【見立て次第で一攫千金!?】未来のお金の稼ぎ方|児玉隆洋

未来のお金の稼ぎ方
  • お金との向き合い方って、難しい・・・、そして今後、未来に向けてさらにお金って複雑になりそう・・って思いませんか?!
  • 実は、本質を見誤らないことがお金と上手に付き合う秘訣かも。
  • なぜなら、さまざまなビジネスやお金に関するテクノロジーが生まれても、人とお金の関係はおおよそ変わりそうもないからです。
  • 本書は、マネーに関する教育者である児玉隆洋さんによる、未来とお金に関する1冊です。
  • 本書を通じて、これからの時代のお金の稼ぎ方をマインドセットから考えるヒントを得られるでしょう。

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ダブルインカム戦略が基本!?

WEB3やDAO、フィンテックなどなど、お金に関するさまざまな新しいテクノロジーが萌芽しようとしています。私たちをとりまくお金環境はさらに複雑になるかのように見えます。

しかし、大切なのは、基本的なスタンスをぶらさないこと。実際、人類史でお金が登場したのは、直近のことだそうです。でも、脳は定量的に把握できることに対して、とても興味があるため、お金の虜になって、いつの間にか、お金=目的になってしまいがちなのも事実です。

500万年もの長い歴史から見れば、お金とのつきあいはわずか0.08%しかないということです。このあまりにも短い歴史の中で、お金は急速に進化しました。

◆歴史のたった0.08%で何が起きたのか

これまでも、これからも、お金ときちっと向き合うためには、「ダブルインカム戦略」が基本であると児玉隆洋さんは言います。

アメリカではすでに「ダブルインカム」がスタンダードになりつつあります。ここでのダブルインカムとは、労働からの収入と資産からの収入がある状態のこと。

◆「ダブルインカムを作る」スキルを身につける

日本人は、貯蓄が大好きな国民性でしばしば話題に上がりますが、対象的にアメリカは、貯蓄と資産運用のバランスを見極めるといいます。そして、子どもの頃から、こうした貯蓄と資産運用のバランスに関するマネー教育も盛んに行われていると言います。児玉隆洋さんは、これから、日本でもそうしたマネー教育が重要性を帯びる、と前置きしつつ、単に貯めるだけでないお金との向き合い方を推奨します。

コロナ禍で、お金あまりの状態が続く中で、少しずつ一般消費者にも資産運用の機運が高まってきたと見えます。今こそ、改めて、貯めるだけでないお金との付き合い方を見直してみたいものです。

資産運用を考える上で、自分でよく考えることが大切です。では、どんな視点で、お金と自分との距離感やマインドセットを作っていけばいいでしょうか?!「フラグ」と「マインドセット」という形で、以下のように私なりに、児玉隆洋さんの見解をレビューしてみたいと思います。

フラグを立てよ!?

資産運用となると、市場の見立てが重要です。そうしたときに、どこにニーズがあるかが手がかりになります。もっというと、下記2つの視点で、ビジネスや市場を見立てることで、より、具体性が増すと言います。

1.DNAを的確にとらえている
2.ユーザビリティを追求している

◆成長するサービスが持つ2つの共通点とは

DNAと言うのは、人の性に近いイメージです。どうしても人が求めしまうもの、幸福感とか、承認欲求とか、手抜き、手間抜きとか、グルメとか、健康とか、そういった根源的な価値に紐づくビジネスに特に着目するのが良いでしょう。

また、ユーザビリティについては、1)パーソナライズされているか? 2)UI(ユーザインタフェース)は、使いやすく刺激的か? 3)UX(ユーザエクスペリエンス)に、WOWがあるか? なども指標になります。もし、投資先を検討するなら実際に自分で利用してみて、その可能性に直に触れるのもポイントですね。

また、もう一つの大きな着眼点として「上りエスカレーター」に注目する視点として、次の3つを掲げます。

  • ①個人をエンパワーするか?
  • ②テクノロジーやデータを活用しているか?
  • ③そして、顧客のペイン(不)の解消をしているか?

これらについても、見極めることで、市場の風向きをつかむことができます。

また、裏を返せば、仮に私たちが、事業開発や新規事業創造を行うときには、こういった視点でどれだけ、顧客に向き合うことができるのかどうか?について、議論することも有意義になるでしょう。

マインドセットを磨け!?

みなさんは、お金を使うことにたいしてどのようなイメージを抱いていますか?投資に際しても、そうですが、確固たるマインドセットがあるのとないのでは、中長期的に見て、お金との距離感が全く変わってきます。

児玉隆洋さんは、このように捉えるのをおすすめしています。

お金は人生を豊かにする道具であるということです。

◆お金とはそもそも何か

だから、墓場までに持っていけないんです。「真田の6文銭」で十分かもしれませんね。

それよりも、人生を目的にしっかり据えたときに、しっかり考えて使用することが重要です。

お金のスキルのひとつであるお金を「使う」スキルとは、どんな未来がほしいのかを想像して、そこにつながる商品やサービスを応援すること。未来をよくするため、次の時代を豊かにするためにお金を使うスキルこそが求められる時代なのです。

◆「未来をよくするためにお金を使う」スキルを身につける

未来をよくするための、お金をいかに使えるか?も、未来戦略のひとつであるのです。盲信的に増やすのではなく、墓場まで持っていこうとせずに、考えて、他者や社会のためにいかに、お金を使えるか!?が、もしかしたら私たちひとりひとりの幸福につながってくるのかも知れません。

お金は巡り巡って、どこかでかえってくるものですから。

過去の投稿「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール|ビル・パーキンス」では、手持ち資金0円で死ぬ戦略が描かれていました。その方が、人生が圧倒的に豊かになると言います。合わせて、おすすめしたい1冊です!

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まとめ

  • ダブルインカム戦略が基本!?――給与収入と資産収入の両方からインカムを得ましょう!
  • フラグを立てよ!?――伸びるビジネスを見極めるために、いくつか本質的な視点を持ちましょう!
  • マインドセットを磨け!?――お金を使うスキルとして、「未来をより良くする」スタンスを持ちましょう!

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