【正のスパイラルへと自分を導こう?】仕事と生きがい|加藤諦三

仕事と生きがい
  • 周囲に惑わされずに、まず自分に軸を持つためには、どうしたらいいでしょうか。
  • 実は、心の満足度というのは、その人に夢があるかどうかで決まります。
  • なぜなら、自分の中から湧き上がる何かを見つめている時、人は充実感を覚えるためです。
  • 本書は、自分を大切に生きることが、相手のためになることを知る1冊です。
  • 本書を通じて、自分の生き方について意識を向けることができるでしょう。
加藤諦三
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幸せの第一歩とは?

幸せであるということは、「こういうものだ」と一義的に、当然決まるわけではありません。人それぞれの幸せの在り方が間違いなくあります。幸せのカタチは人それぞれ異なるのです。

しかし、私たちは、なぜこのように、人と比べて、自分はどうだとか、まだまだだ、不運だと言ってしまうのでしょうか。

自分なりの人生や幸せを感じて生きる時に、そこに他者との比較は意味をなさないものであるはずなのにもかかわらず・・・。

人間は外部から与えられたことをやっている限り、他人が自分をどう考えているかということが気になる。

しかし、あるときその人にっって「本当のもの」に触れたとしたら、その時から、少なくともそれまでよりは、周囲の評判というものが気にならなくなり始めます。

なぜなら、自分の中に芽生えた軸と共にものごとを考えて、評価していく視点を持つことができたからです。

人生というのは、そうした自分の中に存在するはずの軸を見出す過程であると言ったも良いかもしれません。

自分の基準(軸)とは、あの人よりも劣っているとか、優れているとかそういうものではありません。自分の基準(軸)をみる時、他者の存在は必要ないものです。純粋に自分は満足しているか?という点です。

自分の基準ができれば、他者の評判を異常にまで気にしたり、噂に敏感になったり、ちょっとした悪口に気落ちしたりすることがなくなります。

自分の運命と他人の運命は違う。

まず、自分と他者は異なる存在であり、軸を考えるときには、他者の介在は不要であることをよく認識してみる胡kとです。

そのためには、自分をよく知ることが大切です。自分を知らない人はただ、悩むことしかできなくなるからです。自分と向き合い、自分がどんな人間であるのかを知りましょう。

自分を客観視すると言ってもいいかもしれない。自分という特性をまるで、他者のようにとらえて、生まれ持って出てきたものを、よく捉えてみることです。

自分をあまりに大切に、特別視することでないかもしれません。自分という存在をあまりに特別視してしまうと、それはそれで、他者と比較する視点を助長しかねません。

自分をありふれた存在として、見つめてみることで、自分の個性に気づくためのフラットな視点を手に入れられることもあるでしょう。

自分を知れば、自分が自分を尊敬できる。自分に誇りを持てる。

人は真実に巡り会えた時、強くなるのです。強くなるということは、過剰に必要なものがなくなるということです。精神的に必要とするものが少なくなる。

それは自分で自分を支えられるようになるということに等しいことです。

仕事とは?

自分が見いだせなくても、それに慌てることはありません。

人は、時間をかけて自分自身になっていくからです。

自分が自分になるということは、自分に訪れている運命をただひたすらに受け入れていくことです。運命を受け入れるということは、自分に与えられた制約を認めて、その中で活動をしていくということにほかありません。

自分の真実に出会うといえば、皆最初から、自分というものがあるような気になるかもしれない。

でも人間は、時間をかけて自分になっていくとすれば、最初から「自分がある」のではなく、「自分らしさ」を知り、その過程で、運命の存在も知り、自分自身を認識していくということです。

そして、自分を知るということにかけては、仕事がとても重要な要素になります。

仕事というのは、他者との交わりの中で、自分の得意を、社会の中で表現していくことでもあります。

これは、他者に対して価値を提供することになりますが、同時に自分自身と向き合う重要性も非常に大きい取り組みとなります。

目の前の仕事に一生懸命に、真摯に取り組むことが、自分を見つけるとても大きなヒントになります。

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スパイラルへ?

自分自身を知ることや、仕事に対して、熟達していくためには、時間が必要です。はじめからなんでも上手くやろうとするのではなく、世界を知り、自分を知ることから、じっくりでもいいので着実に進めていくことが大切です。

仕事というのは、わかってくると面白いのである。

例えば、スポーツをするにしても、最初のうちは、失敗することもあるし、ルールも覚えないといけないかもしれません。

しかし、ただひたすらに練習をして、自分の身体の使い方や道具の使い方を習得していくことで、上手にできるようになったり、勝負に勝ったりしながら、手応えを得ていくことができるようになります。

この過程こそが、自分を知るということであり、かけがえのない財産になるのです。

最初から強い人間はいない。しかし、強くなろうとすることによって、あるいは強くなる過程の中で人間ははじめて自分の欲求というものを知り、あるいは自分の欲求を作り出していく。

仕事は自分を知るためのとても大切な機会です。自分を知ることができれば、仕事をさらによりよく取り組むことができるようになり、そのスパイラルに自分を投じることができれば、きっと見えてくる世界も変わってきます。

加藤諦三さんの著書については、こちらの投稿「【気高く生きよ!】自分のための人生を生きているか~「勝ち負け」で考えない心理学|加藤諦三」もぜひご覧ください。

まとめ

  • 幸せの第一歩とは?――自分自身のことをよく知ることです。
  • 仕事とは?――自分自身をよく知るための機会として活用できます。
  • スパイラルへ?――さらによりよい人生を目指すための正のスパイラルがきっとあります。
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