【台湾天才デジタル相の未来ビジョンとは!?】まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう|オードリー・タン,近藤弥生子

まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう
  • 世界を取り巻く課題が複雑になって、どうやって解決をしていけば良いのか、目標が見えにくい社会になっています。
  • 実は、そんな社会の中にあっても、デジタルを駆使して台湾をコロナから救った天才プログラマーであるオードリー・タンさんは、未来には希望が持てるといいます。
  • なぜなら、私たち自身が創っていけるものだから。
  • 本書では、オードリー・タンさんが考える未来像と、そこへ向かうためのスタンスを様々な視点から語ってくれています。
  • 本書を通じて、いかにデジタルの力を借りながら、人間中心の社会、政治、経済を運営していくのか、のヒントを得ることができるでしょう。

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ITとデジタルを混同してはいけません。

「IT(Information Technology(情報技術)」とは、機械と機械をつなぐものであり、「デジタル(Digital)」とは人と人をつなぐものです。

デジタルの向こうにあるもの

しばしば、オードリー・タンさんが日本で紹介されるときに、IT大臣と紹介を受けるらしいです。これには、ご本人も違和感を覚えているとのことで、その背景には、この引用の考えをお持ちだからです。

ITでも、Digitalでも、どうしてもそれらを語る時、テクノロジーや実現する技術の方に意識が向いて、それを活用したり、利用したり、メリットを享受するはずの人の方に目がいかないことは多々あると思います。

これまで、私たちは、産業革命以降、どうも機械中心の世界を作り上げてきてしまったようにも感じます。

それには次セクションで取り上げるような、オードリー・タンさんの言葉にも現れています。

私たちはSDGsの本質を理解しないといけません。

世界が連帯して、未来をつくるとき、指標となるのが、<SDGs>であるとオードリー・タンさんは言います。

「<SDGs>の達成と経済成長は両立しないのではないか?」と、その狭間で悩む人もいるかもしれません。私たちは日々さまざまなものを生産しすぎていて、そもそもそれらを生産しなければ、消費も廃棄も起こらず、地球への負担が減らせるのではないかといった指摘もあります。

私たちは何かを手放さなければ<SDGs>を達成できない?

消費前提となる経済で、作り過ぎの問題は、あらゆるところに出ていると思います。

・過剰な資源消費による環境破壊
・過剰労働による心身の不健康
・過当競争によるさらなる消費促進
・過剰な廃棄による環境汚染・・・・

このような一方通行の消費社会のせいで、ますます、私たちは、住みにくい環境を自分たちの手で創ってしまっています。

なぜ、こんなことになってしまったのか、、こうした問題に気づき、<SDGs>を単純な目標としてとらえるのではなく、その本質をつかむ「素養」を身につけることが大切だと、オードリー・タンさんは指摘します。

流されるのではなく、きちんと考える土台をひとりひとりが得て、その視点から物事を考えることが大切です。

そして、その先に必要となるのが、協業のためのコミュニケーションスキルであると言います。

世界が手を取り合うためには、新たなコミュニケーションスキルが大切!?

先ほど少しお話したように「ソーシャルイノベーション」を進めるためには、「共通の価値観」が必要です。

協業するためのコミュニケーションスキル

価値観に重きをおいて、互いにこの価値観を知ることからコミュニケーションを始めてみることが大切です。

この言葉を聞いて、実は、日本人だからとか、台湾人だからとか、そういうバイアスでひとを見ることはやっぱり危険なんだと思いました。こういう決めつけは、たしかに脳のエネルギーを過剰消費せずに、解釈をして仕事を円滑に進めるように思えます。でも、それは一時的なものでしかなくて、一方的なので、互いの理解がないぶん、いつかは破綻してしまいます。

それよりも、ひとりひとりが本当に大切にしたいと考えていることを知るのが、大切です。

「価値観から相手を知る」という、私の好きな言葉があります。英語だと”I’d like to know you by your values, not by your types, classes or roles.”ですね。

協業するためのコミュニケーションスキル

オードリー・タンさんの活動で面白いなと思ったのが、自分自身をメディアであり、プラットフォームだととらえて、毎週水曜日をオープンオフィスデーと決めて、どんな人でも彼に合うことができる時間を創っていることです。

そんな活動だけでも興味深いだけではなく、注目すべきは、40分間の面会時間の使い方です。

40分間の面会の間、私が話すのは最後の10分間程度で、他の時間は相手の話に耳を傾けることに集中します。

自分はメディアであり、プラットフォームである

この意図は、「相手がオードリー・タンさんの視点から物事を見てみたいと思っているから」だそうです。

これについては、人と価値観をすり合わせる際のとても良い活動だと思いました。

コンサルティングの現場でも喋りすぎてはいけなのですね。実は相手が聞きたいことがあるからそれを自然に引き出してあげる、と同時に互いの価値観をすり合わせながら、どんな支援が適切かを、気づき、あるいは提示してみることのやり取り自体がコンサルティングであると私は考えています。

まさに、オードリー・タンさんのこの活動や、価値観をすり合わせるスタンスから、協業を含むコンサルティングのためのとても素晴らしいヒントを得ることができました。

まとめ

  • ITとデジタルを混同してはいけません。――ITは機械と機会をつなぐくこと、デジタルは人と人をつなぐことです。人中心の世界観を持っていきたいですね。
  • 私たちはSDGsの本質を理解しないといけません。――より良い未来を作るための指標として<SDGs>がありますが、この本質を理解しないといけません。協業のために「価値観」のすり合わせも行いましょう。
  • 世界が手を取り合うためには、新たなコミュニケーションスキルが大切!?――「価値観」のすり合わせには、互いの話をよりよく聞く傾聴の姿勢が大切です。

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