DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール|ビル・パーキンス

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

人生の充実度は、思い出の数で決まります。そのためには、今しかできないことに金を使い、「死ぬときには金をゼロにするのだ!」という心構えが有効です。金が不足するのではないか?と過剰に心配するのではなく、最適な時に、最上の経験をするために、自分に投資をしましょう。

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従来の生き方を疑ってみよう!

だが、ここで疑問は生じないだろうか?アリはいつ遊ぶことができるのだろう?

ルール1――「今しかできないこと」に投資する

夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到来した。アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた――。この寓話の教訓は、人生には働くべきときと遊ぶべきときがある、というものです。

これまでの人生観は、一生懸命働き、お金をためて、リタイヤしたら好きな暮らしをするというものでした。しかし本当にそれが充実した人生を過ごすために機能する考え方でしょうか。

まず、この価値観を疑ってみることから始めてみましょう。

人生からどれだけ無駄を減らし、価値あるもの増やすか?

人は老化には逆らえない。いつかは誰もが死ぬ。だからこそ、限られた時間のなかで最大限に命を燃やす方法を考えなければならない。(中略)これは「最適化」の問題だ。

ルール1――「今しかできないこと」に投資する

人生は当たり前ですが、有限です。しかし、有限だと意識して毎日を過ごしている人がどれだけいるでしょうか。

とある実験では、タイムリミットを知らされたグループとそうでないグループでは、タイムリミットを知らされたグループのほうが、より充実した時間を過ごしたそうです。有限であることを意識することで、充実した人生を送る心構えができます。

人生で最も価値あるもの、それは「思い出」だと著者は語ります。思い出はいつでも思い出すことができ、そのたびに、かけがえのない感情を呼び起こしてくれます。この感情を著者は、「思い出の配当」であると説明します。繰り返し繰り返し思い出すことで、元の経験よりも多くの喜びがられることだってあります。雪だるま式に経験の価値は増えていくのです。

今しかできない経験がいかにできるか?が充実した人生を送る上で大切な問いであるのです。「富」の最大化から「人生」の最大化へ、舵をきりましょう。

金、健康、時間を大切に、最適なタイミングを考えて生きる

「金」「健康」「時間」のバランスが人生の満足度を高める

ルール6――年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する

定説のように老後のために勤勉なアリのように金を貯めるべきだと言われてきたものですが、しかし、金は加齢が進むにつれて価値を減らしていくのです。なぜならば、その金を使って得られる経験をするための体力や健康が減っていくからです。一方、若いときは感受性が豊かですし、「思い出の配当」効果も得られやすいです。

また、金で買えないものとして健康と時間を著者はあげます。この2つをしっかり若いうちから確保するようにしましょう。

さらに一歩踏み込んで、資産を減らすタイミングも著者は提言しています。45歳~適切にお金を使い始め、ゼロを目指すことをおすすめします。もちろん死ぬまでに必要なお金は計算しつつも、溜め込みすぎないことが秘訣です。

お金との付き合い方を自動的にするのではなく、自分の頭で考えて、行動を起こすことを心がけ、かけがえのない人生をより豊かにしていきましょう。

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本書は、お金に対する考え方を180°変えてくれます。お金を貯めるために人生があるのではなく、素敵な経験を通じてかけがえのない思い出を作り幸せを噛みしめるために人生はあるのだと気づくことができます。お金に少し振り回されちゃっているかもなぁ、とか、老後の蓄積が心配だなぁ、とか、漠然とお金に関する不安を持っている方にとくに手にしていただきたいと思いました。

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