【高級な欲を!?】またうっかり、自分を後回しにするところだった|中村天風,中村天風財団

またうっかり、自分を後回しにするところだった
  • どうしたら、よりよい人生を歩んでいくことができるでしょうか。
  • 実は、自分の限界を自分で決めないことかもしれません。
  • なぜなら、想像できることは叶うからです。
  • 本書は、多くの経営者や時の人に影響を与えた中村天風さんによる語録です。
  • 本書を通じて、自分の生き方について、ヒントを得ることができるでしょう。
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意識の解像度を上げる?

自分の限界を決めてしまうことは、自分です。

「○○になりたい」「いつかは○○ができるように」と、夢を抱くことこそが、あなたに生きがいをもたらし、人生を有意義なものにしてくれます。

大切なのは、漠然とした理想を描くのではなく、強く、自らが行きたい方向やなりたいものについて、具体的に描き出すことが重要です。限りなく理想的な状態を描き出すことがポイントです。

そのためには、まずは自分自身について、解像度高く理解しておくことが大切なのです。自分のことをよく知らなくては、何を目指したいのかを知ることもできないからです。

自分の目指したいことの解像度を高くして、さらに、人とどのように関わるかについても検討をしておくことが重要でしょう。独りよがりの夢や理想ではなく、そこに他者がどのように関わってくるかが本質です。

他人の喜びを我が喜びとし、自分の言うこと、行うことのすべてが人の世のためにあることなんだ。

明るく朗らかに、自分と人のために生きる道を見つけることが、自分の限界を超えていくことにつながっていきます。

「あなたは草木でもなく、虫でもなく、言葉を話せない動物でもなく、人間としてこの世に生を受けた。それは偶然ではなく、必然である。意味があり、目的があり、尊いことである」

これが、中村天風さんが、到達した世界観であり、人間観です。

無意識の倉庫に足を踏み入れよう?

心の可能性について信じて、つねに良い方向に意識を向けていくことが大切です。心のなかにあるけれど、自分の中では意識していない思いや考え方のことを潜在意識といいます。

この潜在意識は、意識的に言葉にすることをしなければ、認識することができません。

すでに私たちは心のなかで、意識のタネをすでに持っているというスタンスを持ち、何を考えているのか、何を思っているのか意識的に詮索していくことが大切ですし、さらに、その意識を信じて、日々の活動を行ってみることが大切です。

残念ながら無意識の世界はコントロールすることができませんが、「無意識」や「無我夢中」という言葉があるように、その膨大な倉庫から何かを取り出せるかもしれないという可能性を持つことがキーです。

より倉庫の可能性を見出していくためには、積極的なスタンスを持っていくことが大切です。

もっとやさしく言うと、幸福や幸運は、積極的な心もちの人が好きなんですよ。どう、わかった?

自分を確かに持つことが大切でしょう。

自分をよく知るべきは、自分であるはずです。

人や社会の言葉に振り回されないように、自分の感覚を信じて判断をしていくことを望むのが良いでしょう。

天風さんも「いい言葉に動かされるならいいんですよ」と言っています。
しかし、なんでもかんでも他人の言葉を鵜呑みにするのは、果たしてどうか。自分に自身が持てない人や、控えめな性格の人ほど、相手に頼りきったり、言いなりになったりしてしまいがちですが、そこはしっかり選択すべきでしょう。

気がつけば、人は人や社会の仕組みに流されてしまっているものです。当然、日頃より接点を持つことが人の常なので、流されがちになってしまうのです。

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人生は心の置きどころ?

人生というのは、心ひとつの置きどころであると言います。

他人の喜ぶような言葉や行いを、自分の人生の楽しみとするというという気分になって生きてみるということが大切です。

いまこの瞬間からその生き方をすることができるのです。

人間の心の底には、どんな人間にでも情け深い思いやりというものがあるんだよ。

自分自身の本当の心のすがたで生きることが大切なのです。自分自身の「心の欲」を全開にして生きていきましょう。中村天風さんは、そのように言います。

「高級な欲望を出しなさい」ということなんです。

人は何らかの欲望を持っています。ただそこに、低級か高級かの相違があるのです。だからこそ、自分が何に対して意識を向けているのかを認識していることが大切であり、そのことによって自分自身が素直になれる環境を作っていくことができるはずなのです。

まずいもんと
うまいもん、
どっちが食いたい?
私はうまいもんを
食うね

喜びのないところに、本当の生きがいはないのです。喜びを感じることについて意識を向けていく、そういう素直な気持ちを持ち続けていくことが大切なのかもしれません。

いま生きている自分自身の人生を、どうすれば生きがいのある、新しい、うれしい、幸福な人生にできるかってことでしょう。そのための方法を私は教えているんですぜ。

中村天風さんの著書についてはこちら「【自分の根本を知ろう!?】心を磨く 中村天風講演録|中村天風」や「【正しい心が、勝ち運をよぶ!?】勝ち運をよぶ 心の力 中村天風の経営哲学|清水榮一」もぜひご覧ください。

まとめ

  • 意識の解像度を上げる?――自分の意識がどこを向いているのかを知りましょう。
  • 無意識の倉庫に足を踏み入れよう?――思考のタネがすでにそこにあります。
  • 人生は心の置きどころ?――心の置所次第で、人生の色は決まります。
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