【その働き方、あと何年続けますか!?】仕事は自分ひとりでやらない|小田木朝子

仕事は自分ひとりでやらない
  • 100年時代と言われています。あなたは、今の働き方をこれから何年続けますか?!
  • 実は、この問いに向き合う時、チームへの考え方を見直すことも大切かも。
  • なぜなら、仕事は一人で行うものでなく、その多くがチームで行うものだからです。
  • 本書は、一人で抱えず、チームで仕事に向き合うための考え方やTODOを見出すものです。
  • 本書を通じて、仕事と成果に対する考え方を変え、この先の働き方について考えるきっかけを得られます。

詳しくは表紙をクリック!! → Amazon

小田木朝子
¥770 (2024/02/25 19:23時点 | Amazon調べ)

あなたは、あと何年働きますか!?

人生100年時代です。きっと、私たちの多くが、先人よりも長い時間、過ごせるでしょう。仕事を長くしていくという人もいるでしょう。人生にとって、仕事はなくてはならないものです。豊かにしてくれます。でも、あなたはそんな仕事を、同じようにこれから、ずーっと続けていきますか?今の働き方、続けていけそうでしょうか。本書は、「働き方の持続可能性」について考える本です。

働き方 = 仕事のやり方 × 選択肢

おわりに

ビジネスパーソン働き方への満足度は、仕事のやり方と選択肢に分解されます。選択肢は、外部要因です。職場環境や、所属・職種・業務、ワークスタイルなども含まれるでしょう。ここでは、自分にとって適切な選択肢が選べているか、あるいは、多くの選択肢から検討ができているか、が、論点になります。

選択肢も大切ですが、実は、「仕事のやり方」も大切なのです。

本書は、「ヘルプシーキング」を基軸に、ひとりで仕事をするのではなく、チームで仕事を行い、全体としてそれまでよりもさらなる成果をあげていく「仕事のやり方」について触れられています。

あなたは、ひとりで抱え込んでなんとかする仕事のやり方をしていませんか?
周囲と連携し、ひとりで出せる以上の成果を出せていますか?
周囲と信頼関係でつながり、仕事で貢献実感や成果実感を持てていますか?

おわりに

仕事をあと20年、30年続けていく時に、自分の体力も変わりますし、ライフイベントも変わります。そうした中、同じように、あるいは今よりもさらに充実したよりよい仕事を進めていく上で、「ヘルプシーキング」という「仕事のやり方」について触れてみましょう。

「ヘルプシーキング」とは!?

ヘルプシーキングとは、一言でいえば周りの人に助けを求め、ひとりで抱え込まないスキルです。Help(助け)、Seeking(探す)という意味で、立教大学経営学部教授の中原淳先生が発信されていた言葉です。

はじめに

「ひとりで無理して抱え込む」から「周りを頼りながら、チームで成果を出す」へアップデートしてみましょう。気合や根性、長時間労働に頼るのではなく、周りのチームで協働していくと、さまざまなメリットがあります。

メリット1)仕事に愛着が増し、働くことへの満足が生まれる
仲間がいると、仕事にたいして、モチベーションがわきます。どんなに困難な仕事でも一人よりも二人、三人であるほうが、乗り越える確立が増します。(雪山で遭難しても、複数人のほうが生存確率が高いそうですよ)

メリット2)連携による成果が生まれる
複数の目でチェックしたり、専門性の高い人と協働することで、掛け算以上の成果をもたらしてくれます。

メリット3)挑戦と成長がしやすくなる
支え合っているという実感が、挑戦への勇気をもたらし、あるいは、協働により得られるスラック(余裕)が、新しいものごとをスタートさせる原動力になります。

「ヘルプシーキング」のはじめかたとは!?

ヘルプシーキングが上手なチーム = 個人スキル × 仕組み × 文化

ヘルプシーキングはこれからの組織スキル

個人スキルとは、チームのひとりひとりが、ヘルプシーキングを深く理解している状態のことです。「助けてもらう」あるいは「助けを求める」のは、甘えや怠惰なのではなく、その先のチームの成果につながっていく大切な行動なのだということを、相互了解していたいところです。

その上で、仕組みを持つことが大切です。例えば、互いにどんな業務を行っているのかを把握したり、あるいはどんなスキルを持っているのかをオープンに共有する場があるほうが良いでしょう。

文化は、最も難しいですが、重要です。ヘルプシーキングを行いやすい、風土を作り上げていくことが大切です。これには、組織の権威者が積極的に背中を見せていくことや、あるいは、ヘルプシーキング的な行動を積極的に行わせるような行動指針の共有や、これに基づくフィードバックが有効でしょう。

まずは、①業務共有、②業務プロセスの見える化、③助け合いの文化づくり、などを通じて、組織にヘルプシーキングを定着させていく第一歩を踏み出してみるといいでしょう。「助け合えるチーム」は、これすなわち「成果を出すチーム」になれるのです。

これまでの仕事のやり方を見直すには、アンラーニングも有効です。過去の投稿「【成長の秘策は「学びほぐし」!?】仕事のアンラーニング|松尾睦」で詳しく触れています。こちらも、とてもおすすめです!

まとめ

  • あなたは、あと何年働きますか!?――さまざまなライフイベントがある人生において、自分だけを頼る働き方では限界もあるかもしれません。
  • 「ヘルプシーキング」とは!?――周りの人に助けを求め、ひとりで抱え込まないスキルのことです。
  • 「ヘルプシーキング」のはじめかたとは!?――①業務共有、②業務プロセスの見える化、③助け合いの文化づくり、など具体的なアクションを組織全体で始めてみましょう。

詳しくは表紙をクリック!! → Amazon

小田木朝子
¥770 (2024/02/25 19:23時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!