- お金と聞くとどうしても、汚さを感じてしまいませんか!?
- 実は、お金への考え方を変えれば、人生が変わるかも。
- なぜなら、お金は、エネルギーの一部であり、そのエネルギーはみんなが平等に持っているものなのです。
- 本書では、著名の投資家 藤野英人さんが、明快に日本人とお金との付き合い方、ご自身のお金思想について語ってくれます。
- 本書を通じて、新しいお金観と投資観を得られると思います。
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なぜ、日本人は「清貧」のみをよしとしてしまうのか!?
清いことはとてもすばらしい。でも、そのために貧しくある必要はないし、ましてや貧しいことそのものは、正義でもなんでもないんですね。
日本人が美徳とする
私は、そういった「(間違って解釈された)清貧の思想」ではなく、清らかで豊かになることを目指す「清豊の思想」こそ、私たちは考えなくてはならない、と思っています。
日本人は、清く貧しい、清貧。もしくは、汚く豊かな、「汚豊」のいずれかしか見えていないのではないでしょうか。
でも、藤野英人さんがいうとおり、必ずしも貧しいことは正義ではないのです。
清く豊かな方向性があるのではないか、と自らの価値観に問うことから始めてもよいのではないか、と思います。
お金観を揺さぶる素敵な「経営者の言葉」とは!?
「私の成功とは、長期的な人間関係を築いて、人に奉仕することだ」
私がインド人経営者にぶったまげた理由
これは藤野英人さんが、ウィプロという会社のインド人経営者から聞いた言葉だそうです。
お金や名誉や地位などではなく、人のためにいかにいられるかを考え、事業にあたっているそうです。
長期的な関係性というところに、私もグッときます。
昨日今日明日でサヨナラという関係に、本当に幸せはないと私も思います。
永く付き合っているからこそ、きっと深い「学び」が両者の間に育まれることを、私も信じたいと思います。
過去の投稿「【人生を学びにする方法とは!?】学びのわざ|齋藤孝」において、齋藤孝さんは、「学び」とは「感動」を起点にしている、と言っていました。
長いGOODな関係の中で、ひとつでも多くの素敵な関係を共有できるかが、経済のポイントだと思います。
社長とはどういう仕事かと尋ねたとき、彼は即答しました。
従業員の頑張りはお客さんには無関係
「お客さんの代理人です」
彼の頭のなかにある「社長」のイメージは、一般的なピラミッド型組織の頂点ではなく、むしろ、逆さにしたピラミッドのボトムだと言います。
こちらは、サイバーエージェント社長の藤田さんとの会話の中のものだそうです。
藤田さんが言っていたのは、供給者目線ではなくお客さん目線で大号令するのは、強い権力をもっているからこそできる社長の役割である、ということです。
従業員の頑張りはお客さんには無関係
会社組織の中で、頂点かと思われた社長の役割は、じつは最もボトムの顧客の代弁者たるものであるべきだ、という考え方は目からウロコです。
たしかに、社長こそ皆に指示を発することができる重要な立場であるので、そんな方が、顧客目線を絶やさない組織は、社会からの信頼を得られることになると思います。
「経済」の本当の意味とは!?
「私たちの消費活動は、必ず誰かの生産活動につながっている」という、重要な真実です。
経済は「語系関係」
だから、良い消費者を目指すべきだと、藤野英人さんは説きます。
良い消費者とは、「ありがとう」の気持ちをもって、みんなの幸せを願い、消費を行うことです。全体を見られている消費の仕方といってもいいかもしれません。
経済とは、お金を通して、みんなの幸せを考えていくことなんですね。
エコノミーを「経済」と訳した日本人は誰かというと、諸説あってよくわかっていませんが、明治時代に福沢諭吉が訳したという説が有力なようです。経済という日本語は、もともと「経世済民」という言葉からきています。(中略)「世を経め、民を済う」という意味です。
経済の語源は「共同体のあり方」だった!
全体の幸せを目指しながら、お金と向き合えるかが、大切だと言います。
また、藤野英人さんはお金とは、エネルギーだとも言います。
エネルギー = 情熱 × 行動 × 時間 × 回数 × 知恵 × 体力 × お金 × 運
エネルギーの8要素
実は、お金というのは、エネルギーの一部なんですね。
そして、このエネルギーは掛け算なので、どれかが0でなければ、誰しもが、エネルギーを持っているということになります。
だから、みんなが投資家なのです。あなたは、何に投資をするか?単に、お金を盲目的に貯め込む、あるいは、自分のためだけに増やすのではなく、世の中のGOODNESSのために使うことができるのか!?が、目指していきたい、幸せな投資の考え方です。
まとめ
- なぜ、日本人は「清貧」のみをよしとしてしまうのか!?――みんなと一緒に「清豊」を目指してみましょう。
- お金観を揺さぶる素敵な「経営者の言葉」とは!?――「私の成功とは、長期的な人間関係を築いて、人に奉仕することだ」というインド経営者の社長の言葉をことあるたびに、思い出したいです。
- 「経済」の本当の意味とは!?――全体を見て、みんなの幸せを願うことです。
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