- あまりにも忙しいことにうんざりしていませんか！？あるいは、目まぐるしすぎるがあまり、忙しいこと自体に気付いていないことありませんか？
- 実は、そんなときこそ「ホワイトスペース」が大切かもしれません。
- なぜなら、本当に良いアイデアは、時間的なゆとりのときにしか生まれないからです。
- 本書は、ゆとり時間を「ホワイトスペース」と呼び、戦略的に確保していく方法を示唆してくれる１冊です。
- 本書を通じて、いかにゆとり時間を創造するか、豊かな生き方を追求できるかを確認することができるでしょう。
ポチップ
現代人はあまりに忙しい！？
みなさん、忙しい毎日を過ごしていますか！？多くの方が、ゆとりがないなぁって思って毎日を過ごしているのではないでしょうか？！なぜ、こんなにも便利な社会になって、多くのものごとが自動化しているのに、私たちはこんなに忙しいのでしょうか。メールやメッセージに追われて、バタンキュー。気づけばお昼を食べ忘れていた。なんて、１日が日常な人もいるのでは！？
かつてないほど時間に追われて息苦しさを覚えている。時間を奪うものの総攻撃を受けており、世界中どこもかしこも、労働者は疲れきって青色吐息になっている。
心の平穏と創造性を取り戻す
忙しい時間を過ごしていると、やっている感を得ます。これを生きている手応えにしちゃうのもひとつの考え方だと思いますが、本当にそれで良いのでしょうか！？ちょっと立ち止まってみましょう。
人は、元来、創造することに大変な満足度を感じるものだといいます。そうでなくては、こんな便利な社会を生んだり、アートを創造したり、あるいは料理をしたり、生活に一工夫したり、思いつかないはずです。
私たちと創造性を遠ざけている原因を取り除き、本来的な生き方を追求する覚悟が私たちには必要なのかもしれません。
戦略的な休みを持とう！
著者であるジュリエット・ファントさんは、「ホワイトスペース」と呼ばれる戦略的な休みを持とう！と言います。１日の中でも複数の「ホワイトスペース」を持つことで、創造性を高めることができます。
ハーバード・ビジネススクールのテリーザ・アマバイル教授は、「人間はプレッシャーがかかった状況で創造的になれる」という誤解が世間にあることに気づいた。
脳はホワイトスペースを愛している
ゆとりが大切だと言われているには、研究根拠があるのです。
その時間を見つけよう。作ろう。自分に許そう。毎日、ほんのわずかな時間を割くだけで、あなたは変われる。完全に止まるもよし、１秒か５秒、ちょっと立ち止まるもよし。まずはできる範囲で楽しんでやってみよう。
戦略的小休止をとる
ポチップ
戦略的な休みのための４つの問いとは！？
戦略的な休みを確保するために、本当に目まぐるしい時間に浸かっている必要がある！？自分にじっくり問いかけてみましょう。まずは、不要な時間をなくすことです。
- １）手放せるものはあるか？
- ２）「十分」とはどの程度か？
- ３）本当に知るべきことは何か？
- ４）本当に注目すべきことは何か？
経営において改善の４原則というのがあります。これに、著者の指摘する４つは似ています。
ECRSは、Eliminate（排除）、Combine（結合と分離）、Rearrange（入替えと代替）、Simplify（簡素化）の英語の頭文字を選択したものである。
ECRS（改善の4原則）日本能率協会コンサルティング
真意は、本当にそれだけ重要視するだけの価値があるかどうか？！を見極めよ、ということでしょう。
とはいえ、いきなり何もやらない時間を持ってみよう！というのも、なかなかハードルが高いでしょう。「何もしない」ことへの罪悪感が拭えなさそうです。ですので、たとえば、書くことに向き合ってみるのもいいかも。こちらの１冊（「【”脳ート”のチカラを信じよ！？】自分を変えるノート術｜安田修」）もぜひご参考に！自分の頭の中のノイズを書いてみて、積み下ろすことも、ある意味「ホワイトスペース」を作ることにつながるかもしれませんね。
まとめ
- 現代人はあまりに忙しい！？――余白のない時間を生きていて、余白がないことにも気づきません。
- 戦略的な休みを持とう！――何もしない時間にこそ、創造的になれます。
- 戦略的な休みのための４つの問いとは！？――時間をつくるための４つの問いで、価値あることをスクリーニングしましょう。
ポチップ
