認知を変えよ!?『自分の変え方 認知科学コーチングで新しい自分に会いに行く』村岡大樹

自分の変え方 認知科学コーチングで新しい自分に会いに行く
  • どうしたら理想の人生のベクトルを見出すことができるでしょうか。
  • 実は、自分の認識をアップデートしていくことかもしれません。
  • なぜなら、それで世界が変わり、自分が変われるから。
  • 本書は、そんな、自分の変え方について考える1冊です。
  • 本書を通じて、自分という存在をもっと柔軟に、ポジティブに捉えるヒントを得ます。

自分が、変わるとは!?

前回の投稿「GOALを描け!?『自分の変え方 認知科学コーチングで新しい自分に会いに行く』村岡大樹」に続き、今回も本書『自分の変え方』のレビューを続けていきましょう。

前回の投稿では、
『自分の変え方』村岡大樹さんの考える「変化の技術」についてご紹介しました。

変化の時代を生き抜く鍵は、「自分を絶えず変えていく力」。そのためにはまず、自己理解を深め、自分だけの特性──まるで“ポケモンの属性”のような固有の強み──に気づくことから始まります。炎タイプが無理に水に強くなろうとするのではなく、炎の強みを活かせる環境を見つける。その視点が、自分らしいGOALの設定につながります。

そして、GOALは「今の延長線」ではなく、「少し怖いけれど、ワクワクする未来」を描くことが大切。自分の“最終進化形”を想像しながら、「未来のコンフォートゾーン」を先に設定することで、今の自分との“ズレ”が生まれ、自然と行動が変わっていくのです。

本書ではこのプロセスを、「臨場感」というキーワードで説明しています。未来の自分にリアリティを持たせ、そこに引っ張られるように変化が始まる。まさに、認知科学をベースにした習慣化の技術です。

自分を変えるために、まず大事なのが、自分の中に眠っている「自己欲求」を呼び覚ますことです。

これは、無意識の中にある欲求のことです。無意識だから、自分でさえも、意識的に掘り進めないと、見つけることができません。

前回の投稿の事例で言うところの、ポケモンに例えるならば、それは自分自身のタイプを見つけることにもつながっていきます。

これは「これをやってみたい!」とか「いつかはやりたいなぁ」ということではなく、「誰かに止められても思わずやってしまうこと」や「呼吸をするくらいに当たり前に気になっていること」「苦労もなくやってきたこと(やれてきてしまったこと)」が該当します。

ここでポイントとなるのは、願望ではなく、あなたが【実際にしてきたこと】であるかどうかです。

行動は、圧倒的な事実です。そして、そうした行動の積み重ねが、確実に人格や人生になっていきます。行動に移せているということは、それは、自分自身の欲望が確実にその根底にあることを意味しています。

まずは、自分自身が事実として積み重ねてきた行動にフォーカスしながら、自分を知るところから始めてみましょう。

この自分を知るというアクションが、GOAL、つまり、自分を引き上げてくれるよりよいストレッチ目標を見出す最初の一歩になります。

さらにここで重要なのは、自分の心に正直になるということです。

何をしている時に、違和感を感じないか、あるいは、どのような行動をしているときこそ、無意識の世界に浸れるか、などなど、自分が透明になるような感覚で、その場や行為に没頭してしまうことこそ、ヒントがあります。

でも、そうした状況に意識的になるのって難しいんですよね。なにせ、没頭しているので・・・!

自分を知ればGOALが見える!?

本質的に自分を変えていくと、どのようなことになるでしょうか!?

それは、世界が変わると表現しても良いかもしれません。

なぜなら、目に飛び込んできたり、耳に聞こえてくる情報が変わっていくからです。

カクテルパーティー効果のように、自分自身が気になる情報が変わるので、それがさらに自分を刺激して、変化のスパイラルを力強く回していく効果を得ることができます。

いつもと違うことに気づいたとか、違うシーンに出会えた、などの変化は、なにより自分が変わり始めているサインなのかもしれませんね。

GOALに対する印象を少しアップデートしてみることもよいでしょう。

どうしても、日本人の日本語の五感で言うところの「目標」というのは、“必達なもの”であるという先入観を覚えさせてしまうようです。これと混同しないようにしましょう。

GOALは達成すべきもの、という誤解を捨てる

GOALは、必ずしも必達するべきものではなく、少し先の未来から、自分を引き上げてくれるものです。

高い臨場感を持って、自分自身を鼓舞し続けてくれるものです。いや、もしかすると、前回の投稿のように、今の習慣や毎日に対して違和感を感じさせてくれるヒントかもしれません。

いずれにしてもGOALは、必達ではなく、描き出し、そこから世界を見つめてみる場所とでも言えるものです。

以下の3つで構成されていることを確認してみることが重要です。

1.今の生き方の外側であるか?
2.並列的であるか?
3.自己欲求に根ざしているか?

並列的とは、「他の要素についてもきちんと整合性がとれていて、GOAL世界がうまく回っている」という意味です。

人生を構成する要素はさまざまあります。

例えば、趣味、仕事、ファイナンス、健康美容、家族、人間関係、社会貢献、教育などなど、これらの要素のどれかが突出するのではなく、調和の中で、GOALが描けていることが要件になります。

すべてが、理にかなった調和の状態を描けていることを要件に、自分のGOALを言語化してみましょう。

人格をアップデートせよ!?

自分自身の信念をアップデートして進めていくことも欠かせないヒントになります。

2つの人格を比べてみましょう。

1つは、「自らが源」という信念の人です。

この人は、自分の目の前に広がっている世界は、自分が作り出していると捉えることのできる人です。ひとつひとつの決断の責任の所在は自分にあり、そして、だからこそ、自分が世界を主体的に捉えてものごとを前に進めていくことができるようになります。

そしてもう1つは、「被害者」という信念の持ち主です。

この人は、外に世界があり、自分はそこで起きたことの影響を受ける被害者であると捉える人です。自分では決断をせずんい起こった事象は自分以外のもののせいにする人のことです。

どちらが、よりよい人生を積み重ねていけるのか、一目瞭然でしょう。

大切なことは、自分が主体性をもって、世界を積極的に作り出していくということです。世界を作る!?と思われるかもしれませんが、これは可能です。絶対的な事実は、残念ながらないからです。常に私たちは生きているからこそ、その肉体から離れられないように、肉体を持って生きているからこそ、認識の世界から離れることはできないのです。

自分自身の認識や認知の領域を広げることができない。それは反対に捉えることができれば、自分の世界は自分で作り出すことができるということです。

本当の意味で自分を変えることができる、この世にたった1人の人物。
それは自分です。
自分の選択が人生を変える。

何より大切なのは、GOALを描き、そこから照らされる可能性を信じてただひたすらに行動を重ねていくこと。時に振り返りながら、自分の変化を手応えに進んでいくこと。そうした地道な活動が、よりよい変化を導き入れていく、といいうことなのでしょう。

大事なことは唯一、「自分の人生の目的に沿った生き方をし続けていく」ということです。

まとめ

  • 自分が、変わるとは!?――それは、自分を知ることです。
  • 自分を知ればGOALが見える!?――自分と密接するGOALが唯一機能します。
  • 人格をアップデートせよ!?――自分で、ものごとを引き受けられる人格を育てていきましょう。
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