【さして苦労していないのに、仕事が回る!?】もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法 知恵がどんどん湧く「戦略的思考力」を身につけよ|古谷昇

もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法 知恵がどんどん湧く「戦略的思考力」を身につけよ
  • 世の中にはさして苦労していないのに仕事がうまく回っている人がいます。
  • 実は、彼らの日常にこそ学びがあるかも知れません。
  • なぜなら、テクニックと言うよりも生き様に近い仕事の仕方なのです。
  • 本書は、コンサルタント古谷昇さんによる仕事を考える1冊です。
  • 本書を通じて、一生ともにできる仕事上達の秘訣を知ることができます。

2つの上達法とは!?

世の中には、ハタから見ると、さして苦労もしていないのに仕事がうまくいっている人と、苦労してなんとか回している人、それから仕事ができない人がいる。

はじめに

本書は、そんな苦労をしてなさそうなのに、なぜか仕事がうまくいっている人について考える1冊です。古谷昇さんが指摘するのが、早々に一流になるということです。一流になれば、景色が変わります。プロ意識を持ち、人からも期待されるようになるから、学習効果が非常に高まります。一流になってみないと、仕事の本当の楽しさもわかりません。

2つの上達法があります。

上達法1上達法2
テクニック感覚(?)
70点を80点に40点を70点に
専用汎用
強みの補強弱みの転換
2つの上達法

上達法2で行くことができれば、いち早く一流になることが可能です。上達法1はどうしても部分最適のテクニカルな内容になってしまいます。一方で、上達法2は、全体感を大切にしながら、効果的に結果が現れる方法を常に検討することができます。

大切なのは、上達法2の感覚です。これは、「気づき」と言ってもいいかも知れません。仕事で新たな経験をすることで、そこに気づきを見出し体得する。あるいは、障壁に立ち向かい、その中から気づきを得て自分を知る。など、自分から気づきを積極的に得て、次の行動にいかすクセづくりをしたいものです。

師匠を持つことも大切かも知れません。「守破離」とはよく言ったものですが、自分が信じる人をお手本として勝手に真似するのです。この際にも、テクニカルな内容ではなく、全体感を忘れずに真似ていくことが大切です。その人の発言や考え、行動のいち部分を真似しては上達法1に過ぎません。大切なのは、全体感を忘れずに、内発的にひとりでも行えるようになるために上達法2を心得ることです。

守破離の考え方については、ぜひこちらの投稿「【あなたを高め続ける唯一のスキルとは!?】教わる力 すべての優秀な人に共通する唯一のスキル|牧田幸裕」もご覧ください!

コツを掴む!?

仕事はテクニックではなく、コツで覚えることです。そうすれは、常に汎用性が効きます。

経験を積めば積むほど、コツを身につければつけるほど、人は着実に成長していくのである。

第1章 アッという間に一流になれる仕事の学び方

仕事のコツを掴むことができれば、いち早く成長することができます。自分の中に、軸ができているので、それと対比を上手にしながら、外から学習を十分にすることができるからです。

コツができていれば、外からの刺激を上手に取り入れることができます。先輩や上司の意見も、コツがある自分の耳で聞けば全部を聞かなくても済みます。必要なところだけを聞くことができるので、自分自身の成長を志向することが可能になります。一方で、コツが掴めていない状態だと、全てを聞こうとしてしまって、何がなんだか分からなくなります。基本があれば、細かなテクニックも本当の意味で、血肉にすることができます。

うまい仕事のやり方とは!?

仕事のうまいやりかたは、2つの着眼点を忘れないことにあります。

1)仕事の「目のつけ方」
2)仕事の「進め方」

課題がわかれば問題は解決したも同じ

第3章 人と決定的に差がつくうまい仕事のやり方

解決策に囚われてはいけません。大切なのは、解決策よりもむしろ課題設定です。課題設定が正しくされていれば、解決策は自動で出てくると言っても過言ではありません。仕事のどこに目をつけるかで、その後の展開がガラッと変わってしまうのです。とりあえずお客さんに言われたことに沿って仕事を進めながらも、同時にそれだけではなく、ほんとうに有効なただしいい課題設定はどういうものなのかを真剣に考え続けなくてはならないのです。これは、本当に仕事をしているという状態です。

そして正しい課題設定ができたら、今度はそれをなるべく古典的な手法で解決していく。
コンサルタントに斬新な手法を求めるのは間違いなのである。

第3章 人と決定的に差がつくうまい仕事のやり方

特に、経営や組織の課題という人にからむ内容については、古典的な手法のほうが良い場合がほとんどです。古典的手法は過去に多くの会社がトライしてきており、前例によって証明されているからです。また、誰もが納得して受け入れやすいことも特筆されます。

コンサルティングに長けた人というのは、あくまでほんとうの課題は何なのかを重要視する。

第3章 人と決定的に差がつくうまい仕事のやり方

2)仕事の「進め方」については、あいつに任せれば安心と評価される仕事を進めることが大切です。これは、事前にどんなトラブルがありそうか、どんなところに落とし穴があるのかを「予見できる人」。もしくは、予見できなくても、トラブルが起きた時にそれを「ハンドルできる人」ということになります。

案外だれも、仕事のコツについて教えてはくれないのですね・・自分で学ぶしかない。この点は、実は仕事の上達をしていく上で、大切なのだと感じます。自ら自分を鍛えていく考え方を持ちたいものです。

まとめ

  • 2つの上達法とは!?――対極的な上達方法を知り、見極めて、実践しましょう。
  • コツを掴む!?――コツをつかめば全体感を見通して、上達が早くなります。
  • うまい仕事のやり方とは!?――目の付けどころと進め方を意識しましょう。
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