- Web3が語られているけれど、具体的なケースがなくて将来像が見えにくい!自立分散って、中央集権よりも良いの?などなど新しい技術とそれによって、実現する社会像ってまだまだわからないですよね。
- 実は、本書はWeb3についてリアルな世界観を提供してくれるかも。
- なぜなら、本書はDAOやメタバースなどの一線で活躍する方へのインタビューを通じて、世界を見通すチャレンジをしているからです。
- 本書は、現在の段階で最新のWeb3に関する最新の視野を得られるでしょう。
- 本書を通じて、これからのWeb3にまつわるチャンスと世界観が俯瞰できます。
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Web3の現在段階での定義とは!?
「Web3時代の到来は日本にとって大きなチャンス。しかし今のままでは必ず乗り遅れる」
Web3の定義
Web3関連の有識者や起業家の多くは、日本への危機意識をこのように表現してます。自民党のNFT政策検討プロジェクトチームによって進められた「NFTホワイトペーパー(案)」の冒頭でも、同様の趣旨のひょうな表現からスタートしています。
では、はたしてどのようなチャンスや機会点があるのでしょうか!?そして、それはどんな技術変革によって、支えられるのでしょうか。俯瞰的な、視点をもって、自分なりの考え方や見立てを得ることがポイントです。
Web3の基盤技術と社会変革の兆しとは!?
Web3をとらえるときに忘れては、ならないのが次にあげる3つの技術です。
1)DeFiによる金融革命
従来の銀行や証券会社、保険会社などが行っていた業務を全部無人化してプログラムが自動的に行っている光景を想像してください。それがDeFiのイメージです。
重要キーワード(1)DeFi金融革命
Web3を支える基本的な考え方のひとつなので、DeFiはおさえておきたい技術のひとつです。これが基盤となって、DAOによるインセンティブなどが実現するようになります。これまで中央集権的に管理されていたものが、分散管理できるようになる点がポイントになります。
2)DAOによる組織形態革命:運用されている実態に合わせて、①プロダクト指向型DAO、②目的指向型DAOの2つに分けられます。また、DAOとセットで語られる、コミュニティは、大きく「開発者コミュニティ」「投資家コミュニティ」「ユーザーコミュニティ」の3つに分類することができます。
プロダクト指向型は、どこかの企業が中心となって開発するのでなく融資が集まって普及させリターンとしてトークンを得るモデルです。また、目的指向型は、文字通り共通の目的をもった人が集まるDAOです。
3)NFTによる所有革命:NFTでデジタル上のコンテンツなどに所有権を得ることが可能になります。
メタバース、NFTとWeb3を冷静に見ると・・!?
また、Web3の中で語られるメタバースについても、その真価について、正しく知ることが大切です。単にVRやXRなどの仮想現実として見ていくのではなく、あくまで、NFTと絡んだ技術として捉えることがポイントです。
自分たちにとってのメタバースとは、事実上所有権のあるインターネットであると考えています。つまり、真のメタバースとは、自分たちがメタバースに利害関係を持ち、所有権を持つことができるものです。
メタバース、NFTとWeb3、日本における機会
メタバースは、自分たちのデジタルな部分、自分たちのデジタル上の行動で構築された空間、コミュニティで、ほとんど国家のようなものです。
こうした中で、きっとメタバースがコロナで進んだ「リモート」のようにさまざまなシーンで活用されるはずです。そして実は現在でも分野によっては活用が進んでいます。
メタバースが新しいリモートの手段、距離を克服する手段として使われることに対する期待が示されています。工場の遠隔操作、遠隔手術ロボット、集中管理室の遠隔運営などはその例示で、大きな可能性があるといえます。
Web3とメタバース
実際に工場の生産現場や医療分野では、活用が進んでいる分野でもあります。つまり「リモート」的機能はすでに、市場にあるのです。
そこだけではなく、NFTと絡めたWeb3総体として考えた場合、メタバースが世界としてどのように人々にとっての場になるのか。をさらに深掘りをして考えることがポイントのようです。
この点においては、過去の投稿「【これぞ知の統合!バーチャリティの本質論を今、読もう!】メタバースさよならアトムの時代|加藤直人」も非常に面白いです。あわせてぜひ手にとって見てください!
まとめ
- Web3の現在段階での定義とは!?――人と人が直接つながりあえる社会です。
- Web3の基盤技術と社会変革の兆しとは!?――DeFi、DAO、NFTによる変化を見つめてみましょう。
- メタバース、NFTとWeb3を冷静に見ると・・!?――今もすでに活用されている業界があります。リモート機能であることと、NFTが絡んだときの世界観の広がりを分けて考えましょう。
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