【あなたはすでに資産を持っている!?】人望が集まる人の考え方|レス・ギブリン,弓場隆

人望が集まる人の考え方
  • 社会で大切なのは、成功は他人が連れてくるという事実です。
  • そして、実は、あなたは他人とうまくやるためのポテンシャルを持っているのです。
  • なぜなら、あなたには、対人関係において使える<隠れ資産>があるから。
  • 本書は、米国の著名な経営コンサルタントであるレス・ギブリンさんによる対人関係の秘訣のための1冊です。
    原題は『How to Have Confidence and Power in Dealing with People』(どうしたら対人関係における自信と力を持てるのか?)。
  • 本書を通じて、相手があることの素晴らしさ、そして、いま手にしている自分の力に気づくことができるでしょう。
レス・ギブリン,弓場隆
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過去の投稿「【自分よりも相手を意識すること!?】人の心をつかむ15のルール|レス・ギブリン」でも、レス・ギブリンさんの著書を取り上げさせていただきました。こちらもおすすめです!!ぜひ、あわせてご覧ください。

対人関係の原則とは!?

人の心をつかむ15のルール』でも、レス・ギブリンさんは説いていましたが、今回の著書の中でも一貫して次のような人の見立てをしています。

人間関係には次の4つのルールがあります。

  • 1)すべての人は程度の差こそあれ自分本位である。
  • 2)すべての人は自分に最も強い関心を抱いている。
  • 3)すべての人は自分が重要だと感じたがっている。
  • 4)すべての人は他人に認められたいと思っている。

人間関係の最重要ポイントは、「人々はたいてい自分の自尊心を満たすために行動する」ということだ。

正論を説くよりも自尊心を満たす

ついつい、正解・正論をかざしてしまうかもしれませんが、大切なのは、人間関係の中で仕事や取引が進んでいくという事実を忘れないことです。人が成功をもたらすのであれば、その関係性をいかに育んでいくかという視点も、極めて重要なのです。なにかものごとを成したいと、思っているのであれば、なおさらでしょう。

私たちはよく「物の道理」という言葉を使うが、人間関係における物の道理とは、相手に正論を振りかざすことではなく、相手の自尊心を満たす方法を実行することだ。

正論を説くよりも自尊心を満たす

この「自尊心」は、日本語にしてしまうと、少し堅いイメージになってしまいますが、上述の4つのポイントをあわせたもの、として捉えると、すこし手元に引き寄せされる感覚があります。

公私を問わず、人間関係の技術が成否を分けるとしたら、それは一体どのようなものでしょうか!?

あなたが持つ「隠れ資産」とは!?

人間関係を良好にする技術、資産をすでにあなたは保有しています。

  • あなたは他人の価値を認める力を持っている。
  • あなたは他人が自分を好きになるのを手伝う力を持っている。
  • あなたは他人を受け入れて大切に扱う力を持っている。

あなたは人々が求めてやまない貴重な「隠れ資産」を持っているのだ。

第3章 自分の「隠れ資産」を有効に使う方法

自分のこれらの資産をいかにつかうかは、自分次第です。大切なのは、人間関係の原則に従って、相手本位の関係構築につとめていくことです。自分の話をするのではなく、相手の話を丁寧に聞くことから、すべては始まります。そして、適切にすでにあなたが持っている力を活用して、縁を広げていきましょう。

スタートラインも肝心です。相手と自分との関係を俯瞰して見ましょう。

どんな種類の話し合いを始めるときも、まず、「自分は何を求めているのか?この話し合いがどんな展開になることを期待しているのか?どういう雰囲気で話し合いをしたいのか?」と自問することが望ましい。

自分が求めているものに合わせた調子で始める
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相手を受け入れ、相手を認め、相手を尊重しながら、話を進めていきましょう。相手を恐れていると、相手は身を遠ざけてしまいます。あなたの抱く想いや言葉は、現実化するのです。ポジティブなイメージを描くことも大切です。

相手の得意な話題を探す必要はない。自分のことを話してもらえばいいからだ。どんな人でも「自分」というテーマの第一人者である。

会話はありきたりな話題から始められばよい

協働の秘訣とは!?

より効果的な協働関係をつくれるのは次の2つのうち、どちらでしょう。

1つは、相手に「これを手伝ってください」といい、要件を説明する。

2つめは、相手に単に「これを手伝ってください」というのではなく、その方法を考えるように依頼する。

1つめであれば、労働力として相手が協力してくれるでしょう。2つめであれば、労働力としても、知恵者としても相手は、あなたの協力者となってくれるでしょう。

人々は自分の知恵を活用してほしいと思っている

人々は自分の知恵を活用してほしいと思っている

これも相手本位のスタンスで重要なことかもしれません。経営者のマインドにも通じるかもしれません。従業員にいかに新しいアイデアを求め、その採用決定をしていくプロセスを経営の中に、いかに取り込んでいくか、企業や事業の成長にあたってはとても大切な視点です。

本書を通じて、常に相手をいかに向上させるか、という点に、意識が向けられているところがとても印象的でした。ぜひ、お手に取っていただいて、レス・ギブリンさんのノウハウに触れて、ぜひ実践をしてみてください!おすすめです!!

まとめ

  • 対人関係の原則とは!?――相手本位のスタンスがポイントです。
  • あなたが持つ「隠れ資産」とは!?――相手を向上させる力をすでにあなたは持っているのです。
  • 協働の秘訣とは!?――相手を労働力としてだけではなく、知恵者として協働を依頼することです。
レス・ギブリン,弓場隆
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