- 多忙な毎日をどうやりくりしていけばいいか!?で、終始していませんか!?
- 実は、独りの時間を大切にすることが大切かもしれません。
- なぜなら、独りの時間でなければ、自己と向き合うことができないからです。
- 本書は、これからの自己規定の時代に必要な禅マインドを説いてくれます。
- 本書を通じて、自己を見出し、世の中との関係性を見出すヒントを得られます。
一人の時間が大切!?
「一人きりの時間をもってください」。私はいつもそう言います。なぜならば、孤独と向き合うことなく、私たちは本来の自己(自分)に出会うことはできないからです。
まえがき
「本来の自己」に出会うことで、自分の考えを客観的に見つめられ、感情に溺れることなく、あるいは、世の中の「常識」や「既成観念」にとらわれることなく生きるヒントを得られます。
人は世の中に一人で生まれてきて、一人で旅立っていきます。本来、人は一人なのです。ただ一方、社会で暮らしていくには、一人では難しいです。ふたつの事実の間を見えなくしているのが、情報化の流れでしょう。SNSやスマホで四六時中、つながって「いるように感じている」私たちは、自分と他者、自分と社会との境界線が、見えにくくなっているのかもしれません。
相手との関係性を見直す!?
相手からの称賛を得ることばかりにこだわっていてはいけません。相手との関係性を見直してみましょう。相手からポジティブな印象を得ることよりも、むしろ、相手からネガティブな印象を最低限持たれないようにする。くらいのほうがちょうどいいし、簡単かもしれません。
他人は他人、自分は自分。
第1章 孤独って何ですか?
そういう思いで生きることこそが、さまざまな悩みから解放してくれます。不要な比較は苦しみを生み出すだけです。
実は、他者に対する気持ちの持ちようには2つのニュアンスがあります。「うらやむ・妬む」で比較するとわかりやすいでしょう。
「うらやむ」・・あの人は仕事で評価されてうらやましいな、よし自分もがんばろう!というポジティブな気持ち。
「妬む」・・あの人は自分よりも評価されている。悔しい!引きずり降ろそう!というネガティブな気持ち。
ポジティブな気持ちでは、自分の成長が促される一方で、ネガティブな気持ちは他者にばかり気持ちが向いて、自身の成長には寄与しません。
大切なのは、自己理解です。孤独の時間を上手に使って自分と向き合ってみましょう。他者とのご縁をいただきながら、自分の成長を考えてみるのも良いスタンスかもしれません。
八方美人になればなるほど、自分を苦しめることになります。大人になってからは、「選択」も必要。表面上は上手に付き合う、ムリに評価を得ようとしない、さっぱりしたスタンスが大人、ということなのかもしれません。
坐禅のすすめ!?
相手(他人)は、あなたが思うように変えることはできません。
他人に対して期待するのは所詮無理なことです。期待すべきは自分自身なのです。
第5章 孤独との付き合い方
自分に期待を寄せて、自己を磨くには、坐禅が良いかもしれません。背筋をまっすぐ伸ばして、おへその少し下の丹田に意識を集中させて静かに座る時間を持ちましょう。まずは、ゆっくりと息を吸うことです。そしてゆっくりと吐きます。呼吸に集中することで、余計なものごとを考えないで、ただそこにあることに集中します。
坐禅の方法については、こちらの投稿「【坐禅の真の坐り方とは?】考えすぎない生き方3|藤田一照」にも詳しくあります!ぜひご覧ください。

まとめ
- 一人の時間が大切!?――自己と向き合う時間を持ちましょう。
- 相手との関係性を見直す!?――他人に期待しないこと、その代わり自分に期待しましょう。
- 坐禅のすすめ!?――一人の時間にただ坐ることも志向してみましょう。