- サラリーマンでも、FIREを目指せる時代になりました。
- 実は、時間の使い方が、お金・・ひいては、素敵な人生の見立てにつながってくるかも。
- なぜなら、上手な時間の使い方は、信用へとつながっていくからです。
- 本書は、広告会社で働く荒木陽介さんが、いかに手残りを増やし、よりよい人生をつかんだのかの告白です。
- 本書を通じて、時間・信用・情報・お金に関する見立てを新しくできるでしょう。

サラリーマン投資家として大切なことは!?
荒木陽介さんは、副業として年間の利益数千万円を達成する方です。本業の広告会社での給料+副業の不動産投資で収益を得ています。
私のサラリーマン投資家としての基本姿勢は「労働の時間(労働集約型の稼ぎ)に、投資の時間(資本集約型の稼ぎ)」を組み合わせる」というものです。いわば「収入の選択肢が2つ以上ある状態」であり、これが私の理想形です。
不動産投資なら、サラリーマンと投資家を両立できる
本書の中では、多くのページを割き、荒木陽介さんの不動産投資法をご紹介いただいています。不動産投資に関する手法をご覧になりたい方は、実際に本書をお手に取ってみてください!今日から実行に移せる、具体的な内容まで踏み込んでいただいています。
私が、今回の投稿で注目させていただくのは、荒木陽介さんの仕事、もっというと「時間の使い方に関して」です。
荒木陽介さんは、時間の使い方に、自分のお考えを持ち、結果として副業を始め、順調に人生が回りました。大切なのは、そうした自分の人生に責任を持ち、見立てることだと思います。「自分はこういう人生を送りたい、だから、こうする」というマインドを、ひとりひとりがどれだけ持てるか、が今後の時代を生き抜くヒントになると思います。
上手な時間管理が、起点になる!?
サラリーマン投資家としての成功もつかむには、もうひとつの「お金を生む時間」である「投資の時間」――すなわち、資産形成について考え行動する時間――を意識的に増やしていく必要があります。そのために、まず私がおすすめしたいのが、日常的な「時間の使い方」の見直しです。
サラリーマン投資家の最初の原資は「時間」
上手に時間を使うことができれば、「信用」が増えます。「信用」が増えれば、よりよい人脈が広がり、「情報」が増えます。「情報」が増えれば、結果的にそれが「お金」につながる可能性があります。
「時間」「信用」「情報」「お金」は密接に関わっています。
また、「信用」を得るには、時間の長さが重要ではありません。時間の濃密さが重要です。人と人との濃密なやり取りが「信用」を獲得するに至るのです。

時間の作り方とは!?
荒木陽介さんは、まず時間を最大限有効活用することを検討します。ここで彼が用いるのが、タスクの分類です。
- 1.最大化――資産が増える行動
- 2.現状維持――人脈づくり・情報収集
- 3.最小化――スケジュール管理・気分転換・移動
- 4.廃止――ダラダラ・惰性で続けていること
これらの視点で、自分が使うべき時間のメリハリを付けましょう。そのうえで、「スケジュール帳」にしっかりと「余白」をつくることです。
また、荒木陽介さんはミーティングも3つの区分しているといいます。
- 1.自分はやべられなくても聞かなくてもいいもの
- 2.聞いているだけで、自分はしゃべらなくていいもの
- 3.自分がしゃべるミーティング
このうち、3のミーティングを最優先するとのこと。
さらに、自分がすべて行うのではなく、自分の代わりに仕事を進めてくれる人をいかに育てるかがポイントです。これは決して、「人の言うとおりに動く人材」を作ることではなく、コーチングを実施しながら、「自ら考え、自ら行動できる人を育てる」ことにほかなりません。
時間を上手に使うことについては、いまここに集中する考え方にとても似ていて、禅のマインドにも触れるところです。こちらの投稿「【禅は、生きる知恵!?】人生を整える 禅的考え方|枡野俊明」もぜひご覧ください。

まとめ
- サラリーマン投資家として大切なことは!?――時間を上手に使いながら、投資を行うことです。
- 上手な時間管理が、起点になる!?――時間が信用を生み、信用が情報を生み、情報がお金に繋がります。
- 時間の作り方とは!?――タスクを整理し、選別することです。また、コーチングを通じて人とともに向かいましょう。
