まだ名前のない言葉 #0005|間(ま)は、「問い」でできている。

間は、問いでできている。——まだ名前のない言葉 #0005/増田みはらし書店

間(ま)という字を、じっと見る。
中に「問」が入っている。偶然ではないと思う。

内と外がぶつかるとき、ままならなさが生まれる。
自分と他者のあいだ、人と物のあいだ、言葉と現実のあいだ。
そのずれは、解消すべき摩擦として扱われることが多い――。

でも、そのままならなさが「問い」になる瞬間がある。

「問い」は答えを急がない。
触媒のように、それ自身は変わらないまま、周りをゆっくりと変えていく。
「問い」のある沈黙と、問いのない沈黙は、まったく違うものだ。

多様、という言葉がある。
違いを「なくすべきもの」として扱えば、摩擦は分断になる。
違いを「問い」として持ち続ければ、間は「つながり」になる。

間は、「問い」でできている。

そう気づいたとき、沈黙も、余白も、ままならなさも、
すこし違って見えてくるかもしれません。


この記事を書いた人:増田 浩一(増田みはらし書店 店主/中小企業診断士)プロフィール
ビジョン思考・組織・ブランド・生き方について、良書とともに探究しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!