- 新しい発想やアイデアをチームみんなで考えるフレームワークってないものでしょうか!?
- 実は、トリーズの9画面法が役に立ちます。
- なぜなら、ニーズとシーズの組み合わせを考えられるだけではなく、時間軸を用いて、数直線上にシーズを予測して一歩先のアイデアを出せるように意識できるからです。
- 本書は、トリーズ9画面法を発想に役立てる1冊です。
- 本書を通じて、新しい発想・アイデアを考える視点を手に入れることができるでしょう。
詳しくは表紙をクリック!!
よくあるアイデア発想の問題点とは!?
一人でアイデアを考えるよりも、チームでアイデアを考えるほうが、断然より良いアイデアが生まれます。過去の投稿には、こんなものもありました。「【学校で教えてくれないWHOの話とは!?】WHO NOT HOW 「どうやるか」ではなく「誰とやるか」|ダン・サリヴァン,ベンジャミン・ハーディ,森由美子」。ぜひお手にとって読んでみてください。自分ひとりでどうやるか?ではなく、誰とやるかでブレークスルーするという内容が書かれています。

そうです。今は、チームで仕事をする時代。
そんな時代にこそ、チームでブレストをする機会をたくさんもとう!と思っている方も少なくないと思います。
しかし、こうしたブレスト会議における問題点を、本書の著者高木芳徳さんは、次のように指摘します。
複数人でワークをしていると、大きく分けて2通りの参加者がいます。
「ブレスト鳥居」と「分析鳥居」の誕生経緯を「ニーズシーズ9画面」で説明
①過去の事実を明記したり、調べて分析する方が得意な人
②未来のことをポンポンとアイデア出しする方が得意な人
この両者の視点を、「いかに融合させる」かということがポイントです。
アイデア発想に必要な視点とは!?
その理由は、良きアイデアとは、ニーズとシーズの絶妙な掛け合わせだからです。そして、ニーズはある程度普遍的なものかもしれませんが、シーズは、時代と共に変遷していきます。そして、技術革新ならば、ある程度、未来のものも予測可能です。数直線的な進化を遂げる分野も多いのです。
世の中のブレストの場で、「ニーズとシーズ」を意識的に分けて行うケースはあまり見かけません。あったとしても、ニーズやシーズに”時間軸”の感覚が付随していません。
はじめに
大切なことは、ニーズとシーズを分けた上で、融合して交点をとることです。これがまさにアイデアです。そして、時間軸をもって発展的な側面を忘れないこと。この考え方をチーム全員で共有する事ができるのが、9画面法です。
9画面法の活用の仕方とは!?
横軸に、「過去1→過去2→現在」を、縦軸に、それぞれの着眼点である「ニーズ、アイデア、シーズ」を組み合わせて、それぞれのレベルで会話をしていくことが9画面法のポイントです。
共同ワークの場ですと、①(*)の人は左列、②(*)の人は右列と、両者がそれぞれの知見を持ち寄ってブレスト鳥居や9画面が埋められていき、共創が進みます。
「ブレスト鳥居」と「分析鳥居」の誕生経緯を「ニーズシーズ9画面」で説明
*①過去の事実を明記したり、調べて分析する方が得意な人
*②未来のことをポンポンとアイデア出しする方が得意な人
共同作業にこそ、フレームワークが役に立ちます。
フレームワークってとっても便利です。活用すれば、生産性が飛躍的に向上します。過去の投稿「【紙は、脳!】トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術|浅田すぐる」では、トヨタで運用されている、これまたマス目式のフレームワーク活用術が学べます。こちらも大変おすすめです!

まとめ
- よくあるアイデア発想の問題点とは!?――チームでよく陥るのは、視点がそれぞればらばらで、分析が得意な人やアイデア出しが得意な人が独立して、相乗効果を埋めないことです。
- アイデア発想に必要な視点とは!?――ニーズとシーズを分けて、時間軸で延長線上を考えて、最終的にそれぞれを統合することです。
- 9画面法の活用の仕方とは!?――「過去1→過去2→現在」×「ニーズ、アイデア、シーズ」をフレームワークとしてチームで共有して共創を誘発します。
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