- 長い人生、何を信じていけばいいでしょうか。
- もしかしたら、そんなときこそ、自分自身かもしれません。
- なぜなら、あなたの歩んできた道はあなただけのものだからです。
- 本書は、物語を通じて「自分自身を認めること」の大切さを説いてくれます。
- 本書を通じて、どのような問いかけを自分自身にすればいいのかのヒントを得られるでしょう。
ありのままの自分を認めることとは!?
この1冊の根底にあるのは、「自分を認めること」。
そして、その先の、人生の再生です。何かに悩んだ時、困難の中にあるとき、一筋の光を手元に届けてくれます。
なぜか、「タコのノート」が。
自分を認めることは、それはすなわち他者を認めることになります。
人は、一人で生きていません。社会の中で、人と協調しながら生きています。その前提を忘れてしまっては、人生が味気ないものになってしまうことでしょう。コミュニケーション力を磨くにも、人とともに生きていくにも、その前には、まず自分自身の足腰がしっかりしていないといけません。でも、自分のことって案外蔑ろにしてしまいがちなんですよね。
人との関わりが大切だからこそ、まずは自分を大切にする。逆説的ですが、モノゴトの基本を本書は問いてくれます。
自分を認めない限り他者を認めることができないことを。自分を認めたとき、私の未来は変わった。
プロローグ
自己肯定感は、さまざまな力をもたらします。
まずは、「できないことを認める」その先は?
自己肯定感の中には、何もポジティブなことばかりではくてもいいのです。できないこと、ダメなところも含めて自分を清濁併せ呑むことを志向してみましょう。
それはなぜか。
自分に欠落していることにこそ、他者の入っていただく余地があるのです。
できない自分を認める
自分を認めると「相手の気持ち」を理解できる
↓
できている自分も認められる
↓
相手を理解しようとする
↓
相手を変えようとしなくなる
相手を変えることはできません。その代わり自分を変えていくことならいくらでもできるはずです。
変化の多い時代と言われています。案外自分を変え続けていけること、変えていくことが普通だと気づくこと自体が、生きる勢いや挑戦や覚悟をもたらしてくれるのかもしれません。
たとえば、新しい仕事、自分がやったことのない仕事を目の前に足がすくむことを思い浮かべてみましょう。そういうとき、なぜか、怯む自分がいます。では、なぜ、ひるむのかですが、それは成功しなくてはいけない、という前提が漠然と意識されるからではないでしょうか。では、今度は成功とは何でしょうか。もしかして、成功の定義ってとっても難しいかもしれません。その案件が順調に前に進めば成功かもしれませんが、そのことによってあなたは別のチャンスをのがしたかもしれない。あるいは、その案件がうまく進まなかったことによって、別のチャンスを得るかもしれない。だから、一義的にかつ、短期的に成功や失敗は定義できないというスタンスが大切なのかもしれません。
そうではなくて、変わり続けていいのだという大きな心構えで、これまでの成功や失敗にもとらわれずに、もっというと自分というキャラクターにもとらわれずに、新しいチャレンジを地道にしていくこと、続けることが、よりよい未来を切り開いていくことにつながっていくのかもしれません。
うまくいっているときも、うまういかないときでも、私は私だと認めることができれば、他人の評価に振り回されなくなる。
「自分らしさ」はむこうからはやってこない
すべての出来事を大切にすることとは!?
すべてのあらゆることは、つながっています。
過去の投稿「【インド哲学の教えとは!?】インド式「グルノート」の秘密|佐野直樹」では、古代インド哲学のカルマや、こちらの投稿「【ラクがいちばん!】考えすぎない生き方1|藤田一照」では、仏教の縁起が取り上げられていました。これらに共通するのは、あらゆることがつながっているということ。だから、私たちが良い行いをすれば、良い方向へ、悪い行いをすれば、悪い方向へ、大きな力が導くという考えです。東洋の宗教は、そういった大きな関係性の中の自己を描き出します。
今回取り上げさせていただいた『未来ノート~1冊のノートで未来を変えた2人の物語』でも、全てがつながっている感覚を重要視しています。
すべての出来事は、今の私をつくる伏線だった。
エピローグ
伏線回収をいつするのか、それは常に今ですし、もっというと、今でさえ、常に伏線生産の過程であると思うのです。そうやって広い視点にたてば、未来も、今も、過去でさえ変えていける。そういう勇気を持つことができると思います。
すべては認識の中にあると思います。何事もどうとらえていくか、その視点を柔軟に持っておくことがポイントではないでしょうか。
まとめ
- ありのままの自分を認めることとは!?――他者を認めることに繋がります。
- まずは、「できないことを認める」その先は?――他者とつながる余地を持てます。
- すべての出来事を大切にすることとは!?――すべては伏線で、つねにその伏線回収の過程なのです。