【素粒子と幸せな生活を・・!?】「量子力学的」幸せな生き方大全|高橋宏和

「量子力学的」幸せな生き方大全
  • 幸せはどこからやってくるでしょうか。
  • 実は、いま・ここにすでにあることを感じることです。
  • なぜなら、満ち足りた感覚は、同じ感覚を連れてくるからです。
  • 本書は、量子論を通じて関係性の重要性を知る1冊です。
  • 本書を通じて、人生をポジティブに満たすヒントを得られます。
高橋宏和
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素粒子と幸せになれる!?

前回の投稿「【偉大なる何かに、導かれて!?】「量子力学的」幸せな生き方大全|高橋宏和」に引き続き本書『「量子力学的」幸せな生き方大全』をレビューしていきたいと思います。前回は、世界は観察できないが95%も占める物質の状態に動かされていることを知りました。この状態とは、素粒子の状態とのことで、粒子と波のうち、波の状態です。互いに素粒子が影響しあっている関係性の状態です。宇宙の構成も、人間の無意識も、9割以上が未知なる状態だとされていて、偶然の一致であると言いたくなります。

あらゆるものは量子から成り立っています。

私が考える量子力学の世界とは

あらゆるものを構成する量子(素粒子)の状態の影響を、あらゆるものは受けているのです。多分に漏れず、私たちの身体や心なども、この状態の影響を受けているとしたら・・そこに自らが積極的に意識のレベルで関わっていく方法論や考え方はあるのでしょうか。

幸せであることを考える時、私たちはどうしても幸せでない自分を想定してしまいがちです。不足を補うことで、幸せを目指すことを想定するのです。しかし、それではいつまでたっても幸せを感じることは難しいかもしれません。なぜなら、幸せというのは、いま・ここで、実際に感じることができるものだからです。

今日も起きることができた幸せ、仲間と仕事ができる幸せ、家族のある幸せ、生命のある幸せ、快晴の美しさに触れた幸せ・・など、幸せのタネはそこら中に転がっています。大切なのは、その幸せのタネに気づき、意識下で育てる感覚です。この満たされている感覚を持っていれば、そうした波長を自らにまとうことができます。結果的に、同じ波長の状態を引き寄せ、あなたは、さらに幸せを感じる体質になることができます。

素粒子のもうひとつの状態は波です。波であれば、波長を持ちます。そして、同じ波長同士は引き合い、響き合います。

例えば、大きく稼ぎたいとしましょう。そのためには、「大きな志」が必要なのです。資産価値が上がるものにお金というエネルギーを投じて、資産価値がないものに対しては、お金というエネルギーを浪費しない。そういうスパイラルを意識することが、物質的にも精神的にも豊かになるヒントになります。

ポイントはすでに満たされていることに、自然にフォーカスすることです。

エネルギーは巡る!?

人をジャッジしないことも大切です。人は、互いに現象でしかありません。素粒子の波が作り出している意識に反応をしても、何ら生産的でないのです。人間関係を良くするためのマインドセットは、「波と粒の中間的マインド」を持つことです。固体でいるとぶつかったときに痛いものです。そうではなくて、水のような状態に自らを置いておけば、たとえ衝突しても痛くも痒くもなくて、互いに調和し、共存する道を見つけることができます。

こうした柔軟なマインドセットは、自由に生きていくためにも欠かせません。お手本は赤ちゃんです。

赤ちゃんマインド1)素直である
赤ちゃんマインド2)好奇心旺盛である
赤ちゃんマインド3)全ての人を先生と思える

一つ一つのことに悦びを覚えられる体質です。大人になるにつれて、こうした感覚が少しずつそがれていってしまうように感じます。どうしてでしょう。ひとつは、知っていることが増えて、その繰り返しを予期できるからかもしれません。でも、本当に世界はあなたが知っていることだけで溢れているでしょうか。まったくそんなことはありません。世界は変わっていない、自分は知っている、という感覚を疑い、決めつけの自分を解放してあげることが大切です。

素直な気持ちで、好奇心を持って、何事も柔軟に捉えていくと、よりよいポジティブなエネルギーが溢れてくるようになります。このエネルギーは、相手によりよい効果を与え、そして巡り巡って、自分に返ってくるようになります。

「与えるから返ってくる」。これが、この宇宙の原理原則です。

貢献によって生じる作用・反作用のエネルギー

まず、自分を満たし、その上で、ギブの精神をもって活動を続けていくことが、よりよい人生のヒントなのかもしれません。ギブのあり方については、こちらの投稿「【正しく、“ギバー(Giver)”になるには!?】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代|アダム・グラント,楠木建」もぜひご覧ください。おすすめです。

単純に、貢献だけをしてはいけないというのもポイントです。貢献が自己犠牲をもってされている状態では、よりよい方向へ向かうことができません。自分がまず満たされていることを確認するのが大事です。

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豊かな時間を作る工夫を!?

私たちを悩ませたり、不安にさせるものとして、過去や未来があります。過去を悔やんだり、未来に心配したり、人は想像力を得ている分だけ、自分に起きた、あるいはこれから降りかかるだろうものごとを案じます。

過去も未来も観測できない幻

過去と未来は幻に過ぎない

しかし、過去や未来こそ、観測できない幻でしかありません。自分の意識が勝手に作っている幻想なのです。実際には存在しない状態やものごとに対して、心のエネルギーを使うのはもったいないです。大切なのは、いま・ここに集中することにほかありません。なぜなら、いま・ここだけが現実であり、そして、自ら作用できる唯一のものごとが存在しているからです。いま・ここにフォーカスして、楽しみや悦びを感じましょう。私たちは常に幸せでいることができます。

いま・ここに集中しながら、自分のコンフォートゾーンをどんどんひろげていきましょう。まるで、「家にいるように、どこにいても振る舞えるように」自分の経験や体験、人脈を拡げていくのです。コンフォートゾーンにある時、人は素直でいやすいです。かつ、自分の好奇心にも素直になり、そして、周りの教えにも純粋な反応を向けることができます。

コンフォートゾーンを広げるには、いままでやったことがないことに続々とチャレンジしていくことです。

  • 新しいスキルを習得する
  • 新しい場所にいく
  • 新しい人と交流する
  • 新しいアクティビティに挑戦する

どんなことでもよいのです。いままでと異なることを、自分が求めるままに1歩踏み出して、経験を増やしていきしょう。

安心・安全なコンフォートゾーンから飛び出して、メンタルを鍛えよう!

メンタルは筋トレのように鍛えられる

コンフォートゾーンを拡げると、思いの外、忙しい毎日を過ごすことになるかもしれません。それは、あなたがポジティブなエネルギーとともに、忙しいセカセカとした波長のエネルギーをまとっているからです。

大切なのは、余裕と余白です。ポジティブなエネルギーで満ちながらも、余裕を感じさせることで、自分のペースで世界を楽しむことができます。同じ波長は、同じ波長をつなぐからです。日々の生活で余裕を見出し、満ち足りた感覚を忘れずに、進むことです。

まとめ

  • 素粒子と幸せになれる!?――満ち足りた気持ちを感じましょう。
  • エネルギーは巡る!?――満ちた自分を前提に、貢献を続けましょう。
  • 豊かな時間を作る工夫を!?――ポジティブかつ余裕な自分を目指しましょう。
高橋宏和
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