「無数」という言葉がある。
数えきれないほど多い、という意味のはずなのに、
その言葉には少し不思議な感触があります。
多すぎるものは、
ひとつずつの輪郭を失っていく。
星の数。
人の数。
情報の数。
声の数。
それらはたしかに、たくさんある。
けれど、あまりに多くなると、
ひとつひとつは見えなくなる。
多いはずなのに、
見え方としては、無に近づいていく。
無数とは、
ただ数が多いということではなく、
数が多すぎることで、
世界に溶けていく、ことなのかもしれません。
この記事を書いた人:増田 浩一(増田みはらし書店 店主/中小企業診断士)プロフィール
ビジョン思考・組織・ブランド・生き方について、良書とともに探究しています。
