もおすすめです。ぜひご覧ください。

まとめ