はじめに
パーパスは、つくって終わるものではありません。
言葉を額縁に飾るのではなく、ひとりひとりの人生の物語から立ち上がるときに、ようやく組織の力として息をしはじめます。
Purpose Workshop(パーパス・ワークショップ)は、その「起点」を見つけるための場です。
戦略やスローガンの前に、人の物語から始めてみる。
そのための時間と対話を、ていねいに設計しています。
1.なぜ、人生の物語から始めるのか
組織やチームの課題を見ていくと、戦略や制度だけでは動かない領域があります。
- 価値観がそろっていない
- 意思決定が揺れやすい
- 関係性が弱く、対話が浅くなる
- 方針はあるのに、足が前に出ない
こうした背景には、「ひとりひとりの物語が置き去りになっている」という状態があります。
人は「戦略」ではなく、「物語」によって動きます。
自分のこれまでの経験や、大切にしたい価値観とつながったときに、はじめて行動が自分ごとになります。
Purpose Workshop は、まず「あなた自身」から始まるワークショップです。
役職や肩書きではなく、一人の人としての物語を丁寧にひらいていきます。
2.Purpose Workshop の全体像
Purpose Workshop は、おおきく次の3つの流れで進みます。
① 原体験の言語化
人生の転機や、心が強く動いた出来事を振り返ります。
嬉しかったこと、悔しかったこと、今振り返ると転換点だった出来事などをたどりながら、その奥にある価値観の源泉を見つけていきます。
ここでは「うまく話すこと」が目的ではありません。
言葉になっていなかった気持ちに、すこしずつ輪郭を与えていくプロセスを大切にします。

② マイパーパスの言語化
原体験をふり返りながら、
- いま、自分は何を大切にしたいのか
- どんな場で、どんな人の役に立ちたいのか
- どんな状態だと「自分らしくいられる」と感じるのか
といった問いに向き合います。
そのうえで、「マイパーパス(いまの自分の軸)」を、自分の言葉で短くまとめていきます。
完璧な一文をつくることが目的ではなく、「立ち戻れる目印」をつくるイメージです。

③ Co-Mission(共有の使命)を見つける
メンバーそれぞれの物語やマイパーパス、リーダーとしてのパーパス、そして組織・ブランドとしてのパーパス。
それらが重なり合う地点を、対話を通じてさぐっていきます。
その重なりから、「私たちは何のために、このチームで働くのか」という Co-Mission(共有の使命)が、すこしずつ見えてきます。
Purpose Workshop では、このプロセスを一気に結論づけるのではなく、「これから育てていくための最初のスケッチ」を一緒に描いていきます。

3.Workshop で起こりやすい変化
Purpose Workshop のあと、次のような変化が生まれることが多いです。
- メンバー同士の理解が一段深まる
- 価値観の違いを否定せずに、対話できるようになる
- チームの方針や目標に「温度」が宿る
- 日々の意思決定で迷いにくくなる
- リーダーシップのスタイルが自然体に近づく
- ブランドや事業の方向性に、ストーリーが通い始める
なにか劇的なスローガンが生まれるというよりも、
ひとりひとりが「自分の言葉で、自分の道を歩きやすくなる」という変化が、じわじわと広がっていくイメージです。
4.このワークショップが大切にしていること
Purpose Workshop は、「パーパスをつくり切る」場ではありません。
むしろ、次のようなものを大切にしています。
- 曖昧さや揺らぎを、急いで片づけないこと
- 変化していく前提で、仮の言葉から始めること
- ひとりひとりの物語を、ていねいに聴き合うこと
- 強いメッセージよりも、「立ち戻れる起点」を育てること
パーパスは、固定された正解ではなく、変化の中でも立ち戻れる「原点」のようなものだと考えています。
Purpose Workshop で目指しているのは、強くて大きなスローガンではなく、静かだけれど確かな「自分たちなりの芯」です。
5.こんな場面に向いています
Purpose Workshop は、次のようなタイミングに向いています。
- 事業承継や、世代交代のタイミング
- 新規事業や新しいブランドを立ち上げたいとき
- ミッション・ビジョン・バリューを見直したいとき
- チームの関係性をあらためて整えたいとき
- 組織の方向性はあるが、人の心がついてきていないと感じるとき
「まず戦略から」ではなく、
「まず人から」「まず物語から」整えたいときに、特に力を発揮するワークショップです。
6.実施イメージ
具体的な設計は組織やメンバーの状況に合わせてカスタマイズしますが、ひとつの目安として、次のような形を基本としています。
- 所要時間:1回2〜3時間 × 3セッション(推奨)
- 形式 :個別対話とグループ対話の組み合わせ
- 人数 :1チームあたり 3〜8名程度が理想
- 実施形態:オンライン/オフラインいずれも対応可能
個別インタビューを事前に行うパターンや、経営チームのみで実施するパターンなど、目的に応じて柔軟に設計します。
7.導入をご検討の方へ
Purpose Workshop は、正解を押しつけるための場ではありません。
組織やチームに関わるひとりひとりが、自分の物語を持ち寄りながら、「私たちは何者なのか」「これからどこへ向かうのか」を一緒に考えるための場です。
ご関心をお持ちいただけましたら、現在の状況やお悩みをうかがいながら、最適な形をご提案します。