【経営者が本当にやるべきこととは・・!?】ガーバー流 社長が会社にいなくても回る「仕組み」経営|堀越吉太郎

ガーバー流 社長が会社にいなくても回る「仕組み」経営
  • 社長がいないと現場が回らない、社長が忙しい、思い当たるふしありますでしょうか!?
  • 実は、経営の仕事が本当にできていれば、会社は自働するものなのです。
  • なぜなら、経営は「仕組み」を作ることだからです。
  • 本書は、中小企業経営指南のパイオニアであるガーバーの考え方を端的にまとめていただいた1冊です。
  • 本書を通じて、経営とは何をすることなのか、ビジネススケールのために必要な視点を得られるでしょう。

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経営者の方のよくあるお困りごと・・

毎日の経営の中で、次のようなお気持ちありますでしょうか!?

「まともな人材が集まらない」
「思うように売上が上がらない」
「ナンバー2が客を連れて逃げた」
「従業員が言うことを聞かない」
「仕事に追われて休みが取れない」
「価格競争にさらされている」
「資金繰りが苦しい」
「時代の変化についていけない」
「社長の想いが理解されない」

こんな思いをしているのに、
どうして会社が伸びないのか?
それは社長が「仕事をしている」からだ。

表紙

社長の仕事をしているから、こんな思いをするとは、一体どういうことでしょうか!?

経営者の本当の仕事とは!?

経営者の持つ人格を、ガーバーは3つに分類しています。

1)起業家・・変化を好む理想主義者。新ビジネスにつながる活動を行う。
2)マネジャー・・管理が得意な現実主義者。ビジネスに必要な仕事の管理を司る。
3)職人・・手に職を持った個人主義者。実務を遂行する。

大切なのは、この人格のバランスがポイントだといいます。また、ガーバーによると、多くの経営者は、「起業家」の人格を持っておらず、「職人」のままにとどまっていると看破します。

理想としては、順繰りに「職人」→「マネジャー」→「起業家」の比率をあげていくことです。

  • 創業期=「職人軸足」・・「社長=事業」の時期であり、社長の仕事は、「売上を作ること」
  • 拡大期=「マネジャー軸足」・・「組織」へと飛躍する時期であり、従業員を雇い、マネジメントをする
  • 成熟期=「起業家軸足」・・社長不在でも成長できるビジネスの仕組みをつくる

このステップを意識するのと、しないのでは大違いで、自己の振り返りと、リスキリングが重要になるでしょう。

社長の唯一の仕事は、「仕事を手放すこと」だ。

「経営者」になれない社長が多すぎる

ガーバー流の「仕組み」の作り方とは!?

仕事を手放すにも、マネジャーとして管理できる、あるいは、起業家として仕事を俯瞰して見られる「仕組み」構築が重要です。とくにガーバーは、<in business>ではなく、<on business>が大切であると言うそうです。<in business>は、仕事の中にはいって、売上を作ること。<on business>は、仕事を俯瞰して「仕組み」全体の指揮をとることです。

さて、どうしたら、社長が不在でも仕事が回っていく「仕組み」が作れるでしょうか。

急成長できたビジネスには「たった1つの仕組み」がある

急成長できたビジネスには「たった1つの仕組み」がある

ガーバー流では「仕組み」経営のためには8つの条件(仕組み)がそろうことが肝心と説いています。

  • ①ビジネスモデル・・誰がやってもお金が生み出される「仕組み」
  • ②組織図・・会社のなかでの役割を明確にする「仕組み」
  • ③職務契約書・・仕事の意味と目的を明確にする「仕組み」
  • ④人事評価制度・・働く人の夢を叶える「仕組み」
  • ⑤理念・・経営者の想いを伝える「仕組み」
  • ⑥数値化・・現状の役割を可能にする「仕組み」
  • ⑦マニュアル化・・平凡な人材を非凡に変える「仕組み」
  • ⑧イノベーション・・社長がいなくても成長できる「仕組み」

一貫して、重要視するのは、「誰がやっても、同じ成果」を生むというスタンスです。ともすると、経営者の方は自分の分身を求めてしまいがちです。「職人」として仕事を一から立ち上げ、成長させてきた自負をお持ちですので、そのお気持ちはうなづけます。でも、経営者の方のように強いモチベーションと粘り強さをお持ちの方はそうそういないものです。そもそも、人はひとりひとり違うものです。そんな多様な時代において、いろんな人にオンボーディングしていただいて、価値の掛け合わせを行っていくことが、今後の舵取りにはポイントになりそうです。

これを機会に、いかに経営者の方が「仕事をせずに」前に進める「仕組み」をつくれるかどうかにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

それぞれ8つの仕組みについては、本書をぜひご確認ください。私も、これを機会にガーバー流「仕組み化」について深く学んでいきたいと思います。

ビジネスモデルを考える際に、未来の視点を加えてみるのも良いかもしれません。過去の投稿「【どんな未来に備えますか!?】ビジネスモデルの未来予報図51|齊田興哉」をご参考にしてみてください!

まとめ

  • 経営者の方のよくあるお困りごと・・――多くの経営者がヒト・モノ・カネのうち、ヒトについては、自分もしくは従業員に関する問題で悩んでいます。
  • 経営者の本当の仕事とは!?――「起業家マインド」を持って仕組みを構築、運営することです。
  • ガーバー流の「仕組み」の作り方とは!?――8つの仕組みを創り上げます。ビジネスモデル、組織図、職務契約書、人事評価制度、理念、数値化、マニュアル化、イノベーションです。

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