【自己決定がキー!?】静かな働き方 「ほどよい」仕事でじぶん時間を取り戻す|シモーヌ・ストルゾフ

静かな働き方 「ほどよい」仕事でじぶん時間を取り戻す
  • 仕事が自己実現の手段化した現代で、自分の時間を取り戻すにはどうしたらいいでしょうか?
  • 実は、自ら仕事の意味を考えることかも。
  • なぜなら、現代社会は、仕事のみをアイデンティティと捉えがちだから。
  • 本書は、働きすぎないための処方箋的1冊です。
  • 本書を通じて、役に立つ自分以外の、自分を見つけて、よりよい人生を生きることが可能でしょう。
シモーヌ・ストルゾフ,大熊希美
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未来は労働から解放されるはずだったのに!?

現代において、仕事の意味を考える時、どんな意味を付与しているでしょうか。私たちは、無意識に、仕事とは自己実現の手段で、それを通じて成長していくこと、社会に価値を提供し続けることを至上の喜びとして捉えているようです。少し前までの時代は、労働とは、食い扶持を稼ぐ手段でした。現代の代わり様は、昔の人が聞いたらびっくりするでしょう。

世界的に見ると過労に関連した死者数はマラリアによる死者数よりも多い。

過労死はマラリアによる死者数よりも多い

多くの人が働きすぎで、極端な場合、命を落とすことだってあります。

ワーキズムという思想があります。これは、お金と精神の充足という2つの異なるものを仕事に求める思想です。2つの方向性は必ずしも一致するものではありませんが、それでも人々はどちらも満たしてくれることを仕事に求めるようになっています。

昔の人が描いた未来は、仕事から解放され、人間はユートピアに暮らすように、自分の自由な時間を使って、趣味に没頭する世界観を描いていました。未来は労働時間が限りなく短くなるはずだったのに、約束された未来からは反対に遠ざかったているようにも感じられます。

資本主義の中で、私たちが、私たちを働かせています。自分で蒔いた種で、仕事をし続けることを構造的に信じて、積極的に取り組んでいるです。

どうしたら仕事と健全な関係を作れるか!?

どうしたら、仕事を軸に生活するのではなく、生活を軸に仕事をすることができるでしょうか。

まずは、次の考え方を意識することから始めてみましょう。

「あなたの価値は仕事で決まるわけではない」というシンプルな認識から始まる。

あなたの価値は仕事で決まるわけではない

労働や仕事の成り立ちと変化について見ていくことにしましょう。

16世紀まで労働が苦役以上のものであるという考え方は西洋には、ほぼ存在しませんでした。この考え方が変わったのは、ドイツの神学者マルティン・ルターが表れてからです。カトリック教会は16世紀、免罪符を発行し、人々はこれを買い求めました。羊皮紙1枚では、天国に行けるわけではないのに、爆発的な人気でした。

マルティン・ルターは、金を積んだからと言って、天国に行けるわけではないと、強く疑問を思っていました。そこで、人はそれぞれの場所へと導かれ、靴屋は靴に、鍛冶屋は鉄に導かれ、人々はそこで主に尽くすものだと、ルターは説いたのです。

この思想が広まったことで、労働とは苦役ではなく、神聖なものとして見られるようになりました。

さらに、フランスの神学者であるジョン・カルバンがこの考え方を一歩進め、人々は単純にそうしなければならないから労働に専念するのではなく、懸命に働くことこそ天国へ行ける者の重要な特徴だとしました。

カルバンの思想によれば、天国に行きたいのであれば、一生懸命打ち込める仕事、つまり、天職を見つける必要があるわけである。

労働が神聖なものになったきっかけ

労働が神聖なものとして取り扱われた事実については、こちらの1冊「【資本家の原点は、禁欲!?】逆説思考~自分の「頭」をどう疑うか~|森下伸也」もぜひご覧ください。特に欧米において、いかにまじめに働くことが、宗教的背景を含みながら、人々に受け入れられていったかについて、知ることができます。

労働を崇拝する宗教が一緒になることにより、仕事を崇拝する社会の土壌が出来上がっていったのです。

宗教からますます遠ざかる現代人にとって、仕事を盲目的に神聖なものとして捉えること以外の答えを見出さなければならないでしょう。(実際に、米国でも無宗教者が増加しています)

仕事はひとつの器に過ぎません。日々のタスクがあり、人々にアイデンティティを提供し、生産性、効率、利益をよしとする価値観の器なのです。仕事がすなわち人生ではないということに気づきましょう。

必ずしも私たちは、肩書を得ることで満足を得られません。大切なのは、「自己決定」の度合いと人生の充実感に相関関係があることです。人は、何を大事にするかを自分自身で決めたとき、人はよりやる気が湧き、充実感を得られるのです。

あなたが何を信仰すべきかは、わからない。でも、自分にとって何が大事かを意識的に決めない限り、周囲の人の持つ価値観に流されることになる。

仕事はひとつの器にすぎない
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どうしたらモーレツから抜け出せるか!?

ひとつのヒントは、働かない時間を意識的に設けることです。1日1時間スマホを機内モードに設定してみたり、週に1回友人と趣味に没頭する時間を作ったりするのでも良いです。とにかく、仕事から少し離れて見る時間を意図的に作ることがポイントです。ヨガのレッスンを予約したりすることも有効でしょう。仕事ができない状況に自らの身を置いてみましょう。

多くの人が働く時間を減らそうとしているが、意識的に仕事から離れない限り、仕事は他の時間をじわじわと侵食してしまう。

仕事以外の自分を育てる2つの方法

加えて、新しいアイデンティティをつくることももう一つの方法です。仕事以外のアイデンティティの構築に積極的に取り組んでみることです。

働いていないときの自分が誰なのかを理解するためには、仕事以外の活動に取り組まなければならない。

仕事以外の自分を育てる2つの方法

仕事以外の自分を育てるコツは、うまくいかなかったとしても、自分を責めないことです。たとえば、マラソンを始めたからと言って、必ずしも完走やタイムを競わなくても良いのです。たしかに目標を設定すれば、その活動に取り組むモチベーションになるかもしれません。でも、それでは、仕事と本質的には同じ状況になってしまいます。なにかの活動を定量化してしまうと、「遊びの楽しさ」が失われてしまうのです。

遊びこそが、仕事主義に対する処方箋です。

役に立つかどうかに関係なく、好奇心と空想に基づいた活動だ。

仕事以外の自分を育てる2つの方法

遊びは、休息と同じように、気持ちを軽くする効果があります。遊びの機会は身の回りに溢れています。アートなら自由工作、音楽なら誰かとセッションすることだって良いでしょう。

働かない時間を意識的に作って、純粋に遊びを行ってみることです。このことが仕事と自分との距離感を意識することに一役買います。大切なことは、仕事との良いよい関係を作るためには、仕事との関係に何を望むのかを、自ら決定するということです。そうでない限り、あなたの雇い主が喜んで、あなたの代わりにそれを定義することになります。

  • 仕事はいかに自分のアイデンティティの中心的存在になっていったのか。
  • 自己評価と仕事の成果を切り離すためにはどうしたらいいのか。

自ら問い続けていきましょう。人は経済的価値を生み出すためだけに存在しているのではないのです。これを思い出させてくれるためには、いったい何が必要でしょうか。

こちらの1冊「【パンだけでなく、バラのある生活?】暇と退屈の倫理学|國分功一郎」も大変刺激的です。暇と退屈について、解像度を上げる中で、自分の捉え方、時間の使い方を検討することが可能になります。

まとめ

  • 未来は労働から解放されるはずだったのに!?――私たちは、一生懸命働いて、経済的価値を生み出し続けることだけに、価値を見出してしまっているようです。
  • どうしたら仕事と健全な関係を作れるか!?――「自己決定」を優先してみることです。
  • どうしたらモーレツから抜け出せるか!?――働かない時間を意識的に作って、純粋に遊びを行ってみることです。
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